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[JAL]続報!機長使用制限の薬を服用し乗務

2006-07-21 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 機長の服務違反発覚から一夜明け、日航から気になるコメントが発せられたので、あえて「続報」として取り上げました。日本航空会社の姿勢として「安全上の問題は起きなかった」とありますが、日本航空の考える「安全上の問題」とは一体何なのでしょう?まさかとは思いますが、服用によって生じる重大インシデントを述べられたのか・・・?
もし、そうであるならば、ますます日本航空の「安全」意識欠如が露呈した事となる。たとえが悪いかも知れないが、アルコールを摂取して車を運転し、事故を起こさなかったから良かった!と言うのとどこが違うのか私には解らない。薬の服用後24時間以内の乗務が禁止されているにも関わらず一度だけでなく、39フライトを実施している。飲薬(酒)運転の常習者だ!
 新体制になった「ニューJAL」に期待しているだけに残念だ。またあるブロガーの方もコメントされていましたが、この服務違反のリーク、出所がどうも怪しい。表に出てこない「内紛」がJAL側とJAS側にあるのだろうか・・・?

(産経新聞) - 7月21日8時2分更新
 日航は20日、国内線を運航している日航ジャパンの機長(56)が5月に耳の腫瘍(しゅよう)の摘出手術を受けたことを会社に報告せず、その後も航空法で使用が制限されている薬を服用しながら乗務していたと発表した。
 同社は昨年も気管支ぜんそくの機長が薬を服用しながら乗務していたことが発覚しており、国交省は岸田清専務を呼び、文書で厳重注意した。
 日航によると、機長は5月29日、右耳下腺腫瘍の摘出手術を受け、服用後24時間以内の乗務は航空法で認められていない消炎剤「ダーセン」、気道粘膜修復剤「ムコダイン」などの服用を続けた。機長が服用して乗務したのは、羽田-山形間の往復など7便で、日航は「安全上の問題は起きなかった」としている。

(読売新聞) - 7月20日22時47分更新
 日本航空の機長(56)が外科手術を受けたことを会社に報告せず、同社の内規で使用が制限されている薬を服用しながら乗務を続けていたことが分かり、国土交通省は20日、航空法に違反するとして、日航に厳重注意した。
 同社はこの機長の乗務を禁止するとともに、処分を検討している。
 日航によると、機長は今年5月29日の休暇中、右耳の腫瘍(しゅよう)を摘出する手術を受け、6月5日に退院。内規に反して会社に報告しないまま同月10~今月12日、計39便に乗務した。
 うち7便の操縦の際には、術後の治療のため、頭痛や過敏症など操縦に影響を与える恐れのある消炎酵素剤など4種類の薬を服用していた。同社は、これらの薬剤を服用した場合、24時間以内の操縦を禁じている。

※写真は、羽田-山形に就航している「MD-87」型機。

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