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僕の消灯時間まで

ブログの引越しをしました。
愛する方々へ、遺書のように。

一番の敵は

2020-12-23 12:38:00 | 日記
東口の現場。
仕上げに入ってます。

一番の敵は「これでいいか」「もういっか」「まぁいっか」というテメーの心です。
時間がないから磨く手間を省いたり仕上げもこんなもんでいいかってのは悲しいことだね。
引き受けたんだからトコトンカッコよくキメなきゃいけない。
一手間二手間っていうのはね、なんかこう不思議と「出ちゃう」ものです。

その人が喜ぶことなんて、本当のところはわからない。
でも自分がしてもらって嬉しいことや感激することはわかってる。
「その人のためになりたい」と思うならば、自分がして欲しいことをしてあげるしか方法はなかろうね。
自分のためなら出来るけど、人のためには出来ないってのはどうだろう?

もうちょっと、あとちょっと。

プレゼントを選ぶ時は、
(これがいい。)
って僕らは出来るんだ。
それは独りよがりかもしれないけれど、それしか出来ないんだからそれでいい。
人の気持ちなんてわかるはずがないんだから、それでいい。
想像するしかないんだから、それでいい。

でも仕事となると、
(これでいい。)
になる。
それではいかんのだと思う。

「これがいい」と「これでいい」はまるで違う。

みんな自分のことばっかりだ。

「面倒くさい奴」はごめんだけど「面倒ごと」で世の中って出来てんだよ。

「団長はなんでそんなに人に話しかけるの?」
「愛情の反対は無関心。面倒な人に関わりたくないと誰もが無視を決め込んでたら、世の中に希望がなくなるからだ。」

誰にも必要とされていないとか、無視され続けた人間は絶望し、病む。
手負いの動物は危険なのだ。
猫ならまだよい。
虎だったらどうする?

僕らは道具を使うから虎にでもなれる。

めんどくせぇと思うその心が、世の中に手負いの虎を増やし続けてんじゃないの?
無視を決め込む僕たち自身が。

そこに気付けってんだよ。
だから話しかける。
小さい子は特にです。
「こんにちは。美味しそうなお菓子だね!」
そんなもんでよい。
それ以上はキモい。

今の現場の前を、幼稚園児を乗せたデッカいハコ車が何台か通る。
外に出て全力で手を振る。
初日は全員ポカーンとしてた。
2日目は2人の子が笑顔で手を振りかえしてくれた。
3日目は全員がワーワーと騒ぎながら大笑いしながら手を振ってくれた。
しばらくそんな日が続き、出張で現場に行けなかった翌日。
いつものようにハコ車が来たから手を振る。
保育士さんが車道を右左と見ながらこちらに笑顔で走ってきた。
「おはようございまーす!」
「おはようございます!」
「昨日大工のお兄さんいなかったから…」
「ら?」
「2人泣きました(笑)。一人の子がオイオイ泣いて、もう一人はもらい泣き(笑)」
「ごめんね…」
「では〜!」

その泣いた子。
後日、お母さんとラブレターを持ってきてくれました。
「初恋は大工さんみたいです。」
お母さんのニコニコとした笑顔とその子の真っ赤に照れた笑顔に出会えた。
手を振っただけで。

「だいくさんとけっこんします」
とありました。

面倒ごとは増えたけど、僕はそれこそが希望であろうと思っています。

ラジオの収録をしてきました。
大晦日のDate FM morning brushです。

収録が終わりましたので横浜に向かっています。
こちらもTBSの収録。
今日、明日は横浜。
シューマイ食べたい。
シューマイ食べたい。
シューマイ食べたい。

がんばります!
コメント (2)
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