りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

国内CD3000円超って価格はやっぱり異常だよね。「チューブファイア」集団提訴に一言。

2011-10-13 20:30:00 | 音楽

   レコード各社が「チューブファイア」への集団提訴に踏み切ったとのニュースも読む。
 CDやDVDの売り上げを圧迫している無料ダウンロード(DL)の広がりを提訴によって押さえたい…ということらしい。

 個人的にはYouTubeは見るだけで、不正DLなどはしたことはないし、ミュージシャンの著作権は守られるべき…(そうしないと実際にミュージシャンは食っていけないし、ひいては優秀な人材を確保できず、音楽自体の衰退へと向かっていく。)と思ってはいるのだが、集団提訴したレコード会社には言いたいことがないわけではない。

 それは国内CD、いつまで3000円なのか…ということだ。
 かつて、LP時代からだと、ディスクの価格は2200円→2500円→2800円、CD時代になって3000円…と推移、国内アーティストは3000円、海外アーティストは2500円というのが、現在の国内盤CDの定価の相場。しかし、輸入盤は2000円アンダーだし、クラシックやジャズの昔のディスクだと1000円程度で売られている。
 それに、今やDVDの値段は下がりに下がって名作選などは1500円程度。それに比べて、国内アーティストのCDは依然税込みで3150円…。割高感バリバリというか、他のメディアの価格の低下が進んでいるので、異様に高く感じるのは否めない。

 実際のところ、私自身、ディスク自体、買う数が少なくなっているのだが、国内アーティストの場合、欲しいディスクが見つかっても「げっ、3000円!高っけ!」と棚に戻してしまう…というのが正直なところだ。(最近はアマゾンで買ってしまうけど…。)

 まぁ、レコード会社にも「コスト計算をすると…」とか「ロット数が海外アーティストと違うんで…」とか言い分はいろいろあるのだろうが、海外アーティストのディスクが2000円アンダーということを考えると3000円に張り付いた国内盤の価格はやはり異常だ。

 正直なところ、もうCDというパッケージングの時代ではないと言う気もするし、(オーディオ的にこだわる人以外ならもはやDLでOKだろう)、ミュージシャンが直接ネット配信する時代が到来しているので、今更言っても…と言う気もするのだが、レコード会社には、もうちょっとCD価格について考えてもらいたいものだ。


第24期竜王戦開幕! 渡辺竜王vs丸山九段 名人経験者の責任。

2011-10-13 20:20:16 | 将棋

Maru_2 

  将棋界の中では名人戦と並ぶビッグ・タイトル、第24期竜王戦が今日開幕。
 渡辺竜王に挑戦するのは久々にタイトル戦登場の丸山忠久九段。(渋いラインナップである。BSの視聴率大丈夫だろうか…。)
 
 この丸山九段、ニコニコした表情に似合わない「激辛流」の異名を取る勝負師。名人位を獲得した経験を持ち、現在もA級に在位し続けるトップ棋士なのだが…、名人位を獲得、1回防衛した他は棋王位1期と通算獲得タイトル数は3期のみ…という寂しい実績。

 名人位は大山~中原~谷川~羽生…という大きな系譜があり、以上の4人はいずれも数十(谷川先生だけ27期でファンとしてはちょっと寂しい…。)のタイトルを取り、○○時代と称される一時代を築いた大棋士達。
 その他、1期だけ、もしくは短期間名人位についた者でも、升田、加藤、米長、佐藤、森内…といずれも名人位の他、二桁、又はそれに近いタイトル数を獲得し、将棋ファンから名人経験者として一定の認知を得ていると思うのだが、今回の挑戦者である丸山九段だけは、タイトル戦に7回登場して、獲得は3回のみ、「う~ん、名人経験者の割になぁ…」という実績と言わざるを得ないのである。
 かつて「名人位は神に選ばれし者」というイメージがあったのだが、近年、その特別の権威、イメージを壊してしまった張本人として丸山忠久九段を上げざるを得ない…というのが1将棋ファンとしての正直な気持ちだ。(将棋ファンは名人位は「特別なもの」という思い入れがあるのだ。)

 …と言うことで、遅ればせながら丸山忠久九段には名人経験者らしくタイトルをガンガン獲得して欲しいという気持ちはあるのではあるが、今回の竜王戦、勢い、竜王戦での異常な強さ…ということを考えると私の予想は4-1、または4-0で渡辺竜王防衛…というところ。(まぁ、大方の予想はそんなところだろう。)
 
 まぁ、勝負はふたを開けなければ分からない…ということで、丸山九段には名人経験者のプライドを賭けて頑張って欲しいと思う。