先週の終末の土曜日に小雨の中を買い物に出かけました。
その帰り道で知り合いの会社があり、事務所の灯りが付いていたので寄り道をした。
ドアを開けると社長と営業と事務の三人が何やら話し込んでいた。
「おぉ~い、どしたんぞ。世の中は連休ぞ。難しい顔して・・・」
話を聞くと・・・・
高齢者の男性が仕事がしたいと事務所に来たらしい。
営業マンの話では数年前まである会社で働いていたのを知っていると。
しかし、その人の年齢が83才らしいんです。 元気なのは元気らしいが・・・
そして、偶然にその会社の大事な取引先からある敷地内での人の整理の係が必要なので、誰か居ないかと相談を持ち掛けられていたんです。 期間は一か月くらいらしい。
その依頼にこたえる人員は居ないと悩んでいたところに・・その83才の男の人の出現です。
その人を知る営業マンの意見は、道路工事の警備員の様に動き回る事は無いし、体力的には問題ないだろうと・・・
社長はこの暑い期間の一か月だから、楽な仕事でも外だと熱中症で倒れたりする心配が有る。その年齢だと危険だと、、。また期間の途中で体調を崩した時に、代わりの人間を手当てできない。それはかえって相手に迷惑をかけると。
確かに社長の話は正論です
しかし、その高齢者と直接会った営業マンと事務の人は、その人が働きたいと言う姿勢に同情しているのか、気を付ければ何とかなるのでは・・と言う意見でした。
社長は私に向かって、、、「どう思う???」
これは難問です。 年齢だけで人は測れないけど、、、83才はやはり高齢です。
しかも、これから一か月の外は暑い。過去に外での労働を経験している人でも、かなり厳しいく若い時の様に暫く休憩すれば元気になるとは思いにくい。
私がやってる家庭菜園の付近は農家が多く、その年代と思われる人でも元気に農作業をしている人はいるのですが。その人たちは自分の判断で、何時でも休憩出来るし中止も出来ます。
その人たちと雇われて仕事をする人と比較することは出来ません。
私の考えはその人に働いてもらうのは止めた方が良い。もう少し楽な仕事が有れば、また考えてあげればいい、、
そんな方向に社長も同意しかけた時に・・・
事務方の人が 「朝、ここに来てくれれば私が現地に送っていくし、昼などは現地に見に行っても良い。」と
その上に「期間の途中でダメとなれば私が行きます。」と
会った感じで大丈夫と判断したのか、、、
その人の意欲に応えたかったのか、、、
相手が会社にとり重要な取引先だったのか、、、 真意は解りませんが・・・
・・・この発言で決着です。
話の途中で、、、83才で働かなければならないのは辛いよなぁ~と、そんな感じの話が合ったのですが。
この人にそんな同情じみた思いはかえって失礼です。
何才になっても自力で生きていける間は保護を受けずに自力で生きる、、これは素晴らしい事です