ベルばら帰りでございます。
一番、思ったことは、
本当に観られてよかった!
ということでした。
今日は、恐らく、
会社では、私がいないために、
(昨日まで、私が居ても、大変に忙しかった訳なので)
みんなが地獄を見たに違いないのですが、
休みを頂けたことに、素直に、しおらしく、感謝、感謝、感謝…
明日から、また、頑張らなくちゃ!
と、強く思ったのでした。
観劇して驚いたのは、
私が、鶴を折る時間が無いくらい、
アンドレの出番、出番、出番、であったこと。
それなのに、
このハードスケジュールの中、これだけのクオリティで作り込んで来るとは…
恐るべし、蘭ちゃん!
台詞の数も、相当ですが、
その全てが響き、一つ一つ、お腹の底まで落ちていく感覚でした。
台詞というのは、その一つ一つの抑揚や音程を取ることだけではなく、
どこを抑え、どこをぶつけるか、という計算が、非常に大事だと思うのですが、
その計算をきっちりして組み立てていて、
それを、自分でしっかり守っているのが、非常に感じられました。
その制約の中で、感情を豊かに注ぎ込んでいる。
いつも、そういうお芝居をする人ですし、
そこが、私が好きであるポイントの一つなのですが、
その良さを再確認、感動、満喫…させていただきました。
その制御があるが故に、
客席に伝わること、客席が乗って行かれること。
そして、それ故に、ますます男らしさに研きがかかり、また、
さりげない包容力にも、深みが増しているんですよね。
更に、
仕草や動き、姿勢の見事さ。
ベルばらの様式美という言葉はよく聞きますが、
それをやりこなせると、こんなにも……というものを、
堪能させていただきました。
例えば…
最もわかりやすい例で言えば、今宵一夜。
アンドレの膝にしな垂れかかるオスカルの図。
あの時に、あんなにも広い空間を提供出来るアンドレは、そうそう居ないと思うのです。
つまりは、膝は、きちんと直角にオスカルに差し出され、
ご本人の上半身は、重心をもう片方の脚に、すっくと床に垂直に真っ直ぐに伸び、
そこで、完璧なバランスを保っていて、決して揺らがない感じなのです。
オスカルは、まるで、
椅子に寄り掛かるような安定感で、
アンドレの膝に寄り掛かる…
その上から、ふわりと舞い降りるように、アンドレの腕が、顔が、包み込んで行くのです。
アンドレの大きさが、
身体のサイズ以上に、大きく伝わるんですよ。
オスカルと一緒に、観客席の私たちも、アンドレに包まれてるような錯覚を…
ええ、錯覚ですとも!
でも、幸せだからいいんです。
こういった場面以外でも、
軍服を着て立つ立ち方一つでも、
一つ一つのポーズや動き、何処に力を入れるか…
そういったテクニックの粋が結集されているのを感じました。
最高に、
こんなの観たことない!
と、ずきゅんと撃ち抜かれたのが、
バスティーユの橋の場面。
橋上のアンドレと、橋の下のオスカルが、
「共にフランスの為に!」
って、剣を抜いて誓い合うじゃないですか?
あの時の剣の動く軌跡。キレ。
めっっっっちゃ、かっこいいっ!
あそこ、ニュースのダイジェストに入れて欲しい!
ご覧になれなかった皆さまにも、観ていただきたいっ。
そういう「動き」で言えば、
お屋敷の階段から転げ落ちる、落ちっぷりも、
あまりにもリアルで、しかも、大きいのが、
う~ん、流石!
と思いましたし、
橋の上で、蜂の巣状に撃たれる様も、
ダイナミックと言ったらいいのか、
ただ撃たれてるんじゃなく、
撃たれた箇所が、砕け散るくらいの衝撃を感じ、
血飛沫が見えるようでした。
それから、
目が見えないお芝居。
これが、身体全体で表現する見事さ!
衛兵隊の皆さんは、本当に堪らない気持ちにさせられるでしょうね。
多分、背中から見ていても、
見えていない感じが伝わったんじゃないかしら。
見えないから、
耳や、肌に伝わるものから、探ろうとする様子が、
全身から、びしばし、しかしリアルに感じられる。
びりびりと神経を、張ってる感じが。
絶賛、ですね(笑)。
でも、馬鹿ファンなのは、今始まったことじゃないですとも!
素晴らしいアンドレを観せて下さった蘭ちゃんに、感謝。
観る時間を下さった会社に、感謝。
観せて下さった神様に、感謝。
ベルばらのお話は、まだつづきます。
一番、思ったことは、
本当に観られてよかった!
