中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

とうとう南山女子部の入試です。

2014年01月30日 | Weblog
例年に比べ、お天気の崩れも少なく、順調に乗り切れそうな中学入試です。
とはいえ、南山女子部の入試には油断は禁物です。

忘れ物をしないように、寒暖の調節のできる服装で、ほどよい緊張感を持って。

エリザベスに関わった全てのお子さんに栄光あれ。

素敵な春を迎えられますように。

理科に興味を~地震の研究ジョン・ミルン博士、そして学校説明会と模試

2013年10月11日 | Weblog
秋になり、6年生は過去問の取り組みも真剣モードになって参りました。
理科に関しては、この時期にきて極端な苦手単元があると、それだけで弱気になってしまい、全教科に良くない影響を及ぼします。
どの単元も大きく苦手にしないように、4~5年生のうちから興味だけでも持っておきましょう。

時々、テレビのニュース速報で流れる地震ですが、今では当たり前のようにすぐに計測できるものを、昔はどのように研究していたのでしょうか。

明治時代に政府が、イギリスから東京大学(昔は呼び方は違いましたが)に招待した研究者が、ジョン・ミルン博士です。
来日した初日に、さっそく地震を体験し、自宅に6メートルの振り子を設置しました。
数年後には横浜地震というものが起こり、さらに興味を持ち、世界初の地震学会を発足させました。
地震の大きさを測るだけでなく、原因を調べ、予知ができないか、まで考えていました。

「水平振り子地震計」「簡単地震計(地面の水平方向の動きを板に記録するもの)」「感震器(揺れの大きさを測るもの)」など、多くを考案し、それを世界中30ヶ所以上に設置して、研究を続けました。

ジョン・ミルンの研究からスタートして、めざましい発展をとげ、現在のような当たり前に詳細がわかる時代になったのです。

世の中で起こっていることの一つ一つを考えると、不思議なことばかり、次々と興味がわいてきます。
小さなことでも、どんどん調べてどんどん吸収しましょう。
長い人生の中で、決して無駄ではなかった!と思う日が必ず来るでしょう。

ロザン宇治原さんも、「本や新聞を読むと、間違いなく語彙が増える。」と言っていますし、どんどん読む、どんどん調べる、素晴らしいことです。

ところで、すでにご存知とは思いますが、念のために、秋の学校説明会の日程をお知らせしておきます。

東海中学・・11月9日(土)
南山男子部・10月20日(日)&11月10日(日)予約必要
海陽中等・・10月14日(月)
名古屋中学・11月3日(日)・・・・プレテスト11月23日(土)

南山女子部・11月16日(土)
愛知淑徳・・10月26日(土)
金城中学・・11月9日(土)
椙山女学園・11月2日(土)・・・・入試体験11月2日(土)
聖霊中学・・10月26日(土)・・・プレテスト11月17日(日)予約必要
名女大中学・10月26日(土)11月23日(土)

愛知中学・・10月26日(土)・・・愛中模試11月16日(土)
滝中学・・・10月26日(土)27日(日)申込必要

日程の確認だけですので、詳細は必ず各中学に問い合わせてください。

名女大中学ですが、11月9日(土)に無料オープン模試があります。
10月30日(水)が申込締切です。
国語・算数のみですが、11月半ば頃に返却されますし、入試本番で慣れない校舎で緊張するのではないか、と心配なお子さんであれば、早い時期に、入試さながらの雰囲気で試験を受けるのも悪くないと思います。
こちらもまた、詳細を名女大中学に問い合わせてお申込みください。

日能研においても、中学別の模試が準備されています。
東海中学・南山女子部が・11月24日(日)、滝中学が11月4日(月)です。

この時期は、お子さんによって、仕上がり加減に大きな差があります。
結果に一喜一憂しても1点も上がらないので、どこが抜けているのかを細かくチェックする冷静さを持っていただけると、効果的な利用法と言えます。
逆に完成度が高ければ、そんな感心なことはありません。
今のまま進めれば問題ないので、安定させることを目標にしましょう。

過去問の取り組みが始まり、質問が増えて参りました。
携帯電話のメールにいただいてもお返事はできますが、パソコンにいただいた方が、打つのが速く、たくさんお伝えできるので、そちらにしていただけると助かります。


南山女子部・文化祭と、名進研の志望校別プレ入試

2013年09月19日 | Weblog
夏期講習も終わり、6年生にとっては、とうとうスパートのかかる秋になりました。
行事に追われながらも、過去問にも追われ、通常授業の予習復習も気が抜けません。
体調管理に神経を配りながら、しっかり前進しましょう。

ところで、文化祭シーズンがやって参りました。
9月21日・22日は南山女子部の文化祭です。
恒例のステージが着々と準備されているようです。

長い間、ご愛顧いただきました、エリザベスの次女が所属していた器楽部も、22日(日)に、ライネルスホールにて演奏会があります。
相変わらず、早朝からならんで席を取っていただかないといけないと思いますが、今年も高校2年生にとっては最後の演奏会、感動の引退式のために、一生懸命に練習を重ねていることでしょう。

東京や関西など遠方の大学に進学した卒業生が多いわりには、毎年のように、何人かずつ連れだって、前の方の席で熱心にアンケートに励ましのメッセージを書く先輩たちの姿を見かけ、6年間の部活の絆の強さに、心温まるものがあります。
当然ながら、次女も、東京からかけつけます。
22日には部活のメンバーと一緒に、久しぶりの音色にホッとすることでしょう。

