みやぎ復興応援団。
彼らは、未来を担う子ども達です。
みやぎ復興応援団は子ども達だからこそ、すごくいいのだと思います。
たった2回しかない練習計画。
「団長、大丈夫でしょうか?」
「大丈夫だと思います。(キッパリ)」
「すごい自信だ。」
自信があったわけではありません。
まだ会ったことのない【みやぎ復興応援団】を信じようと思ったことを覚えています。
その期待を、彼らは裏切ることはありませんでした。
たぶんきっと。
お家でいっぱい練習したのだと思います。
たぶんきっと。
とてもとても勇気のいることだったと思います。
「誰かを応援してみて、君はどうだった?」
「楽しかったです。」
この答えは、僕はその通りだと思います。
僕たちは、人を応援し、喜んでくれると楽しい。
これは、誰しもが持っている感情なのだと思います。
相手が誰であれ、
「頑張れよ!」
と言い、
「あいよ!」
と元気になる。
「あなたもね!」
そんな心のやり取りが、この世を明るく照らす。
取材やインタビューの際に必ず聞かれることがありました。
「誰かにエールを送る。その活動を通して、みやぎ復興応援団の子ども達には何を伝えたかったのですか?」
僕は、すべての出番が終わって楽屋でそのことを彼らにお話ししました。
「人を動かすエネルギーは人の応援によってのみ、満タンになるんだと思う。みんなが自分のエネルギーを満タンにしてくれればね、その人はきっとなんだって出来る。それってすごく自分のためにいいことです。そのことで周りも元気になれるなら、さらに素敵なことだね。では、【応援される人】ってどんな人なんだろう。それは【人を応援する人】なんだと思う。だから、みやぎ復興応援団の皆はこれからもずっと練習をし続けて欲しい。それはエールや手拍子の練習ではなくて【人を応援する】ということ。誰かを応援する。そのことを死ぬまで続けよう。誰が見ていなくても、人のためになることをすれば僕らは誰かの応援団になれる。そして、応援されまくる人になって欲しいのだよ〜〜ん。」
そんなことを言いました。
「はい!」
という彼らの返事に嘘はなく、緊張から解き放たれて、みんな【成長】をしました。
間違いなく、大きく大きくなりました。
皆に背中を向けて相手だけを見る。
仲間を信じて、皆のエネルギーを背中で受けてチカラを集め、矢を放つようにエールを切ります。
エールを切る人の背中を見れるのは僕たち応援団だけの特権です。
彼らの背中はとても頼もしかった。
応援団の一番の見所は、本当は背中です。
不安や緊張なんてすることないさ。
僕らが後ろで支えているからね。
その背中は僕らに任せてよ。
では僕らの背中は誰が?
それは仲間が支えてくれる。
それと、生きてきたという経験が支えてくれている。
天国のあの人達も支えてくれる。
僕らの背中には青空が広がっている。
団は家族。
僕らは皆そうです。
いやはや、大家族。
せり?
せりが始まった?
コンニャロー!
(これはユウトです。)
おやつモリモリ食べなさーい。
みんなかわいかったなぁ。
とにかく、一所懸命なんです。
「団長の学ラン着た〜〜い!…です。」
「いいよ。」
「僕も!」
「いいよ〜。」
旗の調整は阿部先輩がしてくれます。
釣りの時もそう。
僕は、やるだけ。
山寺さん、つるのさん、僕、司会の方。
フィナーレで故郷を歌いましたよ。
ハチマキのように歌えばいいのか、団長のキャラを通せばいいのか。
迷ううちに時は進み、迷いながら終わりを迎えた。
知るか〜!
打上げのしゃぶしゃぶ食べ放題!
僕らは、大体笑ってます。
今日も、そのようにしてようと思います。
今日も。
明日もだな。
ずっと。
足を運んでくださった方々、ありがとうございます。
関係者の皆様、ありがとうございます。
今日は珍しく仕事をします。
早朝の現調だけですが。
誰もが誰かの応援団。
未来へのエールは、きっと誰でも出来ること。
愛すべき人を愛し、自重をすればそれでよい。
僕らは応援団。
ずっとやれることを、し続けていこうと思います。