F. W. クロフツの The 12.30 from Croydon(1934年)読了(邦題『クロイドン発12時30分』)。
ロンドン郊外のクロイドン空港を12:30に飛び立った飛行機がフランスのボーヴェ空港に着いた時、乗客の1人アンドリュー老人は死んでいた。実は遺産相続人の1人、甥のチャールズが毒を盛ったのだった。
アンドリュー叔父から引き継いだ事業がうまく行かず、その遺産目当ての犯行だっ . . . 本文を読む
群馬県の四万(しま)温泉。
ようやく桜が咲き始めた山間を抜けて宿に入り、川の音を聴きながらのんびり湯に浸かる。
前回、お湯とともに感動したのが宿の食事。山菜が中心と言えばひと言だが、ここに並ぶまでの見えない手間の数々。
これは、古くはあるが支度の行き届いた部屋にい . . . 本文を読む
ダシール・ハメットの The Dain Curse(1928年)読了(邦題『デイン家の呪い』)。
ある邸宅に泥棒が入り、ダイヤモンドが盗まれた。保険会社からの依頼で現場を訪れた私立探偵が目にしたのは、どこかいわくありげな夫婦と、これまた見るからに様子がおかしい娘のガブリエル。やがて一家のまわりで次々と怪事件が起こり、その度に人が死んでゆく。ガブリエルの母方の実家、デイン家の呪いとは本当なのか・ . . . 本文を読む
先日のキス。
まずフライは、大葉を巻いて揚げてみた。もともと香りの強い葉物は苦手なのだが、こうして揚げると、淡泊なキスの身にいいアクセントになって、なるほど美味しい。
もう一つ、初めてやってみたのが昆布締め。
昔乗った船で、魚屋のご隠居にいただいた酢締めのキスが抜群に旨かったことを思い出し、お酒に少しお酢を混ぜたので昆布の表面を拭き、三枚におろしたキスを並べて昆布で挟んで冷蔵 . . . 本文を読む
東京湾でキス、今日は浦安から出船。
さすが湾奥きっての老舗、久しぶりに行ってみると、外見こそ変わらないが、なかはピカピカにリフォームされ、トイレなんぞはそこらのデパート顔負けの綺麗さ。大将はじめスタッフの皆さん朝から気持ちいいのも毎度の通り。
平日とあってキス船の釣り客は4人だけ。広くのんびりやれると思ったのも束の間、中ノ瀬に着いてしばらくすると北風は強いわ横殴りの雨は降る . . . 本文を読む
昨シーズンはご無沙汰だった内房。
キスはお留守だったが、夜明けとともに竿を出し、背中に陽が昇るのを感じながら波の音を聴くのはやはり格別。
ところで、先日買ったTALEXのオーバーグラス。
砂浜からの投げ釣りとはいえ、海面からの照り返しはそれなりにあり、しかも青空を見上げて細い道糸(PEの0.6号)を睨むこともあって、偏光サングラスは必須なのだ . . . 本文を読む
ダシール・ハメットの The Glass Key(1931年)読了(邦題『ガラスの鍵』)。
賭博士のボーモンはある夜、通りで若い男が死んでいるのに出くわす。それは地元のヘンリー上院議員の息子、テイラーだった。
一方、ボーモンの親友マドヴィックは、表の顔は建設会社の社長だが実際はその街の顔役で、次の選挙ではヘンリー上院議員を推している。やがて、テイラー殺しの犯人はマドヴィックだという匿名の手紙 . . . 本文を読む