体育館でのダンス部のステージ、中学生のクラス発表、意外に知られていない東校舎では、卒業生の憩いの場や、割烹部の美味しいお店もあります。
生徒会の店の「みたらし」、これは絶品です。
今年も行列かも知れませんが、価値ある「みたらし」です。

ところで、10月6日(日)に、名進研の第1回志望校別プレ入試が行われます。
「東海中プレ入試」「南山中女子部プレ入試」
これらは、昔の模試と違い、解答用紙のスタイルにまでこだわる、入試慣れには欠かせないテストです。
「有名私立中プレ入試」
こちらは、東海・南山女子部向けのものとは形式が違い、志望中学にピッタリというより、複数校を受験される予定のお子さんのために、あらゆるパターンを想定して作られたものなので、柔軟な学力が試される価値の高いテストです。

また、11月3日(日)・1月5日(日)に実施される、プレ中学入試も、志望校合格率がわかりますし、上記のテストと合わせて定期的に学力を確認することで、モチベーションを維持する良い機会にもなります。
順位・偏差値も気になりますが、何より、間違えた問題を大切にして下さい。
理解が難しく、間違い直しの完成度が低いものに限って、重ねて出題されます。
ここからのテスト返却においては、わずかな順位の上下より、取りこぼしの確認を最優先しましょう。

秋からはなぜか毎日があっという間に過ぎます。
エリザベスも、ここからの数ヶ月間は、6年生からの報告を聞くたび、気持ちがあせりますが、本人に接する時ばかりは、笑顔になれます。
なぜなら、みんな本当に一生懸命に努力しているからです。
この経験が、生徒たちの一生の中で、素晴らしい糧になってくれるよう、エリザベスは、非力ながらお手伝いをいたします。

ところで、たくさんのお問い合わせをありがとうございます。
多くの方が、お返事のできるアドレスを併記していらっしゃらないので、そちらをコメントに入れて送ってくださるよう、お願いいたします。





夏期講習は睡眠を大切にし健康第一で。休日には全てに興味を持って。

2013年07月21日 | Weblog
とうとう夏期講習が始まります。
暑い屋外と、冷房の厳しい塾、気温差との闘いの毎日です。
夜は湯船にゆっくりつかり、できるだけ就寝時間がズレないように気をつけて、小学生らしい生活を送りましょう。
苦手教科や苦手単元が気になり、ついついテキスト以外にも問題集をプラスしてしまいがちですが、それは時間に余裕のある期間にとどめ、お子さんが気持ちに余裕がなくならない程度にしましょう。
あくまでも必要なものをしっかりと予習・復習をして、忘れかけたものを取り戻し、秋以降の応用発展レベルに向けての基礎固めに重きをおきましょう。
とはいえ、個々に違いはあるので、お子さんとのコミュニケーションを大切にし、体調や到達度に合わせて、親子ともに不安を残すことなく進めましょう。

まだ時間的に余裕のある3年生・4年生・5年生は、貴重な夏休みに、何に出会うかで人生が大きく変わります。
生まれつき算数の好きな子、国語の好きな子、いろいろです。
疲れきってしまうほどハードに連れまわすのは意味がありませんが、たまのお休みには、興味のありそうな楽しい場所に行ってみましょう。
エリザベスがしつこく書き続けているのが明治村です。

歴史のため、と思われがちですが、全体をまわると(一日では無理かもしれません)、北里柴三郎・夏目漱石・森鴎外・石川啄木など、様々な分野で活躍された偉人の足跡が残されており、身近に感じられます。
郵便事業の始まりもわかり、前島密の活躍にも接することができます。
ライトが設計した帝国ホテルもあり、建築学にも興味がわきます。
鎖国の時代から続いていた隠れキリシタンの歴史にも触れることができます。
根強い人気の明治維新の立役者の資料もたくさんあります。

エリザベスの長女は、北里柴三郎の研究に目を輝かせ、ライトの帝国ホテルで建築学に目を輝かせ、油屋の建物の構造にたいそう興味をもち、そのまま理系女子に成長しました。
次女は、森鴎外・夏目漱石が続いて住んだ「猫の家」に上がり、文机で作家の真似をして写真を撮って喜び、明治時代の郵便局の中にズラリとならんだ歴代のポストにたいそう興味を示し、文明開化の時代の「牛鍋」に大喜び、間違いなく文系女子で、おまけにお肉大好きの食いしん坊さんに成長しました。
まさか、ほんの数回の明治村で人生が決まるわけもないでしょうけど、二人とも興味を持つものは幼い頃から明らかに違い、その子の持って生まれた道なのだろうと、懐かしく思い出す今日この頃です。

特別な道に進まなくてもかまわない、と思います。
でも幼い頃に見たり聞いたりしたものは、目に見えないどこかで大きく影響を与えています。
ただ、楽しかった、だけでも素晴らしいことです。
どんなものでも見ていないよりは見た方がいい、読まないよりは読んだ方がいい、行かないよりは行った方がいい、会わないよりは会った方がいい。
人生の折り返し地点に来たエリザベスがつくづく感じることです。
小学生・中学生・高校生・・・・大学生ですら、貴重な時間だったな~と。
そして生徒の皆さんの貴重な時間をわずかでも共有できることに心からの幸せを感じています。
心が疲れた時は、遠慮なくコメントをください。
生徒に話していることが、もし同じように心に響くのであれば、いつでもお返事できます。
現実は厳しいです、でも心はいつも明るく穏やかでありたいものです。

