2017年12月にあった殺人事件。
場所は神奈川県相模原市南区大野台。
12月の12日の午後11時半ごろ。
歩いていた二人がつかみ合いのトラブルになり、男が刃物を振り回してもう一方の男性を刺したのを通行人が目撃。
その後、自転車で逃走する男が複数の防犯カメラに写っていた。
その自転車(血が付着)を発見したが、持ち主とは年齢も違い。そこから捜査が始まり、発見された自転車置き場のある住宅に住む男が逮捕された。 その男のメガネも事件現場で発見されている。
〇 目撃者
〇 防犯カメラ
〇 現場に落ちていたメガネ
〇 自転車の放置場所
無いのは
✕ 犯人の自供
✕ 凶器の刃物
一審では 「被告が犯人とは立証できていない」として無罪判断
そして、二審は「一審の判断に問題はない」として、検察の控訴を棄却
無罪判決を勝ち取ったのは、、、元・容疑者の大石明彦さん(41)
第一感としては、目撃者と防犯カメラで犯人の特定は簡単だと思ったのですが・・・・
その上に現場に落ちていた元・被告のメガネで状況証拠は十分だとも・・・
これは私だけでなく、この事件を知る多くの人が感じたと思います。
容疑者だった大石さんは「記憶がない」と否定するだけで、具体的な無実の証明はない。
確かに無実の証明は「悪魔の証明」で難しい場合があり、その事だけで大石さんを責めることは出来ません。
無罪判決だけど、、、限りなくクロに近いと言う印象を払拭するのは新犯人の逮捕しかありません。
しかし有罪と信じて起訴した検察が新犯人捜しをする訳がなく、警察も同様です。
最高裁まで行き無罪が確定してから警察が動いても、古い事件となり、もうそこには目新しい真実を発見する可能性はないでしょう。
逆に、、、やっぱり大石さんが犯人だとして最高裁まで争うなら、裁判所が納得するだけのモノを提供して有罪を確実に取れる状態でやって欲しいものです。
後味が悪い、、、そんな事では済まされない。
殺人犯を逃がしたり、間違った人を殺人犯扱いしたり、、、これは許されることではない。