今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

冷凍エビシューマイ→海鮮中華粥。

2021年05月16日 | 今日の料理
冷凍のシューマイを理由あって手に入れたのだが、さあ作ってみようと思ったが、うちはややレンジが壊れている事に気付き(壊れている事を忘れてしまうぐらい壊れてはいないのよ)、シマッタ、これでは冷凍食品の本当のパフォーマンスが発揮出来ないだろうなと・・・

パッケージを読むと普通に蒸し器での蒸し方が書いてあったが、布巾を敷いて、その上にシューマイを乗せるですと?
う~ん、うちに今ある布巾はこういうモコモコしたモノしかないなー、
ここでいう布巾は恐らくもっと手拭いみたいな生地の布巾を指しているのだろうから違う気がした・・・
(出来ない事はないだろうけれど、旨味とか水分を吸い過ぎてしまいそうで・・・)

で、考えた挙句、やはり普通の点心みたいに、レタスや葉っぱ類を敷いて蒸すやり方に落ち着いた・・・
レタスは少し苦味が出るし、中国野菜もやや苦味があるので、うちはキャベツ!!

強火で5分でいいんだ?
5分でキャベツに火が入るか不安だったので、一応太い芯は縦に半分にしたり、切れ目を数カ所入れておいたが芸が細かい、でも「成功する人や場合は意外に緻密」という言葉もあるし、重箱の隅をつつくように細かいんじゃないよ?、抑える所を抑えて緻密という意)

余った時そのままチン出来るからトングで耐熱皿に

酢醤油?(でいいのかな?エビシューマイはよく解からん)と、
納豆昆布(←煮た昆布をタレや醤油替わりに)ご飯と。
まさか5分だと思わず、味噌汁を作る余裕が無かった・・・

私が読んできた料理の本には、
『調味料はかけてしまうと摂取する料・使用する料は増えるが、調味料を漬けて食べるとその摂取する使用料が格段に減る』
と書かれているモノが非常に多かったので、(全てに対し)絶対ではないけれど、なるべく漬ける派にしている。
食べる人が自分で好みの味にすればいい素材自身の味も解かるようになるし。

シューマイは外のモノなので完全だったが、キャベツが尋常じゃなかった!!
春キャベツでもないのに、こんなに甘く柔らかいとは・・・
す、凄過ぎる・・・
最近、自家製焼売を作っていなかったので、この感動を忘れていた・・・
やっぱり自然のモノがいいわ・・・

カラシをタレの全てに溶かなかったのは、酢醤油が余った時、千切り野菜をタッパに入れておいたモノにかけてドレッシング代わりにする為・・・
(サラダは流石にかけるわ・・・)

ほんのりエビシューマイの風味もして、なんだかどことなく優しい感じになった。
(酢がツンツン立っていないというか・・・)
その分、香味野菜のキレが引き立つというか。

この蒸した汁で、何か出来ないかな?と、汁の味だけをみたら意外に良さ気な感じの出汁。
エビシューマイの僅かな海鮮の風味と、
キャベツの爽やかさ・・・

パッケージを燃えないゴミのゴミ袋から拾い出し、原材料を読んでみると、これは意外にも薬系が入っていなかった。
食品添加物のマジックでない事は祈るが)
ホタテエキスとか入っている、そりゃウマイわな・・・

海鮮中華粥とか炊けないかな・・・
もしくは海鮮の餃子小龍包のスープとか?

ということでアジアとかで食べたお粥の中華粥の海鮮Ver.みたいなものを作ってみようかな。
『海鮮中華粥』
お粥って米がもの凄く増えるから、多くのレシピはカップ1=200mlで作っているが、私は100mlでいいや・・・
(↓写真の量から足した)

洗って、ザルにきり

え?、色々調べると中華粥はサラダ油をかけておくらしいが・・・
(太りそうだが本当に中華は油を使うんだなー)
あとザルの網目やフチの隙間に詰まった油を洗い落とすのって凄く嫌じゃね?

仕方が無いので30分ぐらい水を切っておいてから、ボウルへ移し、油をかけて混ぜておいた。
嫌だもの、油まみれのザルを洗うなんて。
ボウルでさえ、紙で1度拭いてから洗うのがセオリーだし、本格的にやる必要が何処にあるってぇハナシだ。
家や個人でやったら洗い物も何もかも自分でやらないといけないんだ。

エビシューマイを蒸した蒸し汁=出汁or水を6カップ=200ml×6なので1200ml使うらしい、
(1カップだったら12カップ=2400mlか・・・尋常じゃない量を使うんだな・・・)

寧ろ蒸し汁が足りなかったので少し水を足した。
水で作る事もあるし。

先ずは出し汁を沸かし

沸騰したら先程の米を入れ

焦げないように)ザっとかき回し

再沸騰をしたら中火~中火弱
(うちの右側のコンロは口径が大きいからキモチ中弱火にした)

少し蓋をズラして私は30分(全体としては40分)ぐらいを目安にしようかな。
(色々調べると40分の人もいたり、1時間又は2時間の人も居る、←当然弱火だろうが)

