靴下のかかとのように。
今宵の月のように、みたいに言ってますがね。
何の話かって、僕のタンクトップの話です。
8から10年着たことになる。
その数着がもはや透けている。
なんでしょう?
薄いだけではない。
軽い。
ヨレヨレ?
もちろんしています。
裾はほつれています。
脱いでクシャッとすると、服とは思えないぐらいに小さくなります。
パンツは先日、新しいものに。
パンツもヤバかった。
大家さんのゴムジャージぐらいにヤバかった。
下がる下がる。
しかし。
タンクトップには下がるということがないから着続けてしまう。
周囲からの、
「もう捨てなさい。」
「もう、捨てたら?」
そんな意見はあっち行け。
「最期まで、俺の目で見てから。」
「カッコ良さげなこと言ってるけど、うっすくなった下着の話でしょ?」
「下着…?下着ではない。なんなら肌着でもない。脱いでこれで作業するわけだから…やはり呼び名はタンクトップです。」
「さすがにこれで作業はしないでしょ?シースルーで。」
「しないよね、恥ずかしいね。スケスケ。」
「やっぱりそろそろ。」
「そろそろなんだ?その先を言ってみろ?」
「雑巾かなにかに…新しいの買おう。」
「雑巾??バカコケ!ハンカチぐらいにしかならんわ!」
まだ、まだまだ着てみようと思う。
今日から月曜!
がんばろー!