花浄土鹿児島

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萩別府の坂 かごしま自然百選 2021/09/25(鹿児島)

2021-09-26 16:17:36 | 自然観察
9月25日(土)今年4月に訪れた萩別府のシラス壁の坂を再訪しました。

萩別府地区のシラス壁の坂 説明板 以下の画像は9月25日に撮影


鹿児島市北部清掃工場の西隣、萩別府公民館の西側80mほどに入口があります。車両の通り抜けは困難なため、見学者は公民館に駐車するよう書かれています。

8時4分 坂の入口


坂の長さは180m程度でしょうか、両側のシラス壁が10数mも切り立つ狭い道で、他にあまりない不思議な風景です。

8時11分 まだ薄暗い 坂の上側から下の方(西側)を見る


8時18分 坂の上(東側)から差し込む光の筋


シラス壁 上の山には孟宗竹と照葉樹が生い茂る


シラス土壌(火山噴出物)の山です。道路面はコンクリート舗装されていますが両側は自然のままです。軽トラがどうにか通れる程度で、小規模なシラスの崩れ、枯枝や倒木の落下がありました。

8時24分 坂の途中から上の方(東側)を見る


昭和33年ごろまで集落の人たちは水を汲むため、坂の下の井戸まで往復していました。勾配を緩やかにするため山道を少しずつ掘り下げた結果、高いシラス壁の道になったそうです。

バイクで田圃の見回りに来た農家さんは、今もここを通るのは私だけと笑っていました。雨の日や風の強い日は落下物で危険なため通らないそうです。

8時26分 坂の下側を見る


ここには小さなトンネルがある


戦時中の防空壕か、農業資材でも置かれていたのか、道路維持に使う土を掘り出すうちにトンネルになったのでしょうか。

12時16分 周辺の田圃などを巡った後に再度立ち寄る


坂道を覆う孟宗竹と樹木


朝方ほどではないものの、坂道は薄暗いままでした。先人の苦労がしのばれる遺跡みたいな場所ですが、雨風の強い日は落下物の危険性が高いので立ち入らない方が無難です。

前回訪れた時のブログはこちらです。
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