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[JAL]機長使用制限の薬を服用し乗務

2006-07-20 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 JALジャパンの国内線機長が服用後は乗務禁止となっている薬を飲み、7月12日までの約1ヶ月に39フライトに携わっていた事が明らかになった。機長は服用しても大丈夫と思いこみ、服用の原因ともなった耳の手術自体も義務づけられている主治医への報告も怠っていた。
 これがJALの安全に対する姿勢とは思いたくないが、少なくとも現役機長は遵守事項を守っていない。事故になっていないから良かった。では済まない事くらいは解っていると思うのですが・・・
なぜ今回の服務違反が起こってしまったのか、人の処罰ではなく、根本を探し出し何としても対処して頂きたい。せっかく近くに寄って来た「安全」が、また遠のいてしまった。

(時事通信) - 7月20日13時2分更新
 日本航空(JAL)は20日、国内線業務を受け持つ子会社「日本航空ジャパン」の機長(56)が、航空法で会社への届け出を求められている手術や服薬の事実を届けないまま乗務していたと発表した。機長は「軽い手術で、乗務復帰には問題がないと主治医に聞いていた。不注意だった」と話しているという。
 同社によると、機長は5月29日、良性の右耳下腺腫瘍(しゅよう)の手術を受け、消炎剤などを服用した。同法は運航乗務員について、外科手術を受けた場合、産業医に報告することを求めているが、機長は報告を怠っていた。また、薬は服用後には乗務できない種類のものだった。 

(ロイター) - 7月20日12時45分更新
 [東京 20日 ロイター] 国土交通省は20日、日本航空<9205.T>の機長が航空法で使用制限されている薬を服用しながら乗務していたとして、同社を厳重注意した。
 同省によると、国内線を運行する日航ジャパンの機長が5月29日に右耳下腺腫瘍(しゅよう)の摘出手術を受けた後、航空身体検査基準に適合していることの確認を受けないまま乗務に復帰。6月10日から7月12日までの計39フライトの一部で服薬しながら乗務を続けていた。
 日航によると、服薬しながらの乗務は計3日間の7便、合計9時間50分だったという。同社は「今回の厳重注意を重大に受け止め、7月28日までに国土交通省に対して抜本的な改善策を提出する」としている。

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