ということでした。
今日は、恐らく、
会社では、私がいないために、
(昨日まで、私が居ても、大変に忙しかった訳なので)
みんなが地獄を見たに違いないのですが、
休みを頂けたことに、素直に、しおらしく、感謝、感謝、感謝…
明日から、また、頑張らなくちゃ!
と、強く思ったのでした。
観劇して驚いたのは、
私が、鶴を折る時間が無いくらい、
アンドレの出番、出番、出番、であったこと。
それなのに、
このハードスケジュールの中、これだけのクオリティで作り込んで来るとは…
恐るべし、蘭ちゃん!
台詞の数も、相当ですが、
その全てが響き、一つ一つ、お腹の底まで落ちていく感覚でした。
台詞というのは、その一つ一つの抑揚や音程を取ることだけではなく、
どこを抑え、どこをぶつけるか、という計算が、非常に大事だと思うのですが、
その計算をきっちりして組み立てていて、
それを、自分でしっかり守っているのが、非常に感じられました。
その制約の中で、感情を豊かに注ぎ込んでいる。
いつも、そういうお芝居をする人ですし、
そこが、私が好きであるポイントの一つなのですが、
その良さを再確認、感動、満喫…させていただきました。
その制御があるが故に、
客席に伝わること、客席が乗って行かれること。
そして、それ故に、ますます男らしさに研きがかかり、また、
さりげない包容力にも、深みが増しているんですよね。
更に、
仕草や動き、姿勢の見事さ。
ベルばらの様式美という言葉はよく聞きますが、
それをやりこなせると、こんなにも……というものを、
堪能させていただきました。
例えば…
最もわかりやすい例で言えば、今宵一夜。
アンドレの膝にしな垂れかかるオスカルの図。
あの時に、あんなにも広い空間を提供出来るアンドレは、そうそう居ないと思うのです。
つまりは、膝は、きちんと直角にオスカルに差し出され、
ご本人の上半身は、重心をもう片方の脚に、すっくと床に垂直に真っ直ぐに伸び、
そこで、完璧なバランスを保っていて、決して揺らがない感じなのです。
オスカルは、まるで、
椅子に寄り掛かるような安定感で、
アンドレの膝に寄り掛かる…
その上から、ふわりと舞い降りるように、アンドレの腕が、顔が、包み込んで行くのです。
アンドレの大きさが、
身体のサイズ以上に、大きく伝わるんですよ。
オスカルと一緒に、観客席の私たちも、アンドレに包まれてるような錯覚を…
ええ、錯覚ですとも!
でも、幸せだからいいんです。
こういった場面以外でも、
軍服を着て立つ立ち方一つでも、
一つ一つのポーズや動き、何処に力を入れるか…
そういったテクニックの粋が結集されているのを感じました。
最高に、
こんなの観たことない!
と、ずきゅんと撃ち抜かれたのが、
バスティーユの橋の場面。
橋上のアンドレと、橋の下のオスカルが、
「共にフランスの為に!」
って、剣を抜いて誓い合うじゃないですか?
あの時の剣の動く軌跡。キレ。
めっっっっちゃ、かっこいいっ!
あそこ、ニュースのダイジェストに入れて欲しい!
ご覧になれなかった皆さまにも、観ていただきたいっ。
そういう「動き」で言えば、
お屋敷の階段から転げ落ちる、落ちっぷりも、
あまりにもリアルで、しかも、大きいのが、
う~ん、流石!
と思いましたし、
橋の上で、蜂の巣状に撃たれる様も、
ダイナミックと言ったらいいのか、
ただ撃たれてるんじゃなく、
撃たれた箇所が、砕け散るくらいの衝撃を感じ、
血飛沫が見えるようでした。
それから、
目が見えないお芝居。
これが、身体全体で表現する見事さ!
衛兵隊の皆さんは、本当に堪らない気持ちにさせられるでしょうね。
多分、背中から見ていても、
見えていない感じが伝わったんじゃないかしら。
見えないから、
耳や、肌に伝わるものから、探ろうとする様子が、
全身から、びしばし、しかしリアルに感じられる。
びりびりと神経を、張ってる感じが。
絶賛、ですね(笑)。
でも、馬鹿ファンなのは、今始まったことじゃないですとも!
素晴らしいアンドレを観せて下さった蘭ちゃんに、感謝。
観る時間を下さった会社に、感謝。
観せて下さった神様に、感謝。
ベルばらのお話は、まだつづきます。