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[ANA]営業益は前年比66パーセント増(4-6月)

2006-07-31 | 業界ニュース
<コメント>
 ANA(全日空)は31日、4月から6月の連結決算で、対前年度66パーセント以上の営業利益が出た事を発表しました。原油の高騰など、マイナス要因もありましたが、スーパーシートなどの新運賃が結果として増収をもたらしました。
 海外では、利益を出せず赤字の航空会社が多い中、大変な検討と思います。同業他社の客離れもANAにとって追い風となった様子。
売上はサービスの対価であり、航空業界のサービスとは、「安全」「安心」の土台の上にあるものである事を充分ご理解頂き、今後も顧客満足を与え続けて欲しい。また、現在苦慮されている国内別会社の建て直し、今後大いに期待したいと思います。

(ロイター) - 7月31日17時0分更新
 [東京 31日 ロイター] 全日本空輸<9202.T>が31日発表した2006年4―6月連結業績は、営業利益が前年比66.1%増の195億円だった。燃油高は利益に逆風だったが、新運賃導入などで旅客収入が国内、国際ともに伸びた。ただ、原油市況を見極める必要があると業績予想を修正せず、年間営業利益は引き続き760億円と見込む。
 4―6月の売上高は、前年比10.5%増の3452億円となった。国内線旅客収入は、スーパーシートプレミアムの増席や新運賃「旅割」による需要喚起を背景に個人旅客が伸び、前年比6%増と好調。昨年の反日デモで落ち込んでいた中国線も回復し、国際旅客は同23%増えた。
 原油高騰が燃料費を上昇させ、年間450億円の減益要因と見込むが、運行コスト低減などで減益圧力を吸収。営業利益は前年比66.1%増、純利益は同255.7%増の76億円と大きく伸びた。
 記者会見した日出間公敬・常務取締役執行役員は、国内旅客の増収分について「103億円のうち、70億円が運賃値上げの効果。万博の“うら年”で25億円弱のマイナスはあったが、四半期分の競争力変化として10億円程度の増収もあった」と分析した。
 ドバイ原油で1バレル=55ドル、シンガポール・ケロシンは1バレル=74ドルと想定しているが、最近の市況を見据え「このままの水準だと100億円の燃油コスト上昇が避けられない」とも指摘。合理化を深堀りするなどして利益を下支えする考えを示した。
 2007年3月期の連結業績予想は据え置き、営業利益はロイターエスティメーツによる主要アナリスト8人による事前予測値848億円を下回る、前年比14.4%減の760億円と見込む。

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