ドロシー・L・セイヤーズの The Nine Tailors(1934年)読了(邦題『ナイン・テイラーズ』)。
年の瀬も押し詰まったある日、ピーター・ウィムジィ卿の運転する車が田舎道で脱輪。雪のなかを歩いて助けを求めた寒村で、思いもかけず大晦日の鐘撞に参加するウィムジィ卿。
年が明けてロンドンに戻ったウィムジィ卿だったが、春先のある日、その村の教区長から手紙が届く。村のヘンリー卿が亡くなり、 . . . 本文を読む
ジャン・ロンドーのチェンバロ・リサイタル(10/31王子ホール)。
2017年の初来日は聞き逃したが、NHKで放送された「ゴルトベルク変奏曲」を聴いて、次回は必ずとチェックしていた。
プログラムは、副題に "In the Italian Taste" とあるように、イタリアのスカルラッティと、イタリア様式に学んだ同い年のバッハの作品を交互に並べる。
80分休憩なし、随所に即興を交えなが . . . 本文を読む
ガストン・ルルーの The Phantom of the Opera(1911年)読了(原題 "Le fantôme de l'Opéra" の英訳版。邦題『オペラ座の怪人』)。
パリのオペラ座には幽霊が出ると言う。劇場の職員の1人が舞台の上で首を吊って死んでいたのも、天井のシャンデリアが突如落下し、客席にいたご婦人が死んでしまったのも、全て幽霊の仕業とか。
折しも、歌手のクリスティーヌが美 . . . 本文を読む
ガストン・ルルーの The Mystery of the Yellow Room(1907年)読了(原題 "Le Mystere De La Chambre Jaune" の英訳版。邦題『黄色い部屋の謎』)。
フランスの物理学者スタンガースン博士の邸宅で、深夜に娘の寝室から悲鳴と銃声が響き渡る。「黄色い部屋」と呼ばれるその寝室のドアは鍵がかかっており、外からドアを破って中に入ると、娘のマチルダ . . . 本文を読む
ジョン・ディクスン・カーの The Hollow Man (The Three Coffins)(1935年)読了(邦題『三つの棺』)。
ある夜、パブで飲んでいたグリモー教授のところに一人の男が現れる。「近々お宅に伺う」と言ったその言葉通り、男は三日後、屋敷にやってきた。そして部屋に入ってしばらくすると銃声が聞こえ、居合わせた人々が部屋に入ると、グリモー教授は血まみれで虫の息。そして男の姿は忽 . . . 本文を読む