地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

干し柿

2016-11-18 19:44:30 | 日記
今年は柿の当たり年です。

去年までは 「ちぎらせてよぉ~」 とおばあさんに言ってた柿の木が、何時の間にか「my柿の木」になって、柿の木5本になった柿を取り放題で、正直な所は供給過多になってます。

そんな状況なのに・・・
お婆さんの近所の人まで 「お~い、渋柿を持ってかえれぇ。」 と農業用のコンテナに山盛り持ってきた。
スーパーの買い物籠だと3~4杯はあります。。。

確かに普通の甘がきとは違って別物だと言う感覚も有りますけど・・・そんなには要らん
ほんの10個もあれば十分です。

その近所の人が帰ってから、側に居てたお婆さんに
「ウチはこんなに必要ないので、お婆さんの知り合いにでも・・・」とお願いすると。

「はいはい、私は仕事もしてないし、これを全部処理して家の軒下に干しといてあげるから、出来たら取りに来な!!」

それは面倒かけるし、ありがたい話なんだけど・・・そういう意味じゃないんですけどねぇ~
一度頼んでしまったら、お年寄り相手にもう変更は不可能です。
とりあえずは渋柿から離れられたが、先ではどうなる事か・・・お婆さんの記憶が無くなる事だけを願うしかない。

あいそで・・・「少しは持って帰る」と言うと
「ふうふなかよく」で10個は必要と言うんです。
正月の時に飾る櫛に刺した干し柿の事を言っているのですが、どう言う意味か解らず聞きなおすと・・。

夫婦で両サイドに2個づづ、仲むつましくで中に6個で合計10個と説明された。
1・2・3をひい・ふう・みぃと数えるので、ふうは2個なんでしょう。

それを聞いて思い出した。。。
外にはニコニコ(2個・2個) 中は睦まじくで(むっつ・6個)合計10個と言う話。
まぁ、どちらでも良いんですけどね 今回はとりあえずお婆さんの話を正解としておきます。

そこで先ほど自宅に帰り干し柿にトライしました。



おかげさんで柿をむくのは早くなりました。
意味は解らないのですが、お婆さんが柿の先の皮を少し残していたので、今回は全てお婆さんが正解と言う事で、その様にマネをしてむきました。

持って帰った少ない渋柿の処理が終わり一段落した時に・・・要らん事に気が付いてしまった。

供給過多で処理に困っている普通の甘柿も干し柿にすれば良いんだ
出来上がって冷蔵庫で保管すればソコソコもつ、家の中に放置したままでブヨブヨになり廃棄する柿が耐えない状態を考えれば良い案だと・・・・大量の干し柿が待っている事も忘れて 「良し」と

急いで柿を確認すると・・・
なんと持ち帰るビニール袋が破れないように全て茎をきれいに切り取ってあるんです。

まだ柿の木に実は大量に残っているので、次回の収穫で枝を残せば干し柿ようのモノは手に入りますが、どうしたものか・・・

警察官の暴行

2016-11-18 13:51:26 | 最近のニュースから
法医学者の出羽厚二・岩手大学教授から「取調べ中の医師の死亡は警察官の暴行だと」告発。

ざっくりと「経緯」・・・

取調べ中に亡くなった医師は奈良県大和郡山市の山本病院の理事長。
2009年に詐欺容疑で逮捕されて事件が表に出ました。

逮捕理由は入院患者に心臓カテーテル手術をしたように装い、診療報酬約170円を騙し取った事です。

しかし警察の本当の狙い は「患者の死亡事件」です。
この山本病院には色々と疑惑があり、その解明に警察が乗り出したのです。

その疑惑は同病院に務めていた女性看護師が軽度の狭心症にも関らず、手術を強要し手術の結果死亡させてしまった。
そして他の患者でも、良性の腫瘍なのに悪性の肝臓癌だと偽り手術をして死亡させた。(保存されていた検体が病理検査で良性と証明)

・・・・これらの捜査の中で発生したのが、今回の「警察による暴行での医師死亡」の疑いです。



医療現場で行われた出来事を立証するのは警察と言えどもかなり難しい、その難しい事件に警察が挑戦していた時に発生した「医師(54)の死亡事件」に問題がある様子です。

この医師が犯行の認否を翻し、警察もあせっていたのは容易に想像できます。
警察官にとり、医師を逮捕して有罪を確定されればかなりの高得点。
世の中の注目度も高く、医師を相手に捜査をスタートすればやりきる(逮捕・起訴・有罪確定)よりは道は無い状態になります。

その上に・・・
医者と言えども疑惑の内容を考えれば、人を殺した殺人犯と同じだとの世の中の感覚も後押しし、かなり強引な取調べの可能性は大きい。
容疑者が枝の暴力団員とか、社会から批判の高い相手には、取調べの警察官も強気になってしまう場合が多い。


私自身の基本的な警察官に対する感覚は・・・たぶん一般的より好意的だと思っています。
しかし、この種の出来事は警察の体質に関る事で、この部分をクリアにしなければ「大昔の警察」の悪い部分が残ってしまいます。

私が子供の頃に遊んでもらった人が警察の取調べを受けた翌日に亡くなった出来事が有ります。
その人は学生の頃から「反体制の学生運動」を積極的にしていた人です。

大人になってもその活動は収まらず、警察・公安にマークされる人生を送りながらも積極的に活動を続けていました。
警察にも何度も事情徴収を受ける状態で、商売をしている身内からも「厄介者」扱いだったようです。

ある時に警察に拘留され、色々と調べを受け、その後に釈放されて自宅に帰り・・・
「体調が悪い・・」と自室に入った。 翌日に食事もとらないので見に行くと・・冷たくなっていた。

普通・・・自分の子や兄弟が突然に亡くなれば、その原因を知りたくなりますよね。
ところが長年に渡って、その人間に迷惑をかけられていたら・・・どうでしょう???

自分だけじゃなくて、妻や子供達も「思想犯」が身内に居てる事で受ける社会からの批判の目。
大都会と違って地方都市じゃ、その状態での人生はかなり厳しいです。
身内の死亡原因には触れずに済ませてしまった身内の人たちを責める事は出来ません。

しかし

その身内の思いと・・・警察での取調べ内容とは別事件の話で、、、、
どんな「厄介者」でも「憎まれ者」でも、取調べに暴力を疑われるような事は警察自身が払拭しなければなりません。
疑いを払拭するのは疑いを立証するより難しい事と思います。

しかし警察と言う場所は密室で、一般社会から覗き見る事の出来ない場所です。
警察内での暴力疑惑を明確にする義務は警察が負わなければなりません。

そんな暴力は無い事が絶対条件ですが、もし、もしも存在した場合は公表して謝罪する事が「近代警察」の勤めであり、そうする事によって世の中から信頼される事を知って欲しい。

ごまかして・・・何も良い事は無い