南山男子部にて・西神父様の講演(第25回愛知サマーセミナー)

2013年07月14日 | Weblog
7月13日(土)から15日(月)まで、第25回愛知サマーセミナーで、南山大学・南山高等中学校(男子部・女子部)および南山大学附属小学校が会場になっています。
戸田奈津子さん・川口淳一郎さん・尾木直樹さんなど、多くの方の講演が予定されています。
エリザベスは昨日、南山学園高等・中学校校長である西神父様の講演のお手伝いとして、ご参加くださる皆様に、西神父様の簡単な紹介をさせていただきました。
人気の西神父様のことは、皆様よくご存知とは思いましたが、エリザベスは、南山女子部の卒業生であり、娘も南山女子部を卒業したばかり、西神父様については、どれだけ語っても語りきれないほどです。
それをわずか数分にまとめるのは大変な苦労ですが、どうしても伝えたいことのひとつは、
「楽しかった!で終わるのではなく、心にとどめておいていただきたい。数年後、数十年後に、西神父様のお話をはっきりと思い出す日が必ず来るから。」
ということでした。
西神父様はとてもお話上手で、涙あり笑いあり、ともすると、一瞬の気持ちの高揚で満足してしまいがち、でも、本当は奥が深く、長い人生の中で幾度となく、思い出されるものであります。
昨日も参加された方々の様子を拝見すると、楽しく笑い、うなづきながら涙をし、全員が心にエネルギーを充電していただけたようです。
いわゆる「宗教のお話」ではなく、「人として大切なこと」を教えていただける時間でした。
南山男子部・女子部の生徒は、6年間かけて、あらゆるシーンで、このような素晴らしいお話を聞かせていただけたのだと、あらためて感謝しました。
東京の大学に進学した娘に、ラインで講演の報告をしたところ、
「DVDはないの?聞きたかった。」
と言いました。
卒業生はみんな西神父様のファンです。
親が伝えたくても上手に表現できなかったものを、西神父様はわかりやすい言葉で子どもたちに伝えてくださいます。
10年後、20年後、30年後、その後もずっと、子どもたちが西神父様からいただいたお話に助けられて、豊かな心で生きてゆけることを祈ります。
会場ではご自分で準備されたルーズリーフにギッシリとメモを取りながら聞いていらっしゃるお父様・お母様も多く、相変わらずの西神父様の人気に驚かされました。
最前列で楽しそうにしていた女の子たちは愛知淑徳中学の2年生のグループでした。
キラキラした目で神父様を見つめ、泣いたり笑ったり、お話に夢中になっている様子はとても可愛らしく、エリザベスは、「楽しかったわね。」と声をかけてしまいました。
素直そうな綺麗な瞳のまま、美しい大人に成長していってくれることを祈ります。
蒸し暑い中、ずいぶん多くの方にご参加いただき、わずかながらお手伝いできたことを、とても誇らしく思う一日でした。

南山学園・海陽学園のコーラスコンサートがありました。

2013年07月02日 | Weblog
毎年恒例の南山女子部&男子部ママによるジャズコーラスグループのコンサートが東急ホテルにて開催されました。
中高一貫校というのはありがたいもので、第1回目から、横のつながりで、ずいぶん多くのお客様が来てくださいました。
第6回目となる昨日は、150名の会場で、また、ずっとお客様としてご参加くださっていた海陽学園のコーラスのみなさまと1曲、合同で歌うことができました。
デザートタイムに、海陽学園の先生や、コーラスの代表の方に、学校の様子をインタビュー形式でうかがってみました。
携帯電話やゲーム機の使用が禁止されているのは、やはり事実ですが、それでも大きなストレスを感じることなく生活できるほど、他の活動が充実していて楽しそうというお話でした。
また、中学1年生から親元を離れて寮で生活するのはどんなお気持ちでしたかという質問には、ご父兄からは、「入学式前日の入寮式で、先輩の生徒さんが、優しい言葉をかけて下さり、息子が手を引かれて寮に入ってゆく様子、今でも思い出すと寂しいような頼もしいような・・」とおっしゃっていました。
それでも、お子さんの楽しそうな様子に、入学させて良かったという気持ちでいっぱいです、ともおっしゃっていました。
同級生の息子さんは海陽から、東京大学に進学されましたが、中学受験の頃から彼を知っている私からみると、テニスの大好きな可愛い少年。
誤解があるといけないのですが、エリザベスが指導したわけではありません。
当時、海陽学園は創立されたばかり、まだ実績がないので、皆さん、入学させるのは迷いがゼロではなかったとは思いますが、寮生活に興味を持っていたから、など、本人と良く相談して決められたようなお話をよく聞きます。
もう1人の知り合いの息子さんも、海陽学園から東京大学に進学されましたが、
「海陽での出会いで東京大学に行きたいと言い出したのよ。何せ寮だから本人がその気にならないとどうにもならないの。」
と言っています。
ですから、全員が同じ道をたどるとは思えません。
ただ、そんなちょっとした出会いで人生が大きく変わる瞬間があるのだという、微笑ましいケースです。
名古屋地区ではまだ、寮生活をさせる中学生が多くないので、特殊な学校というイメージをもたれがちですが、子どもの性格やご家庭のお考えによっては、良い選択肢の一つなのかな、と思いました。

