風 雑記

建築とその周辺で感じたこと、思ったこと

建築士の試験

2005-09-17 19:57:55 | インポート
P9170002
今日、明日は建築士会による2級建築士設計製図試験の講師を担当します。
もうかれこれ10年以上続いていて毎年9月第3週の土日の恒例行事です。
5、6年程前は70名ほどの受講者でしたが、年々少なくなり今日は16名でした。原因は建築の人気低下による受験者の減少と建築士の受験専門学校へ行く人が増えているからでしょう。
ただ、士会講習受験者の力は上がってきていて合格率は高くなってきています。2級建築士なので若い人が多く、ひたむきに取組んでる姿を見ていると、もっと上手な練習方法が無いかと考えます。以前は手書き図面が当たり前で皆慣れていましたが、今はコンピュータで描く事がほとんどになり、試験の時だけの手書きは辛いだろうと思います。
「手で図面を書く」、手と目と脳は繋がっています。実際の大きさの物を縮小する設計図にとって大切なことなのですが、時代はコンピュータ化へどんどん進み、設計の本当の楽しさである手で描くことは減っています。
こんな事を言っていてもどうにもならないので、来年はもっと早くから講習を始め回数も増やして、合格者を増やす事を提案しました。
来年からは9月第3週末の恒例が8月、9月の長期恒例になりそうです。