花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

残暑 新川源流部の水田を巡る 2021/09/25(鹿児島)

2021-09-27 17:38:05 | 自然観察
9月25日(土)萩別府のシラス壁の坂を下り、細長い水田地帯を巡りました。

新川の源流部 水田跡に残る掛け干しの柱 以下の画像は9月25日に撮影


車は萩別府公民館に置かせてもらい、最初にシラス壁の坂を撮影。坂を下りた突き当たりには、ごく小さな水の流れ。そこを右手上流部に少し歩くと水田跡がありました。

水路西側のシラス崖 小規模な崩落


この付近では溝の幅が50センチほどしかありません。殆どが耕作放棄地となっていますが、所々に小さな水田耕作が続いていました。

まだ川というよりは小さな水路ですが、グーグルマップで見るとこの辺りが新川の源流部です。河川として管理されているのはもっと下流部からのようです。

ミズヒキソウ 花茎が細長く曲がっていて写しにくい


イヌタデ あまり数は多くなかった


川沿いの藪や水田跡地には様々な野草が茂っていました。鹿児島市中心部から車で30分以内、手頃な自然観察地かもしれません。

田圃の彼岸花 少し盛りを過ぎていた


昔ながらの田圃で細い畦道のカーブが気持ちよく続いていました。花好きの人なのでしょう、周辺には黄色いショクキズイセンも咲いていました。

ここの彼岸花が一番目立っていた


萩別府公民館から南側へ直線距離で400mほどの場所です。田圃の土手に一杯彼岸花が植えられていました。

川沿いの道は軽トラが通る程度で、離合可能な個所は限られます。自然観察などでは広い場所に車を止めて歩く方が無難です。

イノシシの被害があるらしい


イノシシ対策の電気柵がありますが、畦道をイノシシが掘ったような跡が付いています。近くにはイノシシが寝ころんだような跡を見かけました。

道路横の山には急傾斜ながらも、イノシシの通り道らしきものがありました。

鹿児島市北部清掃工場調整池の下流部


この辺りでは幅2m程度ですが、まだ川というよりはコンクリート水路です。小さな山桜が横にありました、春先はきれいな花が見られるかもしれません。

新川上流部を示す標板 上西之谷公民館近く


甲突川上流部と勘違いしていたのでしょうか、標板には「甲新川」とあります。かつては大雨のたびに新川は下流部の市街地で氾濫していました。

この下流部には2012年に西之谷ダムが完成し洪水対策に役立っています。穴あきダムで普段は川をせき止めず、大雨時に貯水し流量を制限するものです。

下流部の上西之谷公民館前に出た


萩別府公民館からは1.4kmほどの距離です。川沿いに歩いて初めて民家と公民館がありました。東側は高いシラス崖になっており、その下を新川が流れています。水田には農作業の人が3人見えました。

鹿児島市の最低気温は23.2度でしたが、日差しは強く最高気温は31度。交換レンズはリュックで背負い、画質優先のため三脚を持ち歩きました。

結果的にはレンズは交換の面倒さが先に立ち使わずじまい。三脚も朝の薄暗い時間帯は役立ちましたが、後はあまり使わないままでした。

撮影にはズームレンズ付きのカメラ一台でも十分でした。ゆっくりと3時間半ほど歩きましたが、強い日差しに照らされ大汗が流れて大変疲れました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。