地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

「GO TOキャンペーン」は延期すべきです

2020-07-10 17:40:44 | 最近のニュースから

今日、国交省の大臣から「GO TOキャンペーン」を今月の22日から始めると・・・

7/22・23の連休に合わせたスタートです。

 

コロナの影響で全国の観光地が悲鳴を上げているので、なんとか手助けをと言う考えは賛成できます。

しかし、それは今じゃないでしょ

 

地方の自治体では同じ趣旨で独自に旅行者に対して色々な補助をしています。

それは国のやり方と違って同一地域の人に限られています。

地域には地域の事情があり、それに沿う形を考えて出した形で経済活動を再開しているのです。

 

今回の「GO TOキャンペーン」を全ての自治体が望んでいるとは、到底思えません。

地方の自治体が少ない予算から考えてやっている事をぶち壊している事に、国は気が付かないのでしようか

 

国は地方がやっている事に上乗せ(併用)してと、、、、厚かましいにもほどが有ります。

地方がやっている事と今回国が始める事とでは、全く主旨が違います

 

都会との交流無くして地方の発展は無い事を承知したうえで、感染の広がりを防ぐ為に貧しさに耐えて頑張る地方の気持ちを踏みにじっています。 地方の経済力では「ある程度はウイルスと共に」は成り立たないんです。

それが成り立つようになるには何年も必要なんです。

感染者が出てもニュースにならない位の状態に社会が変わって、初めて地方は経済活動が普通に戻るんです。

地方に都会の様に経済に向けての強い馬力は有りません

 

東京の隣の県の知事が 「東京由来のウイルスで・・・」と発言して、東京の小池知事は不快感を出していましたが。。

地方の知事は皆さんそう思っています。

現実に四国の徳島でさえ、7/10に東京由来のウイルス感染が出ました。

東京から徳島に来て(6月の末ごろ)直ぐに症状が出たので、ほとんど同じ所で過ごしていた様子で。熱や他の症状が治まらず、センターに相談後に検査を受けて感染を確認した。

こんな感じの事は他県でも発生しています。

埼玉・千葉・神奈川などは「東京由来のウイルス」は確定でしょ。

 

「GO TOキャンペーン」は東京やその近辺の人達に、ウイルスを地方に運べ。

地方の人にはその地域に行ってウイルスを持ち帰れと。。。

そう言っているのと同じです


災害報道の数字は怖い

2020-07-10 12:33:39 | 日記

今年は新型コロナウイルスに始まり、それが終わらないうちに大雨の災害と、、、

本来ならオリンピックで盛り上がっていたはずなのに・・・

人々の気持ちと社会の経済状況は天地の差です。

 

NHKに限らず民法でもコロナと大雨の放送がかなり多いです。

 

その放送を見ていて不思議なのは、、、何故かずぅ~っと見ていられるんです。

まるでマラソンの実況中継を見ている様に。

 

そして、、、

大雨の災害で死者・心肺停止・行方不明者の数字が出ると・・・

勝手に悪魔の足し算が始ます。

心肺停止の人や行方不明者を死者と同列に扱っているのです。

蘇生に頑張ってる心肺停止の人や、家族などの安否を心配して眠れない日々を過ごしている人たちの心を踏みにじる悪魔の足し算です。

もちろん、その足し算は自分の頭の中だけの事ですから他人には解りません。

しかし、、、私の頭の中に悪魔が住み着いているのは確かです。。。。

 

災害時には人の状態を表す数字だけでなく、色々な数字が頻繁に出てきます。

コロナでは感染者数・年齢・潜伏期間・感染率・発症率・重篤な人の人数・入院数・検査数・検査の確率など多数あり。

大雨の災害でも人的被害を表す数字の他に、気温・気圧・降水量・被害面積・避難者数・川の氾濫ヵ所数など多数あります。

 

確かに数字は解りやすいのですが、その数字から受ける個々のイメージは異なります。

例えば東京の感染者数が100人を超えると 「感染者が100人を超える日が続いています」となります。

90人代が続くのと、100人を少し超えているのではそんなに大した意味の違いは有りませんが、イメージとしては大きく違います。

また、ゼロと1では無限の差が有りますが、感染者78人と79人じゃ、ほぼ同じです。

 

東京の感染者数が一日で200人を超えたと注目されています。

しかし、その内容は解らない部分が多い。

地方の徳島では先日の介護士の女性関連で、濃厚接触者と判断された人たちは全員が検査の結果、陰性だったと発表が有りました。 そして今日、新しく東京在住の女性の感染が発表されました。

地方の検査で発表される感染者は発症している確率が高いのは、疑わしい状態になってから検査を受けるからです。

今、東京で行われている検査は「疑わしい人」ではなくて「可能性のある地域の人」なので、これは条件が大きく違い他の場所の検査結果と比べる事は意味が有りません。誤解を招くだけです。

 

表に出てくる数字はシンプルで百の言葉より理解しやすいのですが、その数字が出る過程によって、まるっきり違った数字が出ている事を知っておく必要が有ります。

 

大雨で報道される降水量ですが・・・

九州地方〇〇mm 四国地方〇〇mm、、、、とか都道府県別に発表されます。

これ、、、数字を理解して、自分の判断材料に出来る人は居てますか???

例えば、、、「徳島県でこの24時間に1000mmの雨量が観測されました」

1000mmは雨の多い徳島でも珍しい。

でもね、、、梅雨の時期の大雨は山の西側に大量の雨が降り、台風の時は進路によって山の南側や東側に降ります。

その反対側は普通の雨か曇りです。

つまり、、、「大雨だ。皆さん警戒してください」と言っても、同じ県内でもまったく関係ない地域があり、その人達はそういう経験を繰り返ししています。

その経験が「避難の遅れ」の大きな原因になっています。

 

今もNHKのテレビに明日の朝までに四国地方は250mmの雨量とテロップが流れています。

この情報をどう読み取って自分の行動に活かせるのか・・・???

 

現実的、一般人にとってはかなり難しい判断材料なので、その数字が持つ意味を伝える側がしっかりと分りやすく丁寧に説明する必要が有ります。

それを、、、報道するテレビ局がやっていないのが目立ちます。

災害時には報道する事が多いと言うのは理由になりません。

何かの数字を出して放送する時はそれなりに、その数字が持つ意味を説明しなければ、見ている方が勝手に判断して間違ったイメージを持ってしまいます。