昔話ですけど・・・
親友が気に入った女の子が居てると言うので夜の街に付き合う事になった。
数日前に仕事の流れで他の人とその店に行って、可愛い女の子を見つけたらしい。
店は夜の歓楽街のほぼ中心地のビル。
エレベーターで4階まで上がると店が有り、その階は一軒だけで広い店でした。
その日は暇なのか客も少なく、親友のお目当ての女の子はすぐに席に着いた。
丸顔で目が大きくて可愛い感じの子でした。
少しして美人顔の別の女の子が席に、、、、自然の流れで私は後から来た女の子の相手をする事に。
親友が目当ての女の子に気に入られようとしているのですから、そこは気を利かして私も紳士的な客に徹していた。
適度に後から席に着いた女の子を褒めて、気分が良いそぶりをやり続けたんです。
その日は店が終わってから、私と親友と目当ての女の子の三人で酒と食事に行く事に、、当然、後から席に着いた美人さんも誘ったのですが、、、断られました。
女の子の話では店で一番人気だそうで、誰かと先約が有ったのだろうと、その美人さんをかばう為か、断られた私に気を使ってかは分からないけど、そんな話をしていました。
正直な所、、、私は何とも思っていない。そんな事は普通に有る事で、手当たり次第に声をかける私にしてみれば日常茶飯事です。 これ、下心半分、礼儀半分なんです。 帰るなら声をかけませんが、店で食事に行く話題になれば、一応その場に居る女の子には声をかけるんです。
その日は食事してお開きです。
数日後に親友より、またあの店に行きたいとお誘いがありました。 断る理由も無いし、その店に行った後で自分の好みの店にでも行こうかと出かけた。
店の前で待ち合わせ、2人で店に入ると・・・
私たちの姿を見つけた女の子が勢いよく近くに来て
「いらっしゃいませ」 満面の笑みです。
その女の子は友人のお目当ての丸顔で目の大きな女の子じゃなく、、、前回に後から席に着いた女の子でした。
私たちを席に案内して酒の準備も始めた。
私は準備をしてから親友が目当ての女の子と代わる飲んだなと思っていたのですが・・・
まったくその様子が有りません。
自分で勝手に席に着くことが出来る女の子は少ない。やはりどの席に着くかはママさんが決めます。
それを黙認されていると言う事は、、、この女の子は店でソコソコ力のある女の子だなと。
それを知っても、こちらにも都合が有る。親友のお目当ての女の子に来てもらいたい。
黙っている親友の為にも、ここは口を出そうと・・
「あの女の子は???」
その美人さん、、、「アッ、呼びましょうか。」
そんな事は百も承知のはずなのに、、、しかも、暫くは呼ばなかった。
・・・・やっと親友のお目当ての女の子が来た。
親友もご機嫌になり その場は盛り上がった。
これで店に来たかいが有ると言うものです。私は盛り上がる2人をその場にトイレに行った。
トイレから出ると美人さんがオシボリを持ち待っていたのですが ・・・・
なんと、、、オシボリを渡さずに、私に抱き着いてきて・・・私もツイ受けてしまった(根が好きなもんで)
オシボリは手を拭くのではなくて、私の口の周りに着いた口紅を拭くのに役に立った。
まぁ~ねぇ~、、こんな事は以前にも経験しているのですが、この度はビックリしましたね。
その女の子にそんなそぶりが一切なかったし、私も口説くようなことは一切していなかった。親友の手前、紳士的な客を演じていただけですからねぇ~。
ですから、、、その後、席に着いても一切誘うようなことはしなかった。
その数日後に親友から電話で 「行こう。」 もうそれだけで目的地は解ります。
これで親友と二人で行くのは3度目です。
あの美人さんも少し気になったし、、、、
ところが、、、期待と言うか、予測はみごとに外れごく普通の接客でした。
この女の子はどんな性格をしてるのか、、、少し不思議な感じがしました。
親友は目当ての女の子とアフターの約束をして満足気だったので、暫くして親友を残し一人で別の店に行く事にしました。そこは私の馴染みの店なので休憩って感じです。
店に入りカウンターに座るのとほぼ同時に、店の女の子から不機嫌な感じで 「電話です。」と言って子機を持ってきました。当時はスマホじゃないけど携帯電話は持っていたのに、店にかかって来た・・・誰???
「もしもし、私、、○○です」
なんと、電話はさっきの店の美人さんからです。
「なんで早く帰ったん」、、、、いや、結構いてたよ
「明日、来て」 、、、もし街に出て来たらな
そんなたわいもない話だったのですが、驚いたのは電話を切ってからでした。
電話を受けた馴染みの気安い女の子が
「○○ですけど、ウチの人に代わって。」と私の名前を語ったと言うんです。
「彼女なん」 電話を受けた女の子は軽く怒りモードです。
実は、、その当時に付き合っていた彼女はその子の友達だったんです。
もちろん彼女じゃないので否定をしましたが、、、
「ほな、なんでウチの人なん そんなに頭のおかしい人
」
それはこっちが聞きたい話で、私に返答は出来ません。 私もかなりの数の女の子と接してきましたが、これほど理解の出来ない言動の女の子はその子以外には存在しませんね。
確かに記憶には強烈に残った女の子でした。。。。。