地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

宅地建物取引士も終了です

2020-07-09 13:08:02 | 日記

社会に出てからいろんな仕事をしてきましたが、ずぅ~と継続していたのが不動産関係の仕事でした。

若い時はいわゆる悪徳ブローカーで、時々無資格で土地の取引にかかわっていました。

これねぇ~法律違反じゃないんです グレーです。

仕事として継続して不動産の取引にかかわらなければ良いんです。

例えば自分の土地や家を自分で売っても良いんです、、、一寸考えれば当然の事ですね。

 

不動産取引に必要な「宅地建物取引士」、、以前は取引主任と言われていた資格です。

不動産会社は無資格でも可能で、資格者を雇えば経営者は無資格でもOKです。

資格試験に合格して不動産会社を設立したり、務めたりして資格者として協会に加入すればプロとして仕事が出来ます。

つまり資格試験に合格しても協会に加入しなければ、その資格者としては認められません。

普通の不動産の営業マンとして働くのはOK。

 

その宅地建物取引士の更新のお知らせが有ったのですが、もう会社は締めてしまったし、、、、。

更新はしない事にしました。。。これで運転免許以外に資格はゼロォ~です

 

 

この資格をとるのには結構苦労しました。なんせ40歳近くになっての挑戦でしたし、学校にも行かずに自力での試験でしたので。。。みごと一回目は落ちました。

簡単だろうとなめていました

翌年は8月位から毎日勉強です。 試験日は10月か11月だったと・・・

自分が情けなかったですねぇ~  想像以上に記憶する力が落ちている事を知りました

記憶のダメが詰まないんです。その法に関して8~9割は覚えているのに完璧じゃないんです。

勉強するのは民法・宅建業法・建築基準法・都市計画法など色々と有りますが、業法以外はその法律の一部なので、そんなに範囲は広くありません。

民法などは常識が有れば勉強しなくても問題ありません。ただ試験となるとチョットした違いを判断させるようになり、知識のダメが詰んでいないと逆に間違いやすいんです。

ですから不動産会社の現役より、学生とか異業種の若い銀行員とかが合格して、今現役で働いている人たちには結構難問になってしまいます。

何故なら現実の取引では省略されることも多いんです。そこには条件が有って省略可能なんですが、試験には条件が有ったり無かったりするんです。

 

私の場合、、、嫌だったのは試験会場でオッサン側になってしまう事でした。

大半の受験生は若くて、現役の学生か卒業して数年の人達です。 40才以上のおっさんグループには若い人達には勝てない空気感が漂っています。 服装も、、、ザ・不動産屋みたいなのも多いし、、、。ところが私はそっちのグループの方が居心地が良いんです、、辛い現実です。

 

自分でも驚いたのですが、試験場の席で隣が可愛い子だったら楽しいんです。

根っからの好きもんです

 

なんとか二回目で合格し、会社も友人と始めて正々堂々と不動産業を・・・

そのお陰も有り、それまでとは違って業界でランクの高い大手企業との取引も楽になりましたね。

何が一番いいかと言えば利益の独り占めです。 ブローカーだと自分が探しても何処かの不動産屋の契約書が必要なので、利益も分散されます。

 

無駄足も山の様に有りましたが、一瞬で大儲けと言うのもありました。

酒の席はもちろん、麻雀やゴルフの最中に話が舞い込んで、その途中でほぼ契約成立なんて事もありました。

 

ある時、、、徳島に帰り不動産屋の友人と麻雀をしてたら、その友人の知り合いが来て

「おじさんの土地の買い手を探してるのだけど・・」と、友人の不動産屋に話したんです。

価格は7000万円くらいでした。

その友人が私に「大阪の方で誰かいてる?」と聞くので、夜なのでちょっと悪いかなと思いながら、麻雀をしながら大手の『偉いさん』に電話をすると

「〇〇さんはどう思う?」と言うので、、、

「良いと思いますよ」と返事すると、、、

「じゃあ、明日に誰か行かせます」との返事。

7000万円の土地の購入を承諾です。

翌日に岡山支店から支店長が来て土地の確認です。その支店長は「上司に言われているので・・」と、最初から購入を決めて来ている感じです。 

仕事はそれで終わりです。書類や道路の確認などはその支店長が全てやり、私は後日の契約日に立ち会うだけ。

それで約200万円(買い手から)の利益です、、、不動産屋は止められませんと笑いながら友人と折半して夜の街に・・・。

その『偉いさん』はゴルフ仲間なので、後日に「お世話になりました」で終わりです。

いや、、、握りに勝ってソコソコお小遣いも頂きました

 

不動産の仕事は色々とあり、

私は土地の買い手の代理のような仕事が殆どで、自分が大金持ちになった様な錯覚もします。

色々と楽しい思い出の多い宅地建物取引士としての生活が懐かしいですね。