先日、新潟市役所前にある北書店で購入した三芳悌吉著「ある池のものがたり」をぼんやりと眺める。
この本の主人公、「ある池」とはスイス人建築家マック・ヒンデル設計のカトリック教会の裏にかつて存在していた異人池のこと。私が生まれたときには既になかったが、カトリック教会周辺は私が子供の頃の遊び場だったので、しみじみ…と読ませてもらった。
カトリック教会周辺は、外国人がかつて多く住んでいたこともあって、古い洋館などが今も残っていて、それなりの雰囲気を残しているが、池が残っていれば、もっと雰囲気があったのにな…とちょっと残念。(しかたがないと言えばしかたがないんだけど…。)
ネットで調べてみると、この「ある池のものがたり」、1回絶版になったものをNPO法人「堀割再生まちづくり新潟」さんの尽力で復刊されたとのこと。異人池同様、この絵本にもドラマがあったようだ。
前項で「電子書籍うんぬん…。」と書いた訳だが、このような本は紙の手触りからじっくりと味わいたい…と思った「三芳悌吉著 ある池のものがたり」であった。
どっぺり坂の下には本書を使った案内板が設置されています。↓