今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

化学調味料を一切使用しない中華料理。

2015年05月01日 | グルメ
元々、昔の中華料理に多かった「○の素」を大量に入れた料理を食べるとなんか舌がピリピリとして(それでラーメンがキライになってしまって)、中華料理屋さんには好んで自分から行く事は少なかった。
(餃子巡りなんて、奇跡だ、台湾のデンダイホン本店へ行ってから価値観が変った。)

で、今回化学調味料を一切使用しないという炒飯とスープを食べてきた。
しっかり、パラパラとしていて、腕も一級なんだけれど、

とにかく、化学調味料無しで、ここまで中国っぽい大陸的な味が出せるのか?!!!と、
心底驚かされた。
スープも、昔の中華料理屋さんの味の、後味に舌がピリピリしないで、まろやかに飲み干せる感じが炒飯と共に持続し続けて、箸(スプーン)が止まらなかった。
ちょっとだけ又価値観が変った体験をした。

ラーメンブームの時もそうだったが、やはりあの頃も「無化調」が、ついつい行きたくなる店だったな、ケミカルな味が駄目で(自分はアタマおかしいけれど、そこまで病んでいるとも思えないので)。

小さいうちや若いうちから味覚まで病んでいたくない。
素朴でもいいから、レトルトばっかりの食生活なんて嫌な人生を送りたくない。
IHも嫌だ、やはり火の調理が楽しいんだ、同じものでも個体差のある食材のスペックを最大限に引き出せる、それは人間の手による五感を使ったものだけだ。
大手資本の様に、ネコもシャクシもマニュアル通りの、何処へ行っても同じ料理しか食べられないなんてゴメンだ。車のガソリンやロボットのオイルではないのだから。
だから大手資本しか家賃を払えない複合型総合施設とか大嫌いだ、ツマラナイんだモノ、実際にテナントの出入りが激しいし、本店でない限りやはり味が違う、何処も同じチャーン店なんて、そんなマニュアル化された所から、本物のカルチャーなんか生まれない。
自由な発想じゃないんだもの。

まあ、ちょっと熱くなってしまったが、化学調味料無しは美味しかった。

因みに、
「中国料理」は・・・中国大陸にある本来のレシピ料理。
「中華料理」は・・・日本人向けにある程度、創意工夫された料理。
とおおまかになっているそうだ。


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