その会場で、若いママから「もしかしてエリザベスさんですか?」と声をかけられ、しばらくお話をしていました。
お子さんの中学受験が終わるまで、また終わった今でもこのページをご覧くださっているそうで、とても感激いたしました。

エリザベスは娘二人ともが中高一貫校だったので、その関係で、こうしたいろいろな学校つながりのママたち(エリザベスも娘たちのママなので)のイベントに参加することがとても多く、たまにこうして声をかけられます。
「ずっとお聞きしようと思っていたのですが、エリザベスさんですか?」
エリザベスは身分を隠して(笑)の活動ではないので、気になったらどんどん声をかけてください。
ほんの立ち話でも、お役に立てればそれが何よりの喜びですし、こうして文字で伝えるのと、直接お顔を拝見してお話しできるのとでは、全然違います。
中高一貫校に興味をお持ちのご家庭は、その兄弟姉妹はたいていいずれかに進学させますが、母は、それぞれの学校で、また違う学校に兄弟姉妹を入れている母と出会い、その偶然の出会いに話が盛り上がり、そこからまた友達の輪が広がる、それこそが、本人にとっても、ご父兄にとっても、中高一貫校の素晴らしいところです。
昨日のパーティー会場でも、そこかしこで、「ではうちの下の子の先輩なんですね。」「いつも次男が部活で仲良くしていただいています。」などの会話が飛び交い、ここはどこの学校の集まりなのだろう、と混乱するほどです。
エリザベス自身の同級生も何人もお客様で来てくれていて、そのたびに、友達の輪、に感激しています。

入ってしまえば楽しく充実した毎日が待っていますが、まずは志望校へのステップが大切ですね。
昨日、声をかけてくださった若いママも、「涙しながら読んだ日もありました。」とおっしゃいましたが、少しでも心に響くものがあったと聞くと、エリザベス自身もとてもうれしく思いました。
時に現実を見据えた厳しいお話をさせていただくエリザベスですが、参考になる情報を一つでも多くお伝えしたいとともに、ともすると弱りがちな気持ちに「今だけ少し辛抱して、一歩でも前に進みましょう。」とエールを送りたいというのが、ブログスタートの本来の理由です。
心配をし始めると、心身ともに疲れてしまいがちな中学受験のご父兄に、読んだら少しだけ気持ちが楽になった、あるいは、「よし、気持ちを切り替えてこれでやってみよう。」と次に進む勇気がわいた、そう思っていただけるものを目指しております。
エリザベスがずっと感心するのは、11歳や12歳のご本人も、これを読んでくださることです。
精神年齢が限りなく大人に近づく年代なので、言葉一つも気をつけなければ、と戒めるようになっています。
「この人ってエリザベス?」と思ったら、遠慮なさらず声をかけて、お話ししてみてくださいね。
出会いはとても大切で、エリザベスはそれに心より感謝をする毎日です。

29日に東海中・高サタデープログラムが開催されます。

2013年06月28日 | Weblog
6月29日に、東海中学・高校のサタデープログラムが開催されます。
エリザベスとしては、ぜひご参加いただきたいイベントの一つです。
東海という学校は、生徒に大部分を任せることが多く、サタプロも実行委員会の中1から高2の生徒が、春から一生懸命に準備をして当日を迎えます。
著名人がたくさん集まってくださるのですが、その出演交渉も生徒たちの役目です。
これで23回目となり、毎年、楽しみにしているファンが多く、エリザベスは、オーケストラ部の「あなたも指揮者」などを取り上げてきました。
今年もとても豪華な内容になっています。
その中でも、中学受験のお子さんにおススメのものをいくつかご紹介します。

「美しい日本語・季語をかるたで」
「小学生将棋大会」

そして今、話題の東海中・高出身である東進ハイスクールの林修先生。
第2部(11:50~13:20)ですが、立ち見を含めて1800名分の席しかないので、朝8:30から整理券を配るそうです。
体育館3階アリーナだそうです。
「今でしょ!なぜ勉強しなければいけないか」

「あなたも指揮者・ドボルザーク新世界第4楽章」
第2部(14:00~15:30)です。
指揮者希望の方は申し込みが必要です。
人気の東海オケ部と他校生との合同オーケストラの指揮ができます。
また、東海オーケストラ部のサロンコンサートもあります。

すでに満席となった講座もありますが、どうぞぜひ足を運んでみてくださいね。


得意教科・苦手教科にこだわらない、そして楽しく学習しましょう。

2013年06月19日 | Weblog
気候が不順で心身ともに疲れやすい季節になりました。
テスト返却があり、さらにドッと疲れるご父兄も多いでしょう。
気楽にやっているのに、なぜかずっと成績トップ、そんなお子さんは稀なので、疲れているのは自分だけではない、と安心なさってください。
真っ青になる瞬間ナンバー1は、得意教科の偏差値がガクッと下がった時です。
誰にでも、まあまあ安心な教科があります。
算数・国語が多いです。
けれども、進学塾のテキストの構成によっては、算数も、急激に難しい単元が3週間ほど続くこともあります。
国語は、得意な子ほど、それほど時間をかけませんから、他が気になって、ついついおろそかになって、文章を読むことから遠ざかってしまう時期もあります。
どの教科でも、手を抜いたら徐々に下がる、当たり前のことですから、冷静に考えれば、原因はすぐにわかります。
「得意なはずの算数がこんなことでは、もうどうしていいのか・・・」
「ずっと安心していた国語で点数をかせげなかったので、今回は総合順位がかなり下がりました・・」
ご父兄から寄せられる相談の、99%が、ここからスタートです。
ですから、ご安心ください。
みんな同じことの繰り返しをしながら、入試を迎えます。
何かが起こったら、早く原因を見つけて、軌道修正すれば、良い方向に進みます。

