コンラッドの 『闇の奥』 つながりのラスト。
Penguin版の Heart of Darkness には随分細かい注釈がついていたのだが、そこにやたらと登場したのがこの本。
1845年に北西航路の探検に出発したまま行方不明(その後全滅と判明)になったジョン・フランクリン隊を捜索すべく、1857年にフランクリン夫人が私費で捜索隊を組織する。その隊長がこのマクリントックであり、本書はその航海記 . . . 本文を読む
新しいリールシート(TVS)を使ってリビルドしたキス竿が折れたのは昨年の夏。
そもそも一番最初にブランクを買ってから10年以上経っていたので、あちこち脆化が進んでいたのだとは思うが、折れたのは1/2ピース、グラスソリッドを継いだところから15センチくらい下の部分。
リールシートも飾り巻きも結構気に入っているので何とか再生できないかと考えていたのだが、ふとここにグラファイトのソリッドを継いだら . . . 本文を読む
四谷三丁目の「黒蠍」(くろかつ)。
昨年の秋口に教えてくれる人があってずっと行きたいと思っていたのだが、ラストオーダーが9時半というのがなかなかハードル高く、ようやくの訪問。
麺の下に敷かれた黒いペーストは黒ゴマがベース。しっかり混ぜてくださいと言われるまでもなく混ぜることしばし、この状態。
正直これまで汁なし担々麺を食べて美味しいと思ったことはあまりなかったのだが(なので、毎度つい汁あ . . . 本文を読む
コンラッドの小説 Heart of Darkness (『闇の奥』1902年) 繋がりで、映画『地獄の黙示録』。
映画の終盤、マーロン・ブランド演じるカーツ大佐が本を見ながら詩の一節を朗読するのだが、字幕を見ながらどこかで聞いた気がしていたら、T.S.エリオットの The Hollow Men (『うつろな人間たち』1925年)の冒頭部分。
(クリックで拡大)
そのエピグラフにある "M . . . 本文を読む
カワハギ竿のグリップ、接着完了。
(クリックで拡大。バットエンドだけは仮り組み。)
船で使う竿にコルクのグリップは初めてだが、こうして眺めているとだんだんしっくり見えてきた
次に、穂先もひと仕事。
グラスのソリッドを、白のナイロン(A糸)で総巻きに。
(クリックで拡大。左が原型、右が巻いた後。)
塗装する手もあったのだが、クジラ穂のよう . . . 本文を読む
コンラッドの Heart of Darkness (邦題 『闇の奥』)読了。
その昔、コンゴがベルギー国王の私有地だった頃(1885~1908年)のお話。
人間の欲というものはどこまでも尽きることがなく、やがてそれが所与のものとして積み上がっていく・・・
それにしても、このところどうも暗い本ばかり選んでしまうのなぜだろう?
Joseph Conrad,
Heart of Darknes . . . 本文を読む
久々の東京文化会館は、バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻、全曲演奏会。
これをピアノの練習曲としてしか知らずにいたら、生涯の楽しみの一つに気づかなかったろう。
この小ホール独特の、まるで能舞台のような距離感でバッハに包まれた夜。 . . . 本文を読む
虫よりも花粉の動きを如実に感じる3月。
牡蠣もそろそろシーズン終盤。
新東京ビルの地下「小花」の牡蠣のつゆそば。衣で包んで揚げた牡蠣がつゆに浮く。
昼時は相席必至、だがそのパターンはいつも謎。
そんな訳でシーズンに一度しか行かなくなって久しいのだが、季節の巡回ルートからは外せない。
中国料理 小花
千代田区丸の内3-3-1
新東京ビルB1F . . . 本文を読む