Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

リペアその2: テンリュウのジギングロッド (後編)

2012年07月19日 | ロッドビルド

コーティングが終わりました。

今回、コーティングは結局4回塗り重ねました。これは決して凸凹を隠そうと塗り重ねた訳ではなく、今回巻き直さない他のガイドラップとそのコーティングを見て、今さらながら 「薄く、何度も重ねる」 ことの意味を再認識したからです。

もともとあるガイドフットの段差はともかくとして、それ以外の部分、つまりスレッドを巻いただけの厚さの部分は、あのバームクーヘンと同様、均等に少しずつ分厚くなっていくのが理想。

それは分かっているはずなのに、どうしても手間を省いて一気に塗ろうとすればするほど、全体的にぼてっと膨らんでしまいます。いつの間にかその手抜きに慣れてしまっていたのですが、このテンリュウの竿を間近で見ているうちに、「よし、初心に帰ろう」 と思った次第です。





                    

ところで、このところ使っているコーティング剤の ProKote。説明書が付いていたことは以前書きましたが、今回ちょっと真面目にその泡抜けを確認してみました。

MudHoleでまとめ買いしているカップで混合した後、説明書通りに中身を平皿に移します。



ご覧の通り泡が吹きまくっていますが、このまま放置。

1分半でこの状態。



さらに1分半後。つまり平皿に移してからちょうど3分でこうなります。



ここまで3分置いたからと言って、ワーク時間が短くなった感じはしませんし、塗った後の泡抜けもスムースです。逆に少しだけ粘度が上がっているため、スレッドの上で横に(ロッドに平行に)延ばしても泡が出にくいような気がします。

一番小さな2オンス×2本のサイズを買いましたが、今回のロッドで全体の2/3ほどまで使いましたし、さすがにやや鮮度が落ちてきたような気がするので、そろそろ新調しようと思っています。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
« リペアその2: テンリュウ... | トップ | 7/21 キス »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
見栄え良し (文泉)
2012-07-22 16:54:12
魚花さん

写真で拝見する限りでは欠点なく
仕上がって、見栄えは上上の感じがします。

カズオ イシグロの短編集は未読のため、
コメントできません。
一般的に短編集は集中力を要するので手がでません。

在所はまるで亜熱帯気候に変化
2日連続で夕立ならぬ、日中のシャワー
本日はドピーカンで自宅でシャワー

文泉

返信する
文泉堂さん (魚花)
2012-07-22 19:41:42
こちらはここ数日めっきり気温が下がって、
油断していると風邪を引きそうなほどです。

カズオ・イシグロは、短編なのにその集中力が続かず、
何度も読むのをやめようと思いました。

こちらが意図的に集中力を維持しなくとも、
本の方から引っ張って行ってくれるような方が楽ですね。
返信する

コメントを投稿