はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

月全ツ「ダル・レークの恋」・上

2007-06-18 19:47:29 | Weblog
うん、面白かった。
星版をDVDに落とせたから、観ようかと思ったけど、やめてました。

これは正解だった。
私は初見命なので、他バージョンで先に観てしまうと、
先入観とかが邪魔してダメなのです。

星版は、生で観てないし、
かなり前に…さえちゃんを中心にビデオで観た作品だから、
既にほとんど覚えていませんでした。

印象は、あの…カマラちゃんがサリーをぐるぐるほどかれちゃう場面ばかりで…
お祭りの次は何故かいきなり、お別れの場面なの(笑)。
なんちゅう記憶だろ!

だから、話もところどころを知らなくて、よかった。
ほぼ、ずっとオペラグラスをあげたまま観ていたのも、久しぶりだなぁ。

とにかく、私は、
みゆちゃんを観に行ったんだけど、
結構、しっかり全てを見入って来ました。

正直…
この演目が決まった時、瀬奈さんにこの作品はどうなのかな?と思いました。
だけど、…ターバンは、やっぱりあさちゃんの小さいお顔には、大きすぎて、
はっきり言って、ターバンに被られてる感じが否めなかったけれど、
(そりゃ、かしちゃんに敵う人はそうそうおるまい・笑)
軍服も、あさちゃんには大きすぎない?って思う場面もあったけれど、
でも、お芝居は面白かった。特に2幕の途中までは。

この作品は、
同じ台詞を畳み掛けて行く手法で綴られていく。
この同じ言葉と言葉の間というものに潜む何か、
を、どう表現していくか…なんだろうと思うんだけど、
あまり動いてはいけないであろう、ラッチマンのお芝居、
名作ゆえに、動かずにお芝居をするあさちゃんは、
非常にこちらの想像を掻き立ててくれて、よい。

カマラかなみちゃんが、
恋心と規範に振り回され、翻弄される様子が、
気品を保ちながらも、愚かさをも、新鮮に醸し出している。
実に自然に翻弄されていくのが、可哀想なのね。

台詞の間の取り方も、非常によくて、
かなみちゃんのタイミングと、それを待ち受けるあさちゃんの表情っていうのが、
なかなか絶妙で、よかったんだろうと思います。
お互いのバランスの取り方が…
トップさんとして組んで来て、ぴたっとあってきた、というのか。

2幕の途中まで、と言ったのは、
物語のクライマックスの難しさというのを、ものすごく感じたからです。

多分、男性側の気持ち…とか、ロマンとか、そんなものなんでしょうけれど、
これは…台詞に無い部分をどう解釈して表現するかで。
観ていて、私には、あさちゃんのラッチマンがわからなかった…
そうだなぁ、中日公演の「あかねさす」を観た時のうやむやさ加減がまたやってきた、と言ったらいいのかな。

でも、「ダル恋」という作品は本当に難しい。
ラッチマンの側も自分でぶち壊してしまった、
という気持ちもありながら、
やはり、カマラの一族とカマラ自身からうけた侮辱によって壊された自尊心、
それでも消し去ることの出来ない恋心…
この狭間で苦しむラッチマンも気持ち、
ここで、自分の家柄で手のひらを返されることで、更に受ける傷…
この辺りをどう表現していくのか。

…最後、カマラちゃんが、もう少しおバカさんでもいいのか…
なぁんて、いろいろと考えながら、降りていく緞帳をみつめていたのでした。

これは、あさちゃんだからっていうのではないし、
さて、星版だってどこまで?って思ったので、
またDVDを観てみようと思います。

ああ、偉そうに書いちゃった!(いつもか?)

その他のこと。
前述のサリーを…っていうか、船の場面?
あの場面、もちろん楽しみにしていたのですが、
どういうこと?
私は、かなみちゃんの見事なお腹の筋肉を眺め、
いや、食い入るようにみつめ、
みつめて、場面が終わってしまった…!

待て待て。
あそこは、悩ましい表情を観なければならなかったのでは?
自らの体型と比較して、反省してる場合では無かった……
(しかも、省るだけで、何の対策もしないくせに…なら無駄じゃん!)

無かったけど、気付いた時には、
カマラちゃんは、ラッチマンに押し倒され、
ラッチマンの手は、カマラちゃんの胸に行ってたから…
万事休すでした。あーあ(笑)。

と言いながら、
フィナーレのデュエットダンスのかなみちゃんのお衣裳が、
またもや、お腹を見せてくれてるのを見ると、
やっぱり視線はお腹に集中なのでした(苦笑)。

ゆーひさん。
開演前にお会いした、ゆーひさんファンの皆様に、
「ウチは最初1時間暇だから」
って言われたんだけど、
確かに、見事に音沙汰が無いものね。
こりゃ、私の記憶からこの役が抹殺されていたのにも納得。
稔さんが…って言われても、思い出せないんだもん。
ぶんちゃんは知ってるけど。

