珍しく夕方から時間がある日があったので
アタシのお気に入りのジム、
そう
面白いことがいっぱい転がってる老人率の高いあのジムへ
この日はプールへ
なぜなら…whirl pool/あったかいプールがあるから~
この施設の名前を取って
ここを『Yの湯』と呼ばせて頂いております
週に3度ほど
時間が合えば昼間にお邪魔しております
だってぇ…
家で風呂のお湯溜められないんだも~ん
ここがアタシの風呂ナンですっ
ゆでダコ寸前まで
あったかいプールに浸かって…
そのあと普通のプールでクールダウンする、ってことを繰り返して
アタシなりの楽しみ方で時間を過ごしています
ある日のこと、
インド人の男の子(4歳くらい)が
洋服のままのお母さんに見守られながらプールで遊んでいた
一人…お母さんも一緒に入ってあげればいいのにぃと
横目でちらちら見ていたんだけど
ちょうどアタシがプールでクールダウンしているときに
男の子の使っていたボールが
ふわりふわりとプールの中ほど(男の子の手の届かないところ)まで流れてしまった
お母さんは「ほら、浮き輪ついてるから(腕の浮き輪)泳げるでしょ~泳いで取っておいで~」と
男の子を泳がせようと一生懸命声をかけているのだけど…
その男の子、
全く持って自分で取りに行く気なし
そんな折、アタシ、その子と目が合ってしまったんだよね
その男の子、
ちょうどいいもんみ~っけたとばかりに
アタシに向かってこう言った。
「あそこにある、ボール取って」
…おいおい、泳いで取りに行けよぉ~っ
そう思いながら
プールサイドのお母さんを見ると、すっかり呆れ顔
アタシは簡単には手伝わんぞっ
と思って
「手を引いてあげるから泳いで取りに行こう」
と声を掛けてお母さんの方を向いて確認してみた
泳ぎの練習に来てるのに
まったくやる気のないお坊ちゃん
そして
偶然見つけたアジア人のおばちゃん(アタシのことね)をこき使ってでも
泳ぎを拒否する確固たる姿勢
ある意味すごいな~と思って
お母さんを見たら、肩をすくめて「ど~しようもないわ、この子…」という顔
お母さんのことを考えると
他人のアタシが勝手に簡単に助けちゃいかんな…と思い
手を変え品を変え
「手伝えるけど、取ってきてはやらんぞ」という気持ちを前面に押し出したら…
その男の子、なんとなんと
プールサイドから届くところにボールが行くのを待って
プールを出て歩いて取りに行く…という偉業を成し遂げた
さすがインド人、
あたまいいなぁ
一筋縄ではいかん頭のいい息子を苦笑いで見守りながら
お母さんはず~っと呆れ顔でございました
他人だから勝手なこと言うけど…
インド人のお母さん、この子、
そのまま育っていいと思うよ
生きてくチカラがしっかりしとるもん
老人のオモシロ話も日々転がっとるっちゃけど
日常になりすぎてて報告するの忘れとった
今度は老人バナシもお楽しみに
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