南青山にある Glass Gallery 291。
正式には「一般社団法人 福井県眼鏡協会 東京ショールーム GLASS GALLERY 291」と言い、置いてあるのは福井県産の眼鏡フレームのみ。
一度にこれだけ多くのフレームを見るのは初めてで、最初は目移りするばかり。しかしスタッフの方がタイミング良く適切なアドバイスをしてくれたおかげで、カミさんも私もお気に入りの一本を手にした。
写 . . . 本文を読む
むかし英語の先生に「一生使うたらあかんでー」と教わった "Shame on you!" という言葉が毎日のように口をついて出てきそうな今日この頃。
疲れてるなぁ・・・ (すみません、愚痴で。)
そう思った時は、景気良くチャイコフスキー。これまたムラヴィンスキー+レニングラード・フィルで、CDも持ってはいるが、アナログの手触り感と空気感を感じるにはやはり LP。
「悲愴」と名のついた交響曲第 . . . 本文を読む
以前日本酒会で先達から教えていただいたのだが、そう簡単には手に入らないものと諦めていた。
ところが、たまたま昼飯の途中で立ち寄った酒屋さんであっさりゲット。
福岡県は糸島、白糸酒造の「田中六十五」。
常温でもイケるが、お気に入りは熱燗。
リヒテルのバッハを聴きながら、お気に入りのモノたちに囲まれて過ごす夜長。
白糸酒造
福岡県糸島市本1986 . . . 本文を読む
先週真っ白に塗装したアナゴ竿。今日はその握りを作る。
新聞紙を全開きにし、重ねたまま台形にカット。少しずつズラして糊づけし(底辺は揃える)、そこに竿の根元部分を巻き付けていく。
・・・と簡単に書いているが、もともと竿にテーパーがあるため狙ったようには巻きつかず、巻いている時に少しでも緩みがあると口が開くので、何度もやり直しながら巻き締めていく。
最後に巻き終わりを糊づけして . . . 本文を読む
池袋西武のデパ地下は、ひとまわりしただけで新しい店や新しいお菓子に気付く自信がある。
ついでに値段もスキャンするのだが、あまりにも殺人的な値段すぎてこれまで素通りしていた店のひとつがここ「足立音衛門」。
栗のテリーヌとは要するに栗いっぱいのパウンドケーキ。
渋皮ごと入った2種類の栗を、和三盆の控え目な甘さが包む。
ずっしりと重いこのパウンドケーキ。ただ甘いだけのお菓子とはひと . . . 本文を読む
渋谷のBunkamuraで開催中の「バルビゾンへの道-山寺 後藤美術館コレクション展」。
会期終わりが近い金曜日の夜、滑り込みで行って来た。(東京での会期は11月18日で終了。)
山形にある山寺後藤美術館は、これまで色々な美術展でその収蔵品をパラパラと観たことがあり、機会があれば本家本元を訪れてみたいと思っている美術館のひとつ。
会場は驚くほど空いていて、普段は素通りしてしまう肖像画や静 . . . 本文を読む
銀座「岩戸」の豚汁。
大根は分厚く輪切りの後に四等分、人参は特大の乱切り、牛蒡は皮付きでこれまた豪快な輪切り。いずれも絶妙な煮加減で、食べながらいつも唸ってしまう。
嬉しいのは、まぐろの漬けが小鉢で付いてくること。これだけでご飯一膳は楽勝。
食べ終わるとお店のおばちゃんから「おかわりしましょうか?」と声がかかる。
勿論お願いします、手加減無用、普通盛りで!!
日本料理 岩戸 銀 . . . 本文を読む
これは決して悪口でも何でもないのだが、中華料理屋なのに餃子の美味さが圧倒的に際立っていて、他の料理を注文したことがない店が何軒かある。
銀座の「天龍」もその一つ。同じ職場だった後輩が教えてくれたのだが、昼に行ってまわりを見ると「餃子ライス」(=餃子+ライス)以外の物を注文している人が見当たらない。
カリッと焼けた大ぶりの餃子が8個。
混ぜ物なし、肉の味がしっかり出た餃子と格闘して店 . . . 本文を読む
うどん好きである。
母親が香川県出身だったこともあり、うどんと言えばさぬきうどん。ばあちゃんから貰った50円玉を握りしめてうどん屋(というか普通の家の軒先)に行き、うどんの玉と天ぷらを貰い、大きなやかんからつゆを注ぐ。今にして思えば至極贅沢なおやつだったなぁ・・・
有楽町の交通会館地下にある「博多うどん よかよか」。北九州に居る時はうどんやラーメンは飲んだ後の締めでしか食べたことがなく、従っ . . . 本文を読む
先日入手したアナゴ竿。
東京湾のアナゴは夜の釣りなので、夜目にも目立つようにまず真っ白に塗る。
ブランクの素材、上(白)はグラス、下(黒)はカーボン。まずこれをエポキシ樹脂で接着。
使うのはウレタン塗料で「しごき塗り」という技法。ハンズやロフトで売っているPP容器の口をカットし、専用のゴムには熱したハリで穴を開ける。
垂直に立てて固定したブランクの先端をこのゴムの穴に通し . . . 本文を読む
先週家で晩御飯の用意をしながら iPod を流しっぱなしにしていた時、ふと聴き慣れない音に気付く。
ムラヴィンスキー(+レニングラード・フィル)のベートーヴェン/第5番。場所は第4楽章の中ほど。
改めてスコアを見ながら CD を聴いてみると、ここ(120小節目)はヴィオラとチェロしかいないはずなのだが、確かにトロンボーンの低音が加わっている。
そう言えばその少し前のところでフリッツ . . . 本文を読む
渋谷のBunkamuraで開催中の、山寺後藤美術館(山形)のコレクションから「バルビゾン派への道」展を見に行く。
会期終わりだったが幸い館内は空いており、大好きなバルビゾン派の前で大きく絵を呼吸する。
駅までの帰り道、センター街の「コレオス」に寄り、大泉さんの元気なお姿と、しなやかで安定したマドラーさばきを拝見し、いつもの笑顔で送り出していただく。 . . . 本文を読む
今年から定期演奏会に行くようになったバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)。
その2014年度定期演奏会のシーズンチケット(全5回)が届く。
席は今年と全く同じ、3階のステージ横。来シーズンはいきなりマタイ受難曲から。うーん、待ち遠しい。
今年度の定期演奏会は残りあと2回。来月(12/9)はモーツァルトの「レクイエム」。
生で聴くのはブリュッヘン+18世紀オーケストラ以来。めちゃくちゃ楽 . . . 本文を読む
秋だ、さあカキフライだ!
・・・と思っていたら、あっという間に冬が来た気がする今日この頃。
ご近所洋食「レバンテ」のカキフライは、既に的矢の牡蠣が出ている頃だろうか・・・。
今シーズンも着々とカキフライを走破中、いや食破中。
レバンテ
千代田区丸の内3-5-1
東京国際フォーラム 地上広場 Aブロック2F . . . 本文を読む
スリランカ生まれ、カナダ在住のマイケル・オンダーチェ。
昨年その The Cat's Table を読み、次はと楽しみにしていたのがこの The English Patient (邦題『イギリス人の患者』)。
静謐な文体は前作と同様で、確かに美しい小説ではある。しかし、最後まで読んでもやはり掴みどころのない感じが残る。
これがこういう小説のスタイルというのであれば、個人的にはよく分からない . . . 本文を読む