THちゃんは、もう、このゆーひさんにメロメロです。
今日が千秋楽だけど、現在進行形でいいよね?
サングラスが、とか、サイコロが、とか、
かなり断片的なメールがやってきて、
その時点では観劇予定がなかった私は、
ここから何を想像せいと言うんぢゃ?と思っていました。

あさちゃんのラッチマンは、器の大きい男、というよりは、
こまやかな神経の行き届いた人、という感じがして、
何処の馬の骨って言われる割に、育ちを感じるという風情でした。
これは、王族の皆さんからの感覚の問題だから、
そこら辺が、案外よかったなと思うんですが、
ゆーひさんペペルが、非常に大きな度量を感じる役作りなのが対称的で面白かった。

ラッチマンのことを忘れ去ってることも、
なんか説得力あるし、
その大きさに、リタがコロッと行っちゃったんだろうな。
…あ、THちゃんたちもね。
うさん臭さ満載なのも、よかったね。

ゆーひさんが若手スターだったころ…
そう、「黒い瞳」の役替わり、プガチョフを演ったゆーひさんを少し思い出した。
今…「黒い瞳」を観たいかも。
そりゃ、かっこいいよ~。
あさちゃんもかなみちゃんも似合いそう。

あの時、先に代役プガチョフを観て、
それから、やはりリカさんのを観なければならないだろうと、リカさんのを観て、
さすがリカさんだなぁと思ったけれど、
リカさんを観なければ…
多分、ゆーひさんのはゆーひさんので、納得できたんだよね。

今ならば…
もっと野性味あるプガチョフかな。
観たいなぁ、ゆーひさんのプガチョフ。

で、ゆーひさんには、もう一つトピックスがありました。
ゆーひさんの「すけすけ衣裳」をお見逃しなく、
と、Hちゃんからのお達しがあったのですよ。

すけすけ?何、それ??
はじめは、どこかオーガンジーになってて、
素肌を透かして見せちゃってるのかしらん?
と、勝手に想像したんだけど、
どうやら着ている衣裳の生地が薄くて、
ライトの関係で透けて見える、ということらしい。

Hちゃんは、ちゃんとどの辺りの場面か教えて下さってました。
開演前…っていうか、
神奈川県民ホールまで歩く道すがら、
すけすけ衣裳、すけすけ衣裳♪
と、心の中でリピートしながら歩いていたのです。
もう、どんな衣裳なのか楽しみでたまらない。

ところが、
あまりにも夢中で観劇したために、
休憩時間には既に、すっかり、このことを忘れ去っていたという…。
せっかく反復してたのにねぇ……。

で、2幕になっても忘れ去ったまま、
お芝居が終了しても、さっぱり忘れていたの。

だけど…私の本能?は素晴らしい!!
かなみちゃんのお腹を観賞しながら、思い出したのです。
やばいっ、すけすけ衣裳!?

確か、3人の場面って言ってた?
と、オペラグラスを後ろに動かすと、
ゆーひさんは、階段の上で踊っておられました。
そして…

おおお!確かに、透けている!!(笑)
(本当に、クスクス笑ってしまった)

だけど、
その時、舞台前方で、へそ出しかなみちゃんと、悩ましく踊るあさちゃんのは、透けてないの。
ちょいと待って?
せっかくかなみちゃんは、おへそを見せて頑張ってるのに、
あさちゃんは……温存??

ゆーひさんは、背後で大サービス?だけど、
これは同時に観られないじゃん…。
どちらも美味しい、と考えるべきなのか?

ゆーひさんのズボン?と言っていいのか、
とにかくそのお衣裳は、裏地が無いのか、
白い生地であるために、照明が当たる角度によって、
くっきりとその脚のラインの影が…露わになるのでありました。

更なるHちゃんの情報に基づいて、
キャトルに販売写真の見学に行って参りましたが、
本当だ、写真も、見事に脚のラインが……。
この写真を選んであるということは、
はじめから、脚のラインをご披露することを前提に作られてるのでは?
確信犯か…ぬぬぬぬぬ。

ということなので、
うっかり見逃しちゃった方は、キャトルで見学ないしは、ご購入下さいますように。
ファンの方は、そりゃ漏れなくご購入でしょうねぇ。

いやはや、すんでのところで思い出してよかった!
楽しませていただきました~。
有難う、Hちゃん♪


つづく。


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2 コメント

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ナルホド ()
2007-06-18 21:12:25
ご感想、興味深く拝見♪

お御足拝めたようで何よりです(^-^)



今度、星組版DVDをご覧になったら、また感想をお聞きしたいです。なんてったって、星奈優里ちゃんのカマラ姫は絶品ですから!!
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おかげさまで(笑) (foxytale)
2007-06-18 22:22:48
ちょっと、危なかったけど、まぁ何とか。言われてなかったら、まんまと見逃していたと思われるので、感謝です♪

そうねぇ。
私は、ひょっとしたら、かなみちゃんのカマラの方が、好みのお芝居かも?って思いながら観ていたのですよ、実は。
面白い感想が書けそうだったら、また。
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