中学受験の時期だけでなく、ふと感じることがあります。
得意なものがあるのはとても素晴らしいのですが、それだけに頼らずに幅広い知識を積んで成長してほしいということです。
得意分野で活躍できるのは、理想的ですが、何か一つをやり遂げるのに、いろいろな方向から見て確認できる大人になるともっといいのでは、と感じます。
得意教科は算数、と決めつけるのではなく、やればできる、何でもできる、そんな気持ちでお子さんを伸ばしていけるといいと思います。
好きなもの、得意なものを1つだけにしぼってしまうと、それに何かあった時、逃げ場がなくなって、本人がとてもつらくなります。

「得意なはずの算数が・・」「安心していた国語が・・」
これは、お子さんを追いつめてしまいます。
エリザベスも受験生の母親でしたから、ついつい出てしまうセリフであるのは、理解しており、それが事実であるともわかっています。
ただ、不安なあまり、そればかり繰り返すと、お子さんは、自分はもうダメだ、とテンションがどんどん下がり、なかなか学習モードに切り替わりません。
エリザベスがお宅にうかがうと、うつむいたまま30分ほど、いかに自分がダメだったかを並べたてるお子さんもいらっしゃいます。
中学受験を考える小学生は精神年齢が高いですから、空気を敏感に察知します。
歯の浮くような言葉で励ましても意味がありません。
本人が納得する形で、次につなげるための学習計画を立てて、がんばろう!という気持ちを奮い立たせることこそがエリザベスの仕事かなと考えております。
こんな季節だからこそ、気分良く楽しく学習できれば、と思います。

先日、テレビで、漢字の覚え方をいくつか紹介していました。

「憂鬱」の鬱
リンカーンはアメリカンコーヒーを3杯飲む。
「葡萄」
サクサク浦和で缶ひろい。

どちらもとても難しい漢字ですが、このようにすれば、不思議なほど簡単に覚えられます。
エリザベスも「尋ねる」の漢字を、よえろすん、と覚えました。
カタカナのヨ・エ・ロと寸です。
漢字だけではなく、社会でも理科でも何でも、自分なりに楽しい覚え方を工夫するのも、頭の体操になりますよね。

「今でしょ。」東京の勉強会でたどりついた深い意味。

2013年06月08日 | Weblog
東京での勉強会で、名古屋を離れることが増え、生徒のみなさまにはご迷惑をおかけしております。
お会いする時には、多くの情報をお伝えできればと、それぞれに合わせてまとめておりますので、よろしくお願いいたします。

ところで、「今でしょ!」が流行っていますが、どのような意味でとらえていらっしゃいますか。
「どうせやるなら、今すぐスタートしましょう!」
まずはそういう意味でとらえます。
それで間違いなかったと思います。
ただ、今回の東京での勉強会で知り合った某有名進学塾の先生とお話しさせていただいて、ふと気づいたことがありました。

「どんな子どもでも、よし!がんばろう!という瞬間はあります。すぐにスタートする子もたくさんいます。ただ、理解できない壁にぶつかると、タイミング良く教えてくれる先生に出会わなければ、そこで簡単にあきらめてしまいます。そこをもうひと押しすることこそ、今でしょ!につながるのだと思います。」

その方と熱く語っているうちに、そんな風に思いました。
本家本元のお考えとズレてしまっているかも知れないので、大変申し訳ないのですが、エリザベス的には、中学受験こそ、そのタイミングがとても大切なのでは、と考えています。
小学生から高校生なみに積極的に先生に質問に出向く、また、質問する際には自分のわからない部分を正確に把握して先生に的確に伝える、これが完璧にできる子ばかりではありません。
できるように成長してゆくことこそが、受験の価値でもあるのですが、それを待っていて5年も6年もかかっていては、入試に間に合いません。
少し手助けする、励ますことで、良い方向に進めるのであれば、悪くはないと思います。
本人を一番よく理解しているはずの、兄弟姉妹はじめご家族、そして先生。
それでも不安が残る場合、遠慮なくエリザベスに連絡してください。
わずかでもお手伝いできることこそが、エリザベスの喜びです。

東京での勉強会は、いつも刺激があり、首都圏の受験のためというより、中学受験に携わる多くの先生方との交流が、ともすると守りに入ってしまいがちなエリザベス自身にとっての、「今でしょ!」の瞬間になっているような気がします。
自分が勉強していることが、ひいては、生徒の皆さんに良い影響になればと、無い知恵をしぼっております。

夏期講習準備で気持ち的にあわただしくなりがちですが、まずは目の前の課題を一つずつかたづけることからスタートすれば、大きな軌道修正は必要ないと思います。
ただし、無茶なスケジュールにしないように、そこだけは加減が難しいです。

