カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

浜川崎「アウマンの家」

2015-05-25 | あちこち
 数年前の新聞に鶴見線の駅でまるで海に浮かぶような駅があると載っていて一度行ってみたいものだと思っていたが、先日部屋の片づけをしているとこの駅を紹介しているJRが作ったミニパンフが出てきた。鶴見線の他南武支線沿線の見どころも載っていたので、でかけることにした。川崎に生まれて川崎育ちで南武線には通勤でも使用していたから数えきれないほど乗っているが、尻手駅からでる南武支線には一度も乗ったことがなかった。まあ、川崎市民でもこの支線に乗ったことのある人はそれほど多くはないのではないか。南武線から南武支線に乗り換えたが、日中にはなんと40分間隔という時間帯があって、タイミングが悪ければ長い時間待たされるところだったが、運よく10分足らずの待ち合わせで乗ることができた。しかし、やってきた車両は2両編成という短さでこれもこれまでの川崎暮らしでは考えられないことであり、一気に小旅行という気分になってきた。まず下車したのは3つ目の浜川崎駅だが、無人の駅というのにもちょっとびっくり。駅前はなんとも殺風景な景色だった。
  
 目的はJFEスチール(というより日本鋼管と呼んだ方がなじみがありますが)の工場の中にある「アウマンの家」を見ること。日本鋼管創業時の1912年にドイツから職工長を招き、そのための宿舎として建てたとのこと。
 大きな木に囲まれ建物前には大きな門柱が立っていて写真だけを見ると軽井沢の別荘地のよう。
  
 木造平屋建ての住まいで現在も社員食堂として利用されていましたので、少し時間が早かったですが中も見てみたいと思い昼食を摂ることにしました。ただ、中は飾り気がなく窓枠の造りが往時を偲ばせる程度。
 
 敷地内を少し歩きましたが、広大な敷地でとても歩ききれません。鉄鋼を造っているような社屋が見えないので、通りかかった社員の方に尋ねると鉄鋼の生産は別のエリアで行われているとのことで指を指した方向を見ると、いかにも工場という建物や配管が見えました。
 「アウマンの家」の近くにあった星形の窓が可愛らしい社屋。
 

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