時々かき混ぜないと焦げ付く可能性があるが・・・
なるほど!!、米を油でコーティングしておいた理由は米同士がくっ付かないとかだけではなく焦げ付かない為というのもあるのかもね・・・

30分ぐらい経ったら、
本来、出来上がりに生の刺身用の魚介類を乗せたり刺身にお粥をかけたりして(←フォー・ボーみたいだな・・・)、半生のレア状態にするのだが
ホタテのかの刺身用があったら火を通すなんて勿体ない事はしたくないし、
(火を通すとしてもフライパンでレアに仕上げる練習やレアに揚げる練習をしたい為&薄切りのホタテや刺身を数枚乗せた所でそこまで出汁が出るとも思えん・・・
急に刺身用の白身魚や魚貝類は無かったので、

冷凍のままのシーフードミックスを入れ

更に小松菜を茹でた常備菜がタッパにあったのでチンゲンサイとか中国菜の代わりにそれも入れてしまった。
野菜類は魚貝の臭みをより相殺してくれる要素がある気がして、蒸し汁自体にキャベツの旨味も入っているし、この後、胡麻油や甘くない醤油も使うし臭みは一切無い

この辺からは弱火にしたり、蓋を取って7分~10分、わりかし偶にかき回しておかないと鍋底が焦げ付く

仕上げに(火を切ってしまってもいいかも)胡麻油と醤油を少し(少しというのは私の中で理由がある)。

又は塩で味を調える人も居るが・・・

私は島国の人間なので、全部に味を付けてしまわず食べる人が自分の味で食べるイギリス方式(その方が素材そのものの味が解かるし、活きる)。
薬味は白髪ネギとか小葱の微塵切り・ピータン・クコの実・ザーサイ・松の実・揚げたピーナツや揚げた春巻きの皮等、いろいろあると嬉しいのだが、よりによって1つも無かったので、
まさかその為に(しかも雨の中)スーパーに行くのもなんだし
生姜と別件で使った大葉をあしらったが、絶対に必要というワケでもないぐらいそれだけでも美味しかった。
油条(ユーティヤオ)を用意する余裕は無かった・・・
原材料を知ってから重曹のニオイを感じ過ぎてしまうようになったし(嫌いではないのだが)。

いろいろ試した結果醤油と胡麻油(少し)だけが良いみたい。

余った分は鍋に入れておくと、こびりついて洗う事が大変になるので丼によそって翌日以降チンだな・・・

再加熱をすると風味が飛ぶので、調味料の後入れ方式を採用しているという事もあるんだ。

で、海鮮中華粥の味、サイコーよ・・・
偶に行っていた横浜の「うさフェス」のついでに(どっちがついでか解からんが)中華街で食べたお粥や、ベトナムで食べたお粥、台湾で食べたお粥、それらに負けずとも劣らずという感じ。
(まさか冷凍エビシューマイの蒸し汁で作ったとは思わなかったでしょ!!、冒頭のようにレンジがやや壊れている更に焼売を手作りしていて原理原則を努力をして知っていて良かったなーって思う)

マジでこんな美味しいとは・・・
(あと、お粥は優しい満腹になるが直ぐにお腹が減るので軽くてラクとでもいえばいいだろうか、お粥っていいぞ、これ・・・海外をウロついていた時は、ビビリだから命を守る事で精一杯だったので短期間だったし、ここまで解からなかったな、久しぶりに食の『真髄』に触れた気がした)

こうなると日本の梅干しで食べるお粥も恋しくなるな・・・
魯山人の牡蠣雑炊雑炊と表記されているが粥)なんてのも良いな・・・

『オマケ①』

翌日、そのままレンチンをして食べてみたが・・・

あれ?、全然味が違う、なんていうか、鮮烈さとか新鮮さみたいなのが物足りない!!
こんなに劣化するんだ?

やっぱり米から炊いた炊きたては美味しいんだなーって改めて理解出来た!!

「オマケ②」

勿論、無理に米から炊かなくても半分の時間で済む・・・←それを言っちゃ本末転倒だが、味はあくまでそこそこだ。
(私はご飯をレンチンするのが嫌いだから冷凍をしないので、出されれば食べるけれど、出来ればそのままがいい)

短時間だろうと思ってシーフードミックスを先に入れてしまったが、まだ雑炊だな・・・
(お粥があまり好きでは無いので、実は雑炊のままでいきたい気がするが・・・勉強の為、グッと我慢)

そういえばお粥って時々かき混ぜて放っておくことと、最後の段階だけ焦げないように気を付ければ意外に気がラク(食後もラク)なんだなーってフト感じた。

出来上がりの5分ぐらい前に冷凍モノのシーフードを入れればよかった。
そうすれば縮まない。

今回は余っていた冷凍のカラスミと、カラスミの風味を活かしたいから胡麻油は少な目にしておいた。
まぁ、パスタが合うんだし合わない事もないだろ・・・

カラスミを崩して入れなかったらレンゲで潰している間に蒸発をしまくって(蓋をしておけばよかったが高温だと冷凍シーフードが縮むので)、なんか「おじや」みたいになっちゃった・・・
スープや水分が少なかった失敗例こういう失敗はしないように!!)

だが、尋常じゃなく美味しい・・・
(やっぱカラスミはスゲーな・・・)



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