小学校受験からスタートとお考えのご家庭も増えました。

2013年06月02日 | Weblog
連日の投稿になりますが、「多様化」の一つ、小学校受験について。
ご父兄が、教育により一層、真剣に向き合う時代背景を感じます。
ただ、どの中学が正解か、が永遠に答えが出ないのと同じく、どの形が正解か、も永遠に答えは出ません。
なぜなら、全て本人次第だからです。
与えられた環境でどれだけ自分を良い方向に育てていくかは、他人ではできないことなので、あくまでも本人に何かしらスイッチが入ることを願うばかり。
ただ、環境が悪いから~まわりが良くないから~というのは弁解なので、努力次第でなんとでもなる!ということだけはお子さんにわかっていただきたいです。

とはいえ、大きな期待を胸に私立中学に進学する以上、ここを選んで良かった!と思えるようにしたいですね。
よくご存知であれば問題ないのですが、できれば学校説明会には参加してみましょう。
意外な発見があったりして、親子ともにスッキリするかも知れません。

私立中学受験は希望する人にとっては狭き門であり、周知のごとくです。
時代とともに、私立小学校受験から考えるご父兄が増えました。
南山大学附属小学校、名進研小学校、そして椙山女学園大学附属小学校です。
椙山女学園大学附属小学校では、AO入試がスタートしました。
一般入試は1月ですが、AO入試はそれに先立って11月に行われます。
保護者との面接から始まり、お子さんとの面接。
一般入試とは違った形のチャレンジで、希望の小学校にご縁があるかも知れません。
6月22日(土)に椙山女学園大学附属小学校の学校説明会が開催されますが、AO入試については、8月31日(土)に開催予定の説明会で詳しくお話しされるでしょう。

数年前ですが、椙山女学園大学附属小学校から南山女子部に入学した数名は、すでに百人一首を完璧に覚えており、入学してしばらくは、古文の授業では余裕の笑顔でした。
幅広い教育の期待できる小学校があり、その6年間も充実させようとする動きがご父兄の中に出てきているようです。
エリザベスは、絶対に私立でなければ!という考えを持っているわけではありません。
小学校にしろ、中学校にしろ、ご家庭(お子さん)が、私立を希望された場合には、お手伝いをさせていただきます。
最近は、「エリザベス先生は、やはり私立小学校がおススメなんですよね?」と聞かれるので、誤解のないようにお願いいたします。
ちなみにエリザベスの娘二人はもれなく地元の公立小学校でした。
とても楽しい6年間でしたよ。
でも、時代にもよります、地域にもよります、本人の状況にもよります。
最善の道を一緒に考えていけるのが、家族の素晴らしいところですよね。

夏期講習の心構え・首都圏の中学受験事情

2013年06月01日 | Weblog
梅雨に入り、新学期と呼ばれる時期はとうに終わりました。
もうすぐ夏期講習の相談が始まります。
最近の大手進学塾は、オプションが多すぎて、どの程度まで必要かを迷われるご父兄が多いです。
おっしゃる通り、朝から晩までギッシリ、というのは考えもの。
どんな授業でも、予習復習ができなければ頭の中にしっかりおさまりません。
とはいえ、自己判断で弱点強化に励むのも、何かしらの目安がなければ40日間を充実したものにはできません。
全てはお子さんの進み具合によります。
進み具合は、単純に学力が高いか低いかではなく、一つの課題に取り組む時間に大きく左右されます。
超高速で算数の問題をバリバリ解いていくお子さんは、それはそれは頼もしく、ずいぶん充実しているように見えます。
逆に、一つの問題に時間をかけていると、とても心配になります。
時間のかけ方も程度問題でして、ただ解くのが遅いという場合、楽観はできませんが、一つの問題の中で自分の必要なポイントを的確に押さえ、教科担当の先生に質問する内容を自分なりに上手にまとめられる場合、ある意味、10倍のスピードで問題をこなすお子さんより、知識の定着度が高いとも言えます。
このあたりは微妙に個人差があり、ブログだけでは申し上げにくいので、残念ながら個別指導の中でしかお話できません・・・・
夏休みはとても貴重です。
そこをどう過ごすかで、大きく差がつきます。
どうぞ判断を間違えることがありませんように。

また、学校説明会も一年中行われているので、少しでも興味のある学校にはお子さんを連れて行ってあげてください。
お子さんの中での何かが変わる瞬間があるかも知れません。

ところで、格差が広がる世の中でして、語彙力も大きな開きがあります。
中学受験で、大人でも知らないような語彙が身についているお子さんが多くても、20歳過ぎても、おどろくほど幼稚な表現しかできない人も依然として多いです。
これは社会問題にすらなっており、テレビでのクイズ番組にも反映されるように、意外なタレントが急激に知識を深めていたりして感心します。

よく出題されて、もう今さら・・・というものをいくつか。
「気のおけない友達」
「汚名返上」
「名誉挽回」
「さわりだけでも聞かせてください。」

ほとんどの大人はわかっていても、中学受験の段階では、まだまだ100%浸透しているわけではなさそうです。
どうぞ、ご家庭で確認なさってくださいね。

先日も少しふれましたが、最近では、愛知県内だけでなく、首都圏・関西圏の私立中学を希望される方が増えています。
おりしも、エリザベスの活動に少々、興味を持ってくださった企業の御厚意で、東京での勉強会に参加することが増えました。
小学校受験・中学受験で、地域によって温度差が大きいことは昔から言われていましたが、昨今はそれだけではない、計り知れない重圧を感じます。
この場を借りて説明できるほど単純ではない、「多様化」のようなものを感じます。
エリザベスなりに咀嚼をして、うまく表現できるようになったら、少しずつお伝えできれば、と考えております。
まずは、愛知県の大手進学塾の、夏期講習申し込み相談をスタートさせます。
もう夏休み?
そう、もう夏休みなのです。

