「日本人のための世界史入門」が１３万部のベストセラーとなった小谷野敦氏の新作「俺の日本史」を一読。
古事記、日本書紀から江戸時代まで、歴史には偶然と必然がある…と深く突っ込まず、小谷野流日本史エッセイ…という感じの一冊。
ネット上のレビューを読むと「日本人のための世界史入門」同様、「間違いが酷い。」、「自分の考えを適当に書いただけ。」、「小遣い稼ぎ。」ｅｔｃ…と酷評の嵐。（ここまで酷評される本も珍しい。）
私も前記のような酷評も出るのはしょうがないな…という感じで、あえて擁護する気はないし、「小谷野ファン以外は怒りだすんだろうなぁ…。」とは思うのだが、小谷野節全開で、読んでいて痛快なのは確か。何しろ今回のタイトルは「俺の日本史」だし、書いているのは小谷野さんな訳だし、「まぁ、こう言う芸風な訳だから…。」って事で、あんまり目くじらを立てて、あれこれ批判してもしょうがないんじゃないかな…って感じ。
本書は明治維新前で終わっているが、本当に小谷野節が味わえるのは明治以後だと思うので、続編「俺の日本史Ⅱ」を期待したい。
学歴差別肯定など嫌われる要素がかなり多いようです。
私も嫌煙のひとが苦手（数年前に禁煙したが）で学歴は
必要無い、と言うひとも嫌いなので小谷野氏とは波長が
合うかも知れません。
いろいろ批判を浴びる小谷野氏ですが、こういう様なストレートな物言いをする方も居て良いんじゃないかな…って気がしますけどね。
個人的には「そうそう、そのとおり！」と思う事もありますし、「ちょっと違うと思うんだけどなぁ…。」ってところもありますが。
最近の日本、自分と違う意見は一切認めないという偏狭さが目立ってきているような気がして、如何なものかな…って気はしますね。
これからもよろしくお願いします。
私の根幹の考えと違うひと以外は否定しません。
これはちょっと違うな、くらいならいいですが「○○は
いらない」というようなタイプのひとはダメです。
私の根幹の考えと違うひと以外は否定しません…同じですね。私自身も考え方も変わってきましたし…。
これからもよろしくお願いします。