浪漫飛行への誘(いざな)い

海外旅行は102か国、海外旅行、世界遺産、飛行機、卓球、音楽、歌謡曲、初物、語学、仏教シリーズ等の趣味の世界をブログに

YOUは何しに日本へ?

2013年04月23日 08時14分01秒 | TV番組

インターネットの普及とともに、ここのところテレビを見る機会がメッキリ減っているが、最近、好奇心からつい引き付けられるTV番組を発見。 それは、全国放映ではないかもしれないが、テレビ東京系列(東京では7チャンネル月曜夜6時半から)の「YOUは何しに日本へ?」Why did you come to Japan? というバナナマンが司会するバラエティ番組。もともと深夜番組で始まったようであるが、人気上昇中と見え、今は、ゴールデンタイムに放映されている。

空港に居合わせた外国人に「YOUは何しに日本へ?」と問いかけ気になる返答をした人に密着取材をさせてもらうものだが、空港に降り立つ外国人が何しに日本に来ているか、いつも興味を持っていたので、その好奇心を十分満たしてくれる。いかにいろいろな目的で日本に来ているかにビックリさせられる。

自分自身、東京を訪れる外国人に対するボランティアガイドを時々やっているので、まあその千差万別の来日目的には強い関心があり、現に様々な目的を持ったゲストをガイドした経験を持っている。自分の経験では、ホームレスの学会に出席するために来日し、東京でホームレス施設に案内したカナダ人、旦那の東京出張に付いてきたセレブでビバリーヒルズに住むセレブなアメリカ人、わざわざ桜を見に観光で来たオーストラリア人等々、ひとそれぞれ目的は千差万別で大変興味深い。こんな好奇心を満たしてくれるのが、この番組で、見ていて大変面白い。

自分もよく海外旅行に出かけるが、いつも疑問に感じるのは、国際線の飛行機に乗り合わせた人々について、「なぜこの飛行機に乗っているのか?」である。日本人も外国人も飛行機利用の目的は千差万別で、いつも全員に搭乗目的を片端から訊いてみたい衝動にかられていたので、ついつい番組に引き込まれる。海外で見かけた日本人についても、やはり「YOUは何しにこの国へ?」と訊いてみたくなる。

まだ、見たことがない人がいたら、是非一度この番組を見てください。海外旅行や異文化に興味がある人ならば、きっと病みつきになるはず。
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ヨーロッパ制覇への一人旅

2013年04月20日 20時49分35秒 | 旅行

5月末から、コーカサスのアゼルバイジャン、グルジア、アルメニアへの一人旅を予定している。 当初、ヨーロッパ完全制覇をめざした旅行と位置付けていたが、イスラエルへの旅は、現在、外務省から渡航延期指令が出ているので、現時点では危険と判断し、今回は断念することにした。

従って、今回の旅行が無事に行けば、イスラエルを除く、ヨーロッパ全部の国と地域(51カ国)への旅行が実現する。全世界では、92カ国となり、目標の100カ国まで残り8カ国というところまで来た。

世界遺産としては、コーカサスでは「城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔(アゼルバイジャン)」「ムツヘタの文化財群(グルジア)」「エチミアツィンの大聖堂と教会群及びズヴァルトノツの古代遺跡(アルメニア)」、ドイツでは、フランクフルトの近くにあるメッセルピット化石地域を見て回る予定。

旅程は、成田→イスタンブル→バクー→トビリシ→エレヴァン→トビリシ→イスタンブル→フランクフルト→ロンドン→成田というルートで、飛行機搭乗は、7回を予定している。

コーカサスの3つの国を訪問後、古巣のフランクフルトのスポーツクラブで、ドイツ人の友人と卓球をやるプランを立てている。 フランクルフルト時代に同じクラブチームでプレイしていたが、実力はほぼ互角なので、プレイを楽しみにしている。また、昔の職場の仲間と再会できればとも思っている。イギリスでは、まだ行ったことがないウェールズ(カーディフ)に足を運ぶことも計画している。

