未曾有の大災害から一年。
今でも、節電の文字か貼られた、手指乾燥機であったり、
蛍光灯が抜かれた電車の天井だったり…
こんなものは、傷跡ですらないのだけれど、
うっすらと掛かった影の端っこのようなもの。
写真は、SONYビルの前のチャリティ企画展示。
私自身は、今日、この日に、
恵まれて、観劇させていただきました。
いろんなイベントが全国であるのでしょうが、
私は、ある意味、いつもの休日と変わらず…
そして、ある意味贅沢に、ご贔屓のパフォーマンスを堪能させていただくことが出来…
本当に幸せなことです。
観劇しながら、
今日という日のことを、半ば忘れ、
久しぶりに座った2階席からの眺めを、嬉しく満喫していたのですが…
小舟を漕ぐ場面……「祈り」というタイトルを思い起こし、
はっと、立ち返ったのであります。
観劇前に、この場面は、
そういう想いで観たいって思っていたのですが、
まさしく……
この場面は、
舞台から、2階席に向かって、風を送り込まれている気持ちになるのです。
船の帆のような装置が設置されていますが、
こちらの帆もまた風を受け、漕ぎ出して行かれるように…
愛の風が吹き上がって来る、感覚。
今日は、
まさに、日本がそうやって手を繋いで漕いで行くんだ…
って思ったのでした。
ああ……
感じた風を、大切に胸にしまい、
そしてフィナーレが終わる……ところで、
緞帳が、途中で止まりました。
そうだ、ひょっとして?
とは、思っていたのですが、ご挨拶が、ありました。
組長さんのご挨拶。
そして、蘭ちゃん。
私は、一年前のディナーショーの時に、
悲痛な面持ちで、震災の話をされた蘭ちゃんのお顔、
募金箱の前に立たれたお顔を、忘れることができません。
あの時のことを、強烈に想いだしながら、
ご挨拶を聴いたのでした。
亡くなった方々への哀悼の意、
そして被災された方々へのお見舞いの気持ち。
全国ツアー時に、被災地を訪れ、
施設や仮説住宅を訪問したこと、
そこで、傷付きながらも、前向きに、復興への意欲に満ちた被災者の方々と出会い、
訪問を心から喜んで下さり、笑顔を沢山いただいたのが、とても嬉しかったこと。
こうして、公演をすることで、
皆さんと心を添わせ、歩んで行きたい……
といったような意のことだったと思います。
一言一言大切に、噛み締めるように言葉を紡いだ蘭ちゃんでした。
この一年。
私自身も…そして、ファンとしての私も、
いろんな変化や経験がいろいろあり、
地震や津波による苦労は、ほとんど無いに等しいにせよ、
振り返れば、いろんなことを考えたり、
…走ろうとしたり、ジャンプしようとしたりしたような、
短いようで、かなり、ぎっちり詰まった一年で、
一年前を遠く感じる感覚すらあります。
しかし、一年前の今日、自分は今頃……
これを書いてる現在の時間は、会社から、みんなで車に乗り込んで、
何とか脱出を図ろうとしていたのかな?
…リアルにあの感覚を思い起こせる自分もいて、
まるで、昨日のようにも感じる…。
一年間、大なり小なり、
みんなが傷ついたり、苦しんだり、頑張ったりした時間だったと思います。
小なり、に属する私が言うべきことでもないと思わないでもないですが、
いや、でも、やっぱり、次の一年間のためにも……
一年間、お疲れさまでした。
いただいた勇気、パワー、笑顔に、心から、有り難うございました。
これからの一年間も、
みんなで、手を繋いで、漕ぎ出す一年にして行かれますように。
今でも、節電の文字か貼られた、手指乾燥機であったり、
蛍光灯が抜かれた電車の天井だったり…
こんなものは、傷跡ですらないのだけれど、
うっすらと掛かった影の端っこのようなもの。
写真は、SONYビルの前のチャリティ企画展示。
私自身は、今日、この日に、
恵まれて、観劇させていただきました。
いろんなイベントが全国であるのでしょうが、
私は、ある意味、いつもの休日と変わらず…
そして、ある意味贅沢に、ご贔屓のパフォーマンスを堪能させていただくことが出来…
本当に幸せなことです。
観劇しながら、
今日という日のことを、半ば忘れ、
久しぶりに座った2階席からの眺めを、嬉しく満喫していたのですが…
小舟を漕ぐ場面……「祈り」というタイトルを思い起こし、
はっと、立ち返ったのであります。
観劇前に、この場面は、
そういう想いで観たいって思っていたのですが、
まさしく……
この場面は、
舞台から、2階席に向かって、風を送り込まれている気持ちになるのです。
船の帆のような装置が設置されていますが、
こちらの帆もまた風を受け、漕ぎ出して行かれるように…
愛の風が吹き上がって来る、感覚。
今日は、
まさに、日本がそうやって手を繋いで漕いで行くんだ…
って思ったのでした。
ああ……
感じた風を、大切に胸にしまい、
そしてフィナーレが終わる……ところで、
緞帳が、途中で止まりました。
そうだ、ひょっとして?
とは、思っていたのですが、ご挨拶が、ありました。
組長さんのご挨拶。
そして、蘭ちゃん。
私は、一年前のディナーショーの時に、
悲痛な面持ちで、震災の話をされた蘭ちゃんのお顔、
募金箱の前に立たれたお顔を、忘れることができません。
あの時のことを、強烈に想いだしながら、
ご挨拶を聴いたのでした。
亡くなった方々への哀悼の意、
そして被災された方々へのお見舞いの気持ち。
全国ツアー時に、被災地を訪れ、
施設や仮説住宅を訪問したこと、
そこで、傷付きながらも、前向きに、復興への意欲に満ちた被災者の方々と出会い、
訪問を心から喜んで下さり、笑顔を沢山いただいたのが、とても嬉しかったこと。
こうして、公演をすることで、
皆さんと心を添わせ、歩んで行きたい……
といったような意のことだったと思います。
一言一言大切に、噛み締めるように言葉を紡いだ蘭ちゃんでした。
この一年。
私自身も…そして、ファンとしての私も、
いろんな変化や経験がいろいろあり、
地震や津波による苦労は、ほとんど無いに等しいにせよ、
振り返れば、いろんなことを考えたり、
…走ろうとしたり、ジャンプしようとしたりしたような、
短いようで、かなり、ぎっちり詰まった一年で、
一年前を遠く感じる感覚すらあります。
しかし、一年前の今日、自分は今頃……
これを書いてる現在の時間は、会社から、みんなで車に乗り込んで、
何とか脱出を図ろうとしていたのかな?
…リアルにあの感覚を思い起こせる自分もいて、
まるで、昨日のようにも感じる…。
一年間、大なり小なり、
みんなが傷ついたり、苦しんだり、頑張ったりした時間だったと思います。
小なり、に属する私が言うべきことでもないと思わないでもないですが、
いや、でも、やっぱり、次の一年間のためにも……
一年間、お疲れさまでした。
いただいた勇気、パワー、笑顔に、心から、有り難うございました。
これからの一年間も、
みんなで、手を繋いで、漕ぎ出す一年にして行かれますように。