昨日は東大の弥生講堂で開催されたクマの研究会に行ってきました。主催は日本クマネットワークという団体で、私はこの会員ではありませんが一般の参加も自由ということでした。テーマは「クマの保全から生物多様性を考える」というもので、6名の研究者から発表があった。
私としてはこのなかで特に「種蒔くクマ-森林更新に果たすクマの役割」という発表を興味を持って聞きました。森に暮らすある種の動物たちは、様々な形で植物の種子をばらまくお手伝いをしていることが知られていますが、クマの場合には最大22㎞も遠方まで種子を運ぶことができる(糞を落とすということですが)ということです。そして、そこから発芽に至るまでのメカニズムも詳細に報告されて、落とされた糞を処理するネズミや昆虫もいて初めて発芽することができるということでした。つまり、クマとネズミ、昆虫の3者による共同作業によって種子が発芽に至るということなのです。
私としてはこのなかで特に「種蒔くクマ-森林更新に果たすクマの役割」という発表を興味を持って聞きました。森に暮らすある種の動物たちは、様々な形で植物の種子をばらまくお手伝いをしていることが知られていますが、クマの場合には最大22㎞も遠方まで種子を運ぶことができる(糞を落とすということですが)ということです。そして、そこから発芽に至るまでのメカニズムも詳細に報告されて、落とされた糞を処理するネズミや昆虫もいて初めて発芽することができるということでした。つまり、クマとネズミ、昆虫の3者による共同作業によって種子が発芽に至るということなのです。