今回は全部で20泊22日という長旅の一人旅になるので、若干の不安もある。特に、行ったことがないところへの旅ばかりなので、何が起こるか心配でもあるが、トラベルがトラブルにならないことを祈っていてください。パソコンを持って行くので、余裕があれば、簡単な旅日記を書きたいとも考えている。
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ドイツの労働環境の素晴らしさ

2013年04月03日 17時33分05秒 | ビジネス

 

4年半のドイツ勤務で、ドイツと日本の労働環境の相違をいろいろ体験した。

なかでも、日本に比してドイツが優れているというか進んでいるというかドイツの労働環境の素晴らしさを紹介したい。

ドイツでは休暇優先主義というか、遊ぶために働くというか、会社によって異なるかも知れないが、まず、年次有給休暇が年間で30日(日本は20日)であり、もちろん次年度への繰り越しも可能。残業した場合は、残業分をお金で受け取るか、休暇に振り替える(Compensation)かの選択ができる。例えば、8時間残業したら、1日の休暇に振り替えることが可能で、ドイツは税金が高いせいか、ほとんどの人が休暇に振り替える。

また、風邪を引いたりして病院に行く場合、日本では半休や年休を取ったりする人が多いが、ドイツでは、Doctor’s Appointment として、年休とは別枠で、休暇を取ることができる。病気で年休を食いつぶすようなことはないのである。従って、残業も含めると、年間40日以上の年休を持っている人がほとんどである。

ある時、下記のような会話が職場であった。
休んでいた社員に上司いわく「顔色がいいじゃないか、元気になったようだね。」

社員いわく「医者から暫くスパに行って療養したほうがいいと言われたので、明日から2週間ほど休暇をいただきます。」---これは医者の診断書があるので、もちろん特別休暇。

日本だったら、その会話は……

上司いわく「顔色があまりよくないね。病院で見てもらったほうがいいのでは?」

社員いわく「大丈夫です。仕事がたまっているので、薬でも飲みながら頑張ります。」

この違いは一体何ですかね?

もともと年休の日数が多い上、残業は休暇に振り替え、病気で年休を使うことがないのであるから、当然、長期の休暇(ウアラウプ)を取る人がほとんどである。多くの同僚は年に3週間位の長期休暇を最低2回は取っていた。休暇を取るために仕事をしている印象さえあった。

また、ドイツでは、社員が年休を使用せず、余らしてしまった場合、会社が罰金を支払わなければならない制度が導入されている。従って、会社としては、社員に年休の完全消化を促すことになるので、必然的に、年休消化率100%となる。

年休を取らないのが美学ともなりうる日本とは大違いであり、日本でも罰金制度を導入したら労働環境が改善されるのではないか。ドイツの素晴らしさは、社員にそれだけ年休を消化させても、仕事がしっかり回っていて、産業技術レベルも日本に決して負けていないということである。

また、最近、日本でもどの会社も業績評価制度なるものを導入していると思うが、問題は、上司が勝手に部下を評価し、給与やボーナスにリンクさせていることである。

ドイツの評価制度では、上司が部下を評価し、点数とコメントを書いて、部下の署名を取得しなければ有効にならない。上司が評価内容を部下に文書できちんと説明し、双方で納得する必要がある。人によっては評価内容で数カ月もめたこともあったが、本人が納得の署名をしなければならないとするあたりが画期的である。

評価制度自体は必要だと思うが、日本の多くの会社では評価が一方的になっていて、部下にとっては、結果しかわからず、不満が残っているのではないか?日本の会社もドイツ式の評価制度を学ぶべきであろう。

上記のような労働環境は、ドイツに限らず、欧米の企業も同じかも知れないが、今の日本では、サービス残業は当然で、多くの人が年休は完全消化どころかなかなか取れないことも多く、憂慮すべき状況にある。

今どきの若いサラリーマンを見ていると皆余裕がなく、仕事に疲れている気がする。日本では長期休暇旅行など夢のまた夢の世界かもしれないが、社員にきちんと休暇を取らせる環境を整備し、会社も業績もあげているドイツのような国もあることを見習うべきであろう。

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