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[管制トラブル]レーダーなしで誘導か?(沖縄)

2007-09-08 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 9月7日午前、沖縄周辺を管制する米軍嘉手納基地にある管制レーダーが故障し、画面から機影が消えた状態で30分程度航空機の管制業務(誤:誘導業務)を行っていた事が解った。

画面は羽田空港周辺のレーダー画面ですが、便名・高度・速度などが表示され、管制官はそれを見て予測し、高度や速度、機種方位を的確に指示しています。
が、その視覚情報がなくなってしまったのです。

現在飛行する旅客機には、TCASと言われる衝突防止装置がついていますが、パイロットが勝手に他の飛行機を避け、着陸する事は絶対にできません。

管制官は「画面が消えてからの約30分間、レーダーなしの管制業務を続けた
」とありますが、いったいどんな方法で・・・

普通に考えると、画面の消えた30分は、空中待機場で旋回していたと思いますが、これこそ一歩間違えれば大きなトラブルとなっていたかもしれません。2重3重のバックアップ体制はどうなっていたのか?
徹底した原因究明を米国に求めて頂きたいと思います。

<関連リンク>
嘉手納ラプコン
TCAS(衝突防止装置)


レーダーなしで30分間管制業務 嘉手納ラプコン故障 9月8日10時17分配信 琉球新報
 沖縄本島周辺の上空を航空管制する米軍の進入管制レーダーシステム、嘉手納ラプコンのレーダーが7日午前に故障し、那覇空港を発着する15便にダイヤの乱れなどの影響が出た件で、嘉手納基地報道部は7日午後、琉球新報社の取材に対し「ラプコンのレーダー画面が約5―7分間映らなくなり、ラプコンの職員(管制官)が画面が消えてからの約30分間、レーダーなしの管制業務を続けた」と回答した。
 原因など詳細については「運用上の安全のため」として明らかにしていない。
 画面が映らなくなった時間と、レーダーなしの管制業務を続けた時間に差があることについて、国土交通省航空局管制保安部保安企画課は「画面が映るようになったからといって、すぐにレーダー業務に戻れるわけではない。機械を検査し、メンテナンスなど検証を終えてから、レーダー管制業務を再開させているはずだ」と説明した。
 同課によると、7日の午前9時51分、那覇の航空交通管制部で、嘉手納ラプコンとの情報のやりとりが中断されたことを告げるアラームが鳴った。
 その2、3分後に嘉手納基地から同管制部に対し、レーダーを使った管制ができなくなったとの連絡が入り、レーダーを使わない管制方式に切り替えた。
 午前10時30分に、嘉手納基地からレーダーが復旧したとの連絡が入り、通常通りの間隔で航空機の送り込みを始めた。


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