先日甲府に行った帰り、高速のサービスエリアで朝市に出くわした。
朝採れの野菜はどれも瑞々しく、並べられた端から売れていく。
葉物はすぐに食べてしまったが、白菜や大根、里芋は鍋やおでん、煮物と楽しんでいる。
合間には下鴨茶寮のちりめん山椒。
熱燗が沁みる季節になってきた。 . . . 本文を読む
アガサ・クリスティの The ABC Murders(1935年)読了(邦題『ABC殺人事件』)。
ある日ポワロのもとに犯罪を予告する手紙が届く。予告通り殺人事件が起こるのだが、その街と被害者の名前はいずれも頭文字が「A」。
そして第2、第3の殺人が続き、いずれも街と被害者の名前の頭文字は同じ、それぞれ「B」と「C」。毎回事件前に届く挑戦状の差出人の署名は「A B C」、そして死体の傍らには . . . 本文を読む
この日のお昼は、友だちに呼び出されて八重洲へ。
食べ終わってもまだ時間が早かったので、日本橋の高島屋に寄る。
ここは私が知る限り最強のデパ地下で、「翠江堂」の苺大福も「岡埜栄泉」の豆大福も普通に並んでいるのだが、今日のお目当ては「すや」の栗きんとん。
絞った布巾のあとを愛でつつ口に入れると、ほろりと解けてとろけるこの滑らかさ。栗きんとんはやはりここのが一番好き。
栗きんとん . . . 本文を読む
毎度のキーケース。
新しく試したいこと(要するにこれまで知らなかったこと)は尽きず、先日のマウス用のスリーブに続いて練習と実験。
No practice no progress. 練習あるのみ。 . . . 本文を読む
暑い夏と寒い冬とどちらが好きかと問われれば、迷わず寒い冬。
寒ければ着込めばよいし、着込んで暑ければ脱げばよい。が、夏に暑くても裸にはなれないし、仮に裸になっても暑いは暑い。
・・・って、熱いものを食べた時の話です、念のため。
京橋「美々卯」の牡蠣うどん。写真は先月、麩がまだ紅葉だが、やがてこれが梅に替わる。
具だくさんでも決して味が濁らず、ワカメと牡蠣の香りがふわりと立ち . . . 本文を読む
甲府
2018年12月16日 | 旅
この週末、甲府へ。
目的は山梨県立美術館の「ドービニー展」だが、それに勝るとも劣らないのが常設のミレー館。ここのバルビゾン派のコレクションは本当に素晴らしい。
(シャルル=フランソワ・ドービニー「オワーズ河の夏の朝」1869年、山梨県立美術館蔵)
(ジャン=バティスト=カミーユ・コロー「大農園」1860-65年頃、山梨県立美術館蔵)
駅前で . . . 本文を読む
東京も今週から一気に冬模様。
この日、上着を羽織って向かった先は「貝縁(かいえにし)」。桑名直送の蛤を使ったランチが充実しているのだが、今日は王道の「はまぐりラーメン定食」。
「ラーメンにご飯?」「炭水化物+炭水化物!」とか言ってるそこの人。具は蛤とネギだけという潔さに加え、濁りなく澄み切ったスープは脳天直撃。是非一度食べて御覧じろ。
伊勢桑名 貝縁(かいえにし)
千代田区有楽町1-1 . . . 本文を読む
年末年始にかかる美術展は毎年いくつか行けずに終わるのだが、今年は出足を早くしたことが幸いし、上野の「ムンク展」(東京都美術館)でコンプリート。
呼び物は「叫び」のテンペラ画(1910年作)だが、オスロ国立美術館(最も有名な「叫び」の油彩画を収蔵)と双璧をなすオスロ市立ムンク美術館のコレクションは多種多彩。
(エドヴァルド・ムンク「マドンナ」1895/1902年、オスロ市立ムンク美術館蔵)
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この時期のお昼、タイミングが合えばまず牡蠣なのだが、外に出てみたら意外に寒いという日は、瞬時に汁物が頭に浮かぶ。
この日は「三州屋」の鳥豆腐。
数多ある定食のうち鳥豆腐が付くのはあれとこれと、この時期お客はみな頭に入っている。ピカピカの鯵刺しとともに。
大衆割烹 三州屋 銀座店
中央区銀座2-3-4 . . . 本文を読む
美術の教科書や画集に載っている絵には収蔵先が書いてあるが、頻繁に出てくる美術館やコレクションは決まっているので、色々見ているうちに何とはなしに頭に入ってくる。
フィリップス・コレクションもそのひとつだが、それがいま大挙して三菱一号館美術館にやって来ている。
深く暗い黒のドーミエ、珍しく厚塗りのコンスタブル、まるで生身の置物のようなスペイン舞踊団を描いたマネ、静物と風景画1点ずつだが存在感抜群 . . . 本文を読む
いくつか試してみたいことがあり、手持ちの革でマウス用のスリーブを作ってみた。
出来上がりはご覧の通りただ革を切って縫っただけなのだが、今までにやったことがないこと、そんな手があるとは知らなかったことをあれこれ試していると、いつもながら時間を忘れる。
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苺の旬がいつなのか正確なところは知らないが、「翠江堂」の苺大福を食べていると、それはやはり冬から春なのかなと思う。
勿論それ以外の季節でも十分に美味しいのだが、この冬から春の時期は苺がとりわけ甘く、瑞々しい。
因みに載せている小皿はカミさん作。
御菓子司 翠江堂
中央区新川2-17-13 . . . 本文を読む