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AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

再駆動いけるか?

2017-01-21 14:49:00 | ドラム
さァ、コイツはどうだろうか?


CRAVIOTTOの、カスタムオーダースネアである。
14"×6"で、オーク材のシェルにレインフォースメントを施工したモデル。

CRAVIOTTOは、製造されているドラムの殆どがソリッドシェルという事で俄かに名の知られているアメリカのドラムメーカー。
会社を立ち上げてから僅かな期間のうちに、日本でも取り扱いが可能となり(今でも変わってなければ、代理店はノカナ貿易)、オレも当時このメーカーのUNLIMITED MAPLEスネアを叩いた時、音色と打感触の良さに感銘を受けたのを覚えている。

で、
あの時はまだOCDPも支持があったし、PearlもMasterworksをプッシュしにかかっていて、俗にカスタムスネア推しの時期がちょっとばかり熱かった。

あの頃のオレは、自分の機材に対してはまだまだ模索中という段階にあったので(今でもそうだが:笑)、まだ日本国内ではそこまで名の知られていないメーカーで一つ、自分のスネアを持ってみようかと思っていた。
Bradyにもしようかと考えていたが、シェル及びパーツも幾つか選択が可能となっていた点も含めて、結果CRAVIOTTOに決めた次第。

デフォルトの状態でスタジオに持って行って叩いた時に、当時のバンドメンバーからは「CDで聴こえてくる音」と絶賛された。
どういったものの音楽で聴こえてくるスネアの音なのかというのはさておきとして(笑)、今でもその感想はこのスネアの強みの一つであると、オレは思っている。
生音でそういった質感を持っているという事は、マイクでの調整が殆ど要らないくらいの完成度を持っているという事にも繋がる。

そんなスネアがなんでメインに使われてこなかったのか?というと、結局感覚的なものでしか言う事は出来ないが、当時はバンドで使おうと思うような鳴りではなかったから、というのが理由だね。
あの時は、オレも高域でのアタックが先ず主張して鳴るものをスネアとして求めていたので、それより前から所持しているスネアの方がその点に於いては断然鳴ってくれていた。
ま、あとは使うには自分の中ではあまりに高価であったので、余計に「コイツは少なくともメタルで使うべきものじゃないな」と感じてしまったので、使うのを控えていた。

決定打は、ライヴで一度引っ張り出して使った時に、当時よりオレの事をよく見ててくれていた水田氏から「正直、お前が使うにはイマイチな音に聴こえた」と言われた事だったな。
あの時点では、オレも自分が使っていくべきスネアというのを見つけていた時期だったので、CRAVIOTTOもライヴで試しに使用してみただけに過ぎず、継続を考えてもいなかったので、「じゃあ、コイツの活躍の場もこれで終わりだな」と見切りをつけてしまったワケだ。


あれからもう数年が経ち、現在事情により手元の機材を色々といじっている期間を設けているワケだが、このCRAVIOTTOのスネアも、いよいよ引っ張り出してみようと思った。

発端は、スナッピー購入。


PURESOUNDのP1424である。
メーカーとしてはスタンダードな、Customシリーズの24本タイプ。

当初は、違うスネアに装着しようかと思っていた。
実は現在、crushのアクリルスネアを2台所持している。カラーはRedとClear。
Clearの方に、スナッピーを装着しようと考えていた。

Redには既にPURESOUNDのPCB1424を装着。
一度現在メインのスネアに使ってみてダメな感触が強かった為、行き所を失っていた時に、最早遊びとして使う事しか考えてなかったそのアクリルスネアに装着したところ、とてつもないフィット感を得た(笑)。何がどうなるか判ったモンじゃねェ(獏)。

で、
そんな成果を得たので、Clearの方も24本タイプのスナッピーにしようかな、と考えていた時に、CRAVIOTTOの存在が脳裏を過った。

あの時は使えなかったが、今はどうだろうか?と。

音楽的に使えていないと感じていたが、ソレは当時テメェの腕がスネアの真価を発揮するに至ってなかったからじゃないか?
今でもまだ模索中だが、少なくとも当時より機材の鳴りに対して巧く対応出来るようになってきてもいる。

しかも、木材のスネアなので、本来なら使って愛でてあげるべきもの。
この数年で他者に向けて言ってきた事を、テメェが実践しないでどうする?と思い、チューンアップも兼ね、先のスナッピーを、CRAVIOTTOに装着する事に決めた。


スネアサイド側はこんな感じで一先ず完了。
スネアサイドも、純正からEVANSのS14R50へ変更。
低域強調と反応の素早さの面では、この組み合わせが良いのかも。レインフォースメントがあるので、基本的なタイトさは備わっている。
視覚的に、クリアーの方がこのスネアの重厚感が判りやすくなって尚良い(笑)。

あとは打面側、だな。
現在は以前使ってからそれっきりの状態なので、EVANSのONYXを装着しているが、これではオレの欲しいアタックは出ないと、今だったら解る。

ONYXは2プライ仕様でやや厚めのモデルに位置するが、ブラック塗装というのもあって、まろやかさが強くなってしまう。
過剰な高域のアタックが出ないようにしつつ、それでもやや硬めな響きを持ちながら低域を鳴らしたい向きには使ってもらえるヘッドではある。

まァ少なくともONYXでは、このCRAVIOTTOのスネアでオレが求めている鳴りにはならない、という話である。

現在だと、EVANSならDRYモデルのヘッドが良いんだろうなとは思う。
ただ、ソレだと安易に転がり過ぎて面白くないなと思ってしまう(笑)。

物は試しに、EC Snare Reverse Dotを装着してみようかな。
もう、あのヘッドはメインのスネアに装着する事は無いし、CRAVIOTTOに関しても、これからメインで使えるようにする、というワケでもないし。コレもまた遊び仕様だ、結局(笑)。

ただ、オレとしては、叩いてみて「いつ持って行っても良い」という状態にはしてやっておきたい。
今度、再駆動がいけるか、その仕様でやってみよう。

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