カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

歌川国芳展

2012-01-13 | 美術
 森アーツセンターギャラリーで開催中の「歌川国芳展」を見に行ってきました。会場に入ると数珠繋ぎの状態で、ちょっと気圧されてしまいましたが、先の方に進むと少し空いているところがあったので空いているところを見つけながら見てゆきました。ひとことでいってとても面白かったですね。見終わったところで時計を見ると3時間以上がたっていました。没後150年ということですが、生まれは幕末の1797年で、これはシューベルトと同じ生年になります。作品は国芳の想像力やユーモアがあふれていて、画面からあふれんばかりのダイナミズムと同時にとてもデザイン的でイラストのようなものもあって、現代に通じるような作風です。魚が手に刀を持って戦う姿が描かれている絵もあって、ボッシュやブリューゲルを想わせます。登場人物が着ている着物の柄は今でも見かけるものが多く、江戸の世と現代とがつながっていることも改めて感じました。19日からは多くの作品を入れ替えて後期の展示が始まり、2月12日まで開催とのこと。
 見終って外にでるとすでに暗くなっており、イルミネーションが輝いていたので、六本木ヒルズ森タワーを入れて撮影。
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