南山大学附属小学校・名進研小学校の説明会、数に興味を。

2013年05月19日 | Weblog
ゴールデンウィークも過ぎ、ただテストに追われる6年生が増えてきました。
進学塾によって名称は違っても、この時期から先は、ひたすらテストに追われます。
30分でも無駄にはできないと、テレビを禁止したり、お友達と遊ぶ時間が全く無くなったりと、気持ちばかり落ち着かなくなるご父兄は多いです。
現実に、時間をかけた分だけ、理科の記憶単元や社会はたくさん覚えられるでしょうし、理科の計算単元や算数は、一つでも多くのパターンに当たった方が、応用がきくでしょう。
コンスタントに続けることはとても大切ですが、急に極端な生活を始めると、お子さんの中には、まわりの期待にこたえようとするあまり、心身ともに無理してしまう場合もあります。
お子さんの顔を、毎日じっと見て、可愛いな~って思ってあげてくださいね。
よくがんばってるな~って、ニッコリしてあげてください。
そうすれば、お子さんは、少々無理をしていても、心だけは幸せになります。
ただ、お子さんから笑顔が返ってこなかった場合が要注意です。
進むべき方向からずれている可能性があります。
親が追いつめている、だけが原因ではないので、自分を責めないでください。
中学受験は、わずか12歳の子どもには、なかなかの試練です。
乗り越えられる子がほとんどですが、中には、ちょっとしたきっかけで笑顔を失ってしまう子もいます。
長期間にわたって、笑顔を失っている場合、受験をやめるという短絡的な解決ではなく、どうすれば乗り越えられるか、親子で考える、それも大切な時間なのではないかな、と思います。
理想ばかり追い求めても、うまくはいきませんが、大きな愛でをつつんであげられる親になれるといいなと、エリザベス自身もそれを目指しております。
さて、直前期にはそんな悩み相談も増えますけれど、勉強は基本的にはとても楽しいものですよね。
小学校2年生・3年生の頃から、数に興味がわいていると、算数の勉強はそれほど苦痛ではなくなります。
円周率の表記をわかりやすく小数点を使って3.1415~としたのは、スコットランドのネイピアでした。
それまではベルギーの数学者ステヴィンのややこしい表記でした。
それでも小数の理論を提唱した人ですから、立派な方です。
話は戻りますが、ネイピアは小数点を使って円周率を表記した以外にも、活躍しています。
天文学的数字を扱うのにとても役立つ「対数」を考案した人でもあります。
なんと20年もかかりました。
そして、「驚異の対数法則の記述」を出版しました。
当時、天文学的数字を扱うのがとても必要になっていました。
なぜでしょう。
16世紀のヨーロッパは、大航海時代です。
船に乗って、地球儀の表面をグルグルまわろうとがんばっていたわけです。
新大陸を求めて、また、新たな貿易相手を求めて、どんぶらこ~どんぶらこ~と海をただよいますが、さてどちらにどれだけ進めばいいのか、また、現在、どれだけ進んでいるのか、何を頼りにしていたのでしょう。
星の運行です。
ただ星を見ているだけでは、わかるわけありませんね。
星の運行を記した暦を作るのが、当時の天文学者の大きなお仕事でした。
それはもう大変、天文学的数字、天文学的計算、それをいかに簡単にするか、日夜、頭を悩ませていました。
「対数」は救世主でした。
イギリスの数学者ヘンリー・ブリッグスが、ネイピアに協力し、共同研究で、「常用対数」を作り上げました。
何人もの学者の努力の末、劇的に進化した「計算」は、世の中の多くのものを進化させました。
こんな進んだ計算は中学受験には関係ない・・・ように見えますが、実は、中学受験の算数ほど難しいものはないのです。
中学の数学のように公式を使うわけではなく、きちんと理屈を理解して、まわりくどく計算して答えを出す、中学受験の算数は、教える側もそれはそれは根気のいる作業ですが、理解しようとする小学生の頭はフル回転、興味がなければとてもやっていられるものではありません。
興味をもつって、本当に大切です。
生まれつき、何にでも興味があって、どんどん勉強に結びつけていく子もいます。
でも、何かに興味をもつのに、時間のかかる子も少なくありません。
こればかりはその子のもった運命みたいなものもありますから、無理強いはしなくていいいでしょう。
ただ、同じ人生、多くのものに興味を持って、なんでも楽しめる、そんな大人になってほしいと思います。

少し前に、愛媛のみかんはなぜ美味しい?という話がありました。
3つの太陽が照らしているからだそうです。
太陽からの直射日光、それが海で一度はねかえった日光、さらにそれが海沿いの段々畑それぞれの段に積まれた石垣に当たって海に戻るようにはねかえった日光。
その3つの日光が、みかんの木を育てているのです。
子どもへの愛情のような気がしました。
12歳の受験は愛情たっぷりのものであってほしいと、切に願います。

