社長つれづれ日記

私を深め、身近な人を、社員さんを、
    会社を、良き友を深める心のページ

ビジョンモチベーション

2005年09月26日 | 仕事
 我が社の経営理念はいくつかの項目に分かれています。その中にある「我が社のビジョン」とは、我が社の将来なるべき姿を明文化したものです。ですから、我が社の将来がどのようになっているのかをイメージするなら、この「我が社のビジョン」を読めばわかるのです。

 今日、社員面談を実施しました。新入社員の舛田くんの面談でした。彼は9月1日の入社でしたから、今日で小一ヶ月になります。先輩の松田くんと同行をしながら営業の実務経験を積んでいる最中です。時期的に言うと、何となく我が社の仕事が見えてきたというところでしょうか。

 我が社の面談は自己申告アンケートと自己成長シートを元に行います。彼ともその面談シートを元に行いました。仕事の適性的には本人は気に入っているようで、自分で合っているとの判断です。また、自分の、現状の人材レベル値についてもきちんと把握しており、客観的な判断力をもっています。もちろん向上心もあります。

 そういうやる気のある彼と、職場環境のことや今後の取り組みについて話をしていました。

 彼はおもむろに「僕はこの会社で一生懸命頑張って、この会社を○○○のような会社にすることが目標です」と言い始めました。そして、次に、じっと私の目を見て「社長は将来この会社をどのようしたいと思っているのですか」という質問を投げかけてきました。

 私はその真剣な問いかけに、私の頭に浮かんだものは「我が社のビジョン」でした。そして、彼のビジョンとすりあわせをしながら、我が社のビジョンと私の思いを伝えました。

 我が社では、全員で、毎日「我が社のビジョン」を唱和しています。ですから、我が社の目指すべき会社像は、社員さんに理解してもらっていると思っていました。しかし、今回舛田くんと面談しながら、それがよく伝わっていないことがわかりました。いや、私が伝えていないことがわかりました。

 新入社員さんは夢と希望を持って会社に入社をしてきます。そして、会社の将来に自分の将来を重ねてきます。見方を変えると、会社の将来があるからやる気もわくのです。経営者が会社の将来を、熱く明確に語らずにどうして新入社員さんにやる気を持たせることが出来ましょうか。そして、既存の社員さんに対しても同様ですよね。

 新入社員さんの個人面談を終え、文字だけに終わらない、経営者の魂のこもったビジョンモチベーションの必要性を再確認した次第です。

 日々の社員さんとのコミュニケーションの中で、私は仕事にやりがいと責任を感じています。そして、身が引き締まる思いと、さらなる向上心がわき出る思いを胸に感じながら、前を向いて歩いている今日この頃です。