はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

誰鐘~私の好きな人

2010-11-30 23:30:07 | Weblog
まずは…
ピラール、京さん。

あの、お玉を振り上げてる姿が、たまらないんですけど…
なんで、そこで、テンションが上がるんだろう、私は?(笑)
多分、今まで観た京さんの役の中で、好きな役ナンバーワンです。

ロバ氏のピラールについての台詞が、ものすごく、普通だもん。
パブロ隊の花、だよねぇ、ある意味。
あの人が居るから、若い衆がまとまってるんだろうっていうのも、
漠然と…自然に、当たり前に伝わってくる。
相撲部屋のおかみさん、に近いイメージかな。

パブロが、ああなった以上、
ピラールが居てくれなかったら、ロバ氏は仕事を成し遂げ得なかった訳で、
果たしてる役割の大きさが、実にさりげなくて、
ひたすらに、温かくて、チャーミングでもあって。

そう、可愛いおばちゃんなんだよね。
「その調子だよっ、イギリスさん!」
…だから、アメリカ人だってば。


そして、アンセルモ珠洲さん。

これまた、私の中の珠洲さんの好きな役ナンバーワンだと思う。
こんなにも、老け役が巧いとは!

もしかすると、ダンサー故に、
全身の使い方が上手いのかもしれない。
動きが、嘘っぽくないんだもん。

台詞の間の取り方も、たっぷりで、
出来る人なんだ!って、嬉しかった。

いつも、
タマちゃんや、ちやちゃんに、濃いところを持っていかれていた感じがある珠洲さんが、
きたきたきた~って思わせてくれる役、到来♪

美しいお顔が、ほとんど見えない、という話はありますが…(笑)。

蘭茶にて、
そんなアンセルモじいさんの華麗なる舞台裏情報が。

お芝居が展開している、カーテンの後ろ。
ストレッチして待ってる蘭ちゃんの横に、じいさんがやって来た。

ずっと、あの姿勢、あの動きですから、そりゃ、身体が固まってしまいそうな思いだろう…
とは、舞台上のじいさんを見て、公演の間、ずっと珠洲さんが、あのままでおられる錯覚を抱いてしまう、私の感覚。
…そんな訳は、ないんだけどね。(笑)

蘭ちゃんの横にやって来たのは、珠洲さんではなく、アンセルモじいさんでした。
わしは、最後のショーまで、このまんまだからね、身体が…
みたいなことをおっしゃったじいさん、いきなり、パンッと脚を上げた!

耳の横まで、すっと上がる脚に…
いやいや、誰よりも(柔軟性が)凄いから…(笑)
とツッコむ、蘭ちゃんなのでした。


話を戻して…
次は、最上級のゲリラ、エル・ソルドちやちゃん。

お稽古映像から、
「前に居た爆破係がどうなったか、知っているか?」
という表情に、ただ者ではない気配を察知していましたが…

決して大きくない、ちやちゃんの瞳ですが、
アイメイクにも工夫があり…勿論、だから、じゃないにせよ、
あの眼差しひとつひとつが、忘れられない。
静かだけど、熱く、思慮深く…

ひとつには、あの歌があるんだろうけど、
それは、歌唱力という持てる技を120パーセント表現に活かしたということであって、
たとえ、歌がなくとも、総てをそこへ持っていかれる実力とセンスを研いておられるんだろう、とも思う。

お稽古レポの時に、言っておられたことを、
いちいち、思い出しながら、みつめておりました。
かっこよくできるかなって、おっしゃってましたが…
みんなが溜め息まじりに、うっとり語っちゃうくらい、かっこいいよねぇ。

タイプ、です!
…かしちゃん流に言えば(笑)。

エル・ソルドが、ああだから、
エル・ソルド隊には、女の子が多いんだよ!
…っておっしゃったのは、Hちゃんでしたっけ?

えええっ
あの娘たちは、エル・ソルドのファンなのっ?

でも…
パブロと比べたら、確かに…
どっちの隊に入りたいかって言われたら、
ロバ氏が来ると聞いて、ウイスキーを用意する、紳士エル・ソルドの隊に入りたいかも(笑)。