南山大学附属小学校の説明会は6月15日(土)、名進研小学校の説明会は6月2日(日)と7月7日(日)です。
この名古屋でも、中学受験のみならず、とうとう小学校受験の相談が増えました。
チャレンジが一つ増える、という認識でいいのでは、とも思います。
名進研小学校も今後が楽しみですね。


ゴールデンウィークも有意義に。

2013年04月30日 | Weblog
新入生のみなさんは、そろそろ生活も落ち着かれた頃でしょうか。
通学に慣れ、新しいお友達に慣れ、部活にも慣れて、楽しい毎日が始まっていることでしょう。
中高一貫校は、6年間でひとまとまりです。
あっという間とはいえ、一番多感な時期ですから、身体の成長のみならず、精神的にも大きな変化があります。
中1の自分、中2の自分、中3の自分・・ご父兄の方々も、振り返ってご覧になると、いろいろな自分を思い出されるでしょう。
中学に入ってホッとするものですが、そこからスタートする新生活の中で、お子さんがどんなことを考え、どんなことを喜び、どんなことを悩み傷ついているのか、しっかり見守ってあげていただきたいと思います。
中高一貫校の特徴は、6年間の強い絆が育つこととともに、6年間かけて自分の進みたい方向をじっくり考えられるということかも知れません。
部活や様々な活動を通して、青春を謳歌しつつ、自分に必要な学習にもしっかり目を向けて生活していけると理想的です。

新入生からの報告が相次ぎ、うれしさのあまり、入学後のお話ばかりになりましたが、まずは中学受験ですね。
ゴールデンウィークに入り、6年生は変わらずの生活で、次の大きなテストに向けて学習に励んでいらっしゃると思います。
4年生5年生は少しだけ時間の余裕があるかも知れません。
何年間もうるさく申し上げている、理科や社会に対しての興味を深めるにも役立つお出かけ、それがおススメです。
昔なら、さしずめ、名古屋市科学館、明治村などが代表的なものですが、時代とともに、ずいぶん増えていますし、意外なところで子どもの心に響く催しがありますから、テレビや新聞で見つけられたら、貪欲に出かけられるといいでしょう。
明治村で思い出すのは、森鴎外と夏目漱石が入れ替わりで住んでいた「猫の家」です。
エリザベスの二人の娘たちがよく訪れていた頃には、家の中を見て回ることができ、二人の文豪が向かっていたであろう机で、同じような姿勢で写真を撮ったり、明治時代の静かな生活に身を置くこともできました。
北里柴三郎の関係していた学校校舎もあり、実験室で白衣を着て試験管やフラスコを触って、科学者気分にひたるのも楽しいです。

夏目漱石といえば、文学史では頻出の文豪です。
彼は交友関係が広く、森鴎外・正岡子規・高浜虚子・横山大観とも縁があります。
1人ずつバラバラに覚えようとすると、大変なのですが、正岡子規とはほぼ同輩、高浜虚子は夏目漱石に執筆をすすめられたほどの後輩、など、つながりを知っておくと、知識が定着しやすいです。
夏目漱石の弟子たちが集まる文学サロンが「木曜会」でして、中学受験レベルですと、芥川龍之介・菊池寛・高浜虚子らが参加していたことを覚えていればいいでしょう。

夏目漱石は東京大学の英文学科を卒業し、まず早稲田大学で教鞭をとります。
愛媛の中学校・熊本の高等学校と赴任を命じられ、次には文部省からイギリス留学を命じられます。
ちょうどパリ万博の年でした。
3年後に日本に戻り、東京大学の英文学科で講師になります。
やっと落ち着き、執筆活動を始めたのでしょうね。
2年後に「吾輩は猫である」を「ホトトギス」という雑誌に連載します。
「坊ちゃん」「三四郎」と続きます。
他には、「こころ」「草枕」「それから」「倫敦塔」などがあります。

昔は人生五十年と言われたものですが、夏目漱石も例にもれず、わずか49歳でこの世を去りました。
短い人生でしたが、多くの素晴らしい作品をのこしてくれました。
時間があれば、読みやすくユニークなものばかりですから、ぜひ読んでみてください。


海陽・高田と、選択肢が増えました。

2013年03月20日 | Weblog
昨年度より、生徒の志望中学の幅が広がりました。
神戸女学院・海陽学園・高田など。
数年前までは、県外受験も想定します、と、おっしゃりつつも、最終的には東海・南山女子部を第一志望にされるご家庭がほとんどでした。
ところが、優秀なお子さん方が、名古屋市内にとどまらず、全国の難関大学に散ってゆく様をご覧になってか、中学受験の段階で、すでに全国に目を向けていらっしゃるご家庭が急激に増えました。
以前なら、進学塾にすすめられ、記念受験と称して、神戸女学院・灘・鹿児島ラサールに合格しながらも、地元の東海・南山女子部に進学されたものですが、最近は、実際に進学することを考慮して、受験されます。
それも、首都圏の御三家など、名前だけで選ぶのではなく、教育内容、ひいては、大学合格実績も、気になる内容をしっかりお調べになって候補にされます。
そんなわけで、エリザベスの生徒も、次から次へと興味のある中学の幅が広がり、ずいぶん勉強させられます。
名古屋市内の中学ではまれな、年内に出願するケースもあり、早めに準備しