サランヘヨ 登山

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H03 包丁の素材について  白紙 青紙

2010年06月01日 | ものづくり

包丁の素材について

 一般に白鋼、青鋼と呼んでいるのは、日立金属安来工場で作られている刃物鋼のヤスキハガネ白紙(しろがみ)、
青紙(あおがみ)という。白紙鋼は1~3号、青紙は1号2号とスーパーが有る。
号数は炭素量を表し、1号は1.2~1.4% 2号は1.0~1.2% 3号は0.8~0.9%含んでいる。
硬さは炭素量に比例するので同じ号数ならば硬さも同じです。
高純度の炭素量1%以上の鋼は焼き入れが難しいので白紙1号.2号に0.3~0.5%のクロームと1.5~2%の
タングステンを添加して焼き入れ性を向上させたのが青紙です。
青紙スーパーは炭素量1.4~1.5%の青紙にタングステンを1%増やし0.4%程度のモリブデンとバナジュウムを
添加したものです。
合金元素が高価なので青紙の方が鋼材も製品も値段は高いです。


日本刀の素材について

日本刀は砂鉄を木炭で還元、精錬した和鉄が原料です。
たたらで作った玉鋼が多く使われますが、砂鉄から鋼や銑を自家製鉄したり昔の古鉄から鋼を作り、作刀している
刀匠も多くいます。


堺の標準的な和包丁の素材

 地金・・・-炭素量0.1%以下の極軟鋼
 刃金・・・-炭素量0.8%以上の炭素鋼(白紙、青紙)



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これも古事記と関係が? (MAGIC)
2012-02-27 22:31:42
 今日の日立金(5486)の株価最強だったね。
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