地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

超難・検察庁法改正案

2020-05-18 15:12:58 | 最近のニュースから

公務員の定年延長の法案と共に、同じ公務員である検察庁の定年延長についての法案が問題になっています。

この問題、、、私の感覚ですが、超・超、、むつかしい

 

定年延長は年金の問題も有り、日本社会の一般的な流れです。

ところが内閣の判断で、脱法行為スレスレと言うか、今までの慣例を無視と言うか、政治の司法介入と言うか・・・

本来なら今年の二月に定年を迎える黒川氏の定年を半年延長を決定した事から問題が始まります。

 

現在の検察のトップ(検事総長)は稲田伸夫氏。

就任は2018年の夏で、今までの慣例だと任期はだいたい2年で今年の夏に退任です。

つまり本来なら黒川氏はその前に定年を迎えるので検事総長になる事は有りません。

 

現行法では・・・

・検察官の定年は63才(検事総長は除く)

・ただ法務大臣・内閣の判断で延長も可能

※ これが問題をややこしくしているかも。 延長可能だから問題ないとする内閣。

  前例のない事をするにはそれなりの理由が必要とする反対する人たち。

 

今まで検察の総長人事は検察のOBなどの意見でほぼ決定し、大体は三代程度が決まっています。

※権力を長く持たせないために任期が短い、しかし人事でゴタゴタして検察の仕事に影響してはダメと言う理由です。

 

つまり、今の稲田検事総長はその前の人の時に内定し、その次は黒川氏ではなく林氏と・・・なっていたんです。

検察から出された人事に対して、内閣・天皇陛下と通って確定するのですが、それは形式的で現実的には検察で決まっていると言っても過言ではありません。 それはある意味において検察の独立性を担保する事にもなっています。

 

こういうことに詳しい人から見れば、あまりにもザックリし過ぎている話ですが。

もう、ここまででも頭が痛いです

 

この黒川氏の定年の半年延期は決定済みです。

後は検事総長になるかどうかが問題なんです。 反対する人たちは現内閣と黒川氏のなれ合いを危惧しています。

つまり現内閣にとり都合の良い黒川氏を検察のトップにした方が、現政権の中で問題の人が出た時にそれなりに便宜を図ってくれるのでは・・・との期待が有り。黒川氏を検事総長にしようとしていると。

 

そこで、、、黒川氏はどんな人なのか、解る範囲で推測する事にしました。

 

その経歴の中で特筆すべきことが有りました。

それは2006年から黒川氏は検察の政府対応する担当者になります。 その後に地方の検事正になるのですが、わずか二か月で中央に呼び戻されるのです・・・2010年の出来事です。

 

その当時は大阪地検の部長が証拠品の改ざんで逮捕されると言う、検察にとり最大の不祥事が有った時です。

起訴された特捜の主任だったか?部長だったか?は控訴せずに実刑が確定しました。

国民からの検察の正義が信頼が地に落ちた時です。

 

それらの対応の為に地方から中央に呼び戻されたのは黒川氏の高い能力を検察側が期待しての異例の人事異動です。

当時は民主党政権でしたので、現在の政権とは関係ありません。

黒川氏は国民を代表する政治家とのやりとりや、国民に対する説明などを検察を代表して対処しました。

その結果と言うべきなのか・・・

検察の取り調べを録音する事になったのです。それまでは密室でその様子は外には解かりませんでした。

それは検察官の正義を信頼しての上で成り立っている事ですから、それを疑い録音するのは検察官のプライドを傷つける事にもなります。検察内部には取り調べの録音に対して反対する人も多かったのですが、証拠品の改ざんと言うとんでもない事をやってしまった後なので、国民は許してくれませんでした。

 

黒川氏は検察の代表として、今までの検察を守ろうと、譲れるギリギリを探したことでしょう。

それだけではなく検察にとり大きな問題の「司法取引」などもあり。日本の検察の正義感が揺れ動くことになります。

そういう検察にとり激動期に、その時の政権と渡り合ってきたのが黒川氏です。

その高い能力で出世していくのは当然の結果なのですが、先に言ったように検察のトップ人事はOBによって3代はほぼきまっていて、その中に黒川氏は入っていなかった。

 

どんな世界でもOBは自分たちのやって来た事に自信と誇りを持っています。

検察と言う特殊な権力は、時の政治権力により簡単にその姿勢を変えてはいけない。

これは絶対的に保って欲しいのですが。反面、いつまでも古い考え方が支配して社会の変化に付いていけない部分が出てくるのも事実だと感じます。

 

それで現在の黒川氏はどうなのか???

これは解らない。。。 長い政治家対応で考え方かに変化があったのか・・・

それとも以前同様に強い正義感を持っているのか・・・

 

このブログを書いている最中に

「今国会での成立を見送る」と速報が出ました。

 

私の様な無知な人間に、この法案の是非を判断するのは難しいのですが、、、

ただ言える事はタイミングが悪かったですね。

内閣や自民党が言うように黒川氏の定年延長と関係はないと言っても、問題視された事を後付けで正当化していると疑われても仕方ないタイミングです。

そのお陰で、黒川氏自身も悪者になってしまっている感じもします。

これは、、、、黒川氏も林氏も検事総長に成れない可能性が大きくなってきましたね。

 

あるテレビで現職の検事にインタビューしたのが出ていました。

その多くは検察の独立性が問題になると・・・

しかし、ある検事の返答が

「検察が絶対的な正義とは限らない。検察の暴走を抑える為にある一定の歯止めは必要。」

そんな趣旨のことを言っていました。 常に自分のやっている事は正しいのか自問自答しながら、与えられた権力を行使する姿勢は素晴らしいと感じました。

 

法律の成立を先送りする事で、この話は下火になりますが、、、、

・IR関連法案   ・緊急事態の措置法   などと同じように問題点の多い法です。

マスコミに登場する賢い人達は自分の意見を言う前に、私の様な人間にも理解しやすいように解説して欲しいものです。

 

 

 

 

 


アベノマスク

2020-05-18 10:01:57 | 日記

何時になったら届くのか、、、アベノマスク

私や周りの人でアベノマスクが届いた人はいませんね。

 

そんな話をしていたら、、、、

姪の所には届いたみたいです。

 

 

これだけ話題になったマスクですから、届いたら記念に保管しておきたい気分です。