徳島市から南西に向かって、車で1時間か1時間半の所に上勝町(かみかつちょう)と言う山の中の集落が有ります。
近年では「葉っぱ産業」や「ゴミがゼロの町」として、徳島では結構有名な所です。
その上勝町も連日の大雨でした。
7月14日の出来事です。
午後五時半ごろ、町道沿いの斜面が崩落し、民家を倒壊させた。
そこに住む80才代の女性はバキバキと言う音を聞いて不安になり弟に電話を・・・
見た感じ一回りくらい年下の弟は 「音は何処から聞こえてくる?」と聞き。
姉は「二階の方」と答えた。
それをどう判断したかは分かりませんが。。「直ぐに家から出ろ 迎えに行くから外で待て。」
80才代の姉は弟の指示に従い外に出て迎えを待った。。。。。
その時に高さ20mの土砂が崩れて家に襲い掛かった。
一階部分は壊れ、家は町道に押し倒されるように傾いた状態に。 姉のベットは家の中で地中に、、、。
たぶん84才だったと思う女性は 「(家が壊れる)悲しさよりビックリして涙も出なかった。」と
しかし、弟の的確な判断と姉の素早い行動で命を落とすことにはならなかった
この出来事が有った時は雨もやんでいたし、警報どころか注意報も出ていない時です。
これは「その地の人」にしか出来ない素晴らしい判断です。
気象の予報の精度は格段に上がっています。しかし、最後の最後の判断と行動は自分だと教えられました。
弟さんは言っていた。
この地域は山肌に建つ家が多く、台風の時は事前に避難していると、、、
避難の空振りは大成功 早く避難すればただの雨です。