アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

794 あちゃこの京都日誌  吉祥院天満宮

2021-01-23 09:32:08 | 日記

吉祥院天満宮に行って来た。なぜかこちらも未踏の地。南区の久世橋に近く宇治川か桂川の橋近くにある。

言わずと知れた、菅公(菅原道真)の生誕の地。父菅原是善の住居跡に、道真の死後いち早く神社を祀った。菅原家の念持仏である吉祥院を祀っていた事から吉祥院天満宮と言う。

因みに京都の天神さんの代表的神社を紹介する。

京都の主な天神さん

創建

特徴

所在

吉祥院天満宮

934年(承平4年)

菅原道真公生誕の地

恵那塚など

南区吉祥院政所町3

北野天満宮

947年(天暦元年)

天神信仰の中心

25日は天神の日

上京区御前通今出川上る

錦天満宮

1003年(長保5年)

学業に加え商売繁盛も御利益

錦市場の入り口

中京区錦小路通新京極

水火天満宮

923年(延長元年)

醍醐天皇の勅願により水難火難除けの守護神

上京区堀川通上御霊前上る扇町

長岡天満宮

784年(延暦3年)

「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しんだ

長岡京市天神2-15-13

 

鳥居横には、菅公産湯を使った井戸の跡があった。境内には、恵那塚もありゆかりの深さが分かる。

近年は、このようなものもある。牛を撫でてお腹の下をくぐるとご利益がある。

そしてこんなキャラも。

もはや怨念に基づく恐ろしい「天神信仰」など、どこにもうかがえない。

さらに天神信仰は、25日(誕生日も命日も)に因み、25社巡るものが多い。以下に紹介しておく。

洛陽天満宮二十五社順拝

第1番菅大臣天満宮 京都市下京区

第2番北菅大臣天満宮 京都市下京区

第3番筑紫天満宮 京都市下京区

第4番一夜天満宮壬生寺京都市中京区壬生寺

第5番神泉苑天満宮 洛中天満宮

第6番火除天満宮 京都市下京区

第7番菅原院天満宮 京都市上京区

第8番安楽寺天満宮 京都市上京区

第9番北野天満宮 京都市上京区 御霊地三社

第10番水火天満宮 京都市上京区 御霊地三社

第11番上御霊天満宮 京都市上京区

第12番梶井天満宮 現存せず

第13番菅家天満宮 京都市中京区 下御霊神社

第14番雪天満宮 京都市東山区

第15番梅宿菴天満宮 京都市東山区 知恩院

第16番天拝天満宮 京都市東山区

第17番梅丸天満宮 京都市東山区

第18番綱敷天満宮 京都市東山区高台寺

第19番若宮天満宮 京都市東山区

第20番紅梅天満宮 京都市下京区 萬年寺

第21番文子天満宮 京都市下京区

第22番西念寺天満宮 京都市下京区西念寺

第23番法然寺天満宮京都市下京区)移転前の法然寺

第24番大雲院天満宮 京都市下京区大雲院

第25番錦天満宮 京都市中京区

また、菅公聖蹟二十五拝では、京都から九州までの菅原道真を祀る天満宮の中から、由緒深い25社を選んで順拝する風習もある。以下に紹介する。

番号 神社名 住所
第1番 菅原院天満宮神社 京都府京都市上京区烏丸通下立売下ル堀松町408
第2番 錦天満宮 京都府京都市中京区新京極通四条上ル中之町537
第3番 菅大臣神社 京都府京都市下京区仏光寺通新町西入ル菅大臣町187-1
第4番 吉祥院天満宮 京都府京都市南区吉祥院政所町3
第5番 長岡天満宮 京都府長岡京市開田天神2-15-13
第6番 與喜天満神社 奈良県桜井市初瀬14
第7番 威徳天満宮 奈良県吉野郡吉野町吉野山 金峰山寺
第8番 道明寺天満宮 大阪府藤井寺市道明寺1-16-40
第9番 佐太天神宮 大阪府守口市佐太中町7-16-25
第10番 大阪天満宮 大阪府大阪市北区天神橋2-1-8
第11番 露天神社 大阪府大阪市北区曾根崎2-5-4
第12番 福島天満宮 大阪府大阪市福島区福島2-8-1
第13番 長洲天満宮 兵庫県尼崎市長洲本通3-5-1
第14番 綱敷天満宮 兵庫県神戸市須磨区天神町2-1-11
第15番 天神社 兵庫県明石市大蔵天神町8-2511
第16番 曽根天満宮 兵庫県高砂市曽根町2286-1
第17番 大塩天満宮 兵庫県姫路市大塩町汐咲1-50
第18番 滝宮天満宮 香川県綾歌郡綾南町滝宮1314
第19番 御袖天満宮 広島県尾道市長江1-11-16
第20番 厳島神社天神社 広島県廿日市市宮島町1-1
第21番 防府天満宮 山口県防府市松崎町14
第22番 綱敷天満宮 福岡県福岡市博多区綱場町5-7
第23番 太宰府天満宮 福岡県太宰府市宰府4-7-1
第24番 上宮天満宮 大阪府高槻市天神町1-15-5
第25番 北野天満宮 京都府京都市上京区御前通今出川上ル馬喰町

以上は、ウキペディアから引用。

天神さんは今は学問や芸事の神様だが、本来は「恨みを晴らす。」遺恨を晴らす為の神様であることを覚えておきたい。