東京交響楽団第90回新潟定期演奏会を聴きにりゅーとぴあへ。ブルックナーの第7番…ということで、今シーズンの東響定期の中で一番楽しみにしていたプログラム。マニアックなプログラムの割には「結構入っているな…。」という7割近い入りで喜ばしい。
指揮:ジョナサン・ノット コンサート・ミストレス 大谷康子
プログラム
メタモルフォーゼン(変容)~23独奏楽器のための習作:R.シュトラウス
交響曲第7番 ホ長調(ノヴァーク版):ブルックナー
第1部は弦楽器23人によるR.シュトラウスの「メタモルフォーゼン」。
とにかく東響の弦の美しさは言葉にできない程素晴らしい。「メタモルフォーゼン」はともするとひたすら暗く、陰鬱度100%…という感じの演奏になりがちだと思うのだが、ノットは最後希望を抱かさせてくれるような明快な響きで聴かせてくれた。シュトラウス・ファンの私も「これ以上のメタモルフォーゼンは聴けないんじゃないかな…。」という納得の演奏。ブラボーも当然という名演だったと思う。
そして第2部、メインデッシュとも言えるブルックナーの第7番。
一言でいえば、精緻で緻密、それでいて伸びやかなブルックナー…という印象。
冒頭の弦の囁きの美しさにいきなり鳥肌。スダーン時代からブルックナーの演奏には定評のある東響だが、スダーン時代の精緻さに加え、絶妙なバランス感、広大なダイナミクスを感じさせる演奏は如何にもノット!と思わせるもので、「これ以上のブルックナーって聴けないかも知れない…。」という感じの名演だったと思う。
「地元にいながらにして、このようなブルックナーが聴けるとは!!本当に東響新潟定期があって良かった…。」と幸運を噛みしめながらりゅーとぴあを後にした次第である。
第四楽章終わってませんから。
本当に本当に残念でなりません。
昨日はその前からフライング拍手のオンパレードでとても不快でしたが、気になりませんでしたか?
指揮者がタクトを下ろすまでが演奏ですよね。
あんな体験初めてでした、新潟のクラシックファンどうしちゃったんでしょうね。
なんか、??って感じでした。
私は本当に初心者なのでわからなかったのですが、終わってなかったのですね。
でも、 本当に良い演奏でしたよね。
ぜひまた、ブルックナー聞きたいです!
ノット本当に素敵でした。
指揮者がタクトを下すまでが演奏ですよね>
全く同感です。最後まで余韻を楽しみたかったですね。演奏的に素晴らしかっただけに本当に残念です。
東響新潟定期のフラブラと言えば、第66回、スダーンの振ったシェーンベルク「浄夜」の後のフラブラが本当に酷かったですね。素晴らしい演奏が、最後のフラブラで台無し。今でも怒りが込み上げてきます。(根賀くらいもので…。)
東響定期をサロンと思っている高齢者も多いかも知れませんが、仮にも定期公演な訳で、最低限のマナーを守って欲しいと思っています。これからもよろしく尾根がします。
拍手された方は「終わった、終わった…。」という感じだったのかもしれませんが、余韻を楽しめなくて残念でしたね。
しかし、演奏的には素晴らしかったと思います。ノットは今シーズンもう一回振りますが、こちらも期待したいと思います。
これからもよろしくお願いします。
フライング拍手は本当に最低でしたが、それでも続ける指揮者もおられますよね。(程度にもよりますが。)ノット氏は完全に演奏を辞めてしまったので、それまでの演奏に対する賛辞として喝采を叫んだのだとすれば、フライングブラボーではないのかもしれません。というか、分からずに叫んだのだと思いたくないんですよね、だとしたらかなり寒いですから。しかし、あの静寂で美しい交響曲のエンディングがなぜあそこだと思ったのか。甚だ謎です。
私はまだ30代前半で、クラシックの知識もまだまだです。東京交響楽団の定期演奏会も、先客が多く良い席で聞けないため本当に聴きたいプログラム以外は敬遠しておりました。しかしながら魅力的なプログラムの誘惑に勝てず、今年初めて定期会員となりました。会員になってみて、リュートピアの他のクラシックプログラムと比べてかなりマナーが悪いということに驚いています。素晴らしい演奏に対して失礼だし、同じオーディエンスとして本当に恥ずかしいです。
と、愚痴ってしまいすみません。ノット氏が新潟を見切らないでくれることを祈っています。また、聴きたいですね、今度はちゃんとラストまで。
お邪魔しました。
東響新潟定期のマナーが悪いということに驚いています。素晴らしい演奏に対して失礼だし、同じオーディエンスとして本当に恥ずかしいです>
残念ながら同感ですね。私はミューザの東響川崎定期などにも足を運びますが、客質的にはかなり落ちると言わざるを得ないと思います。ガサゴソ音を立てたり、鈴を鳴らしているおばさんが多過ぎます。
私がいつも嫌だと思うのは拍手が続いている時に、駐車場の混雑を嫌って一目散に退場する方が本当に多い事ですね。気持ちは分からくはありませんが、やはり素晴らしい演奏をされた指揮者、団員の皆さんに失礼なのではないでしょうか。
りゅーとぴあに限りませんが、地方のクラシックコンサートの場合、高齢者のサロンみたいな傾向があるんですよね。そういう方がいるので成り立っている面はあるのでしょうが、やはり高齢者には流石長年クラシックを聴いてきた方だな…という余裕の態度を見せて欲しいものです。
見てのとおり、りゅーとぴあの東響定期は本当に高齢化が進んでいて、私は今年50歳になったのですが、いつまでも若手って感じなんですよね。是非、若くて熱心なクラシックファンの方に東響定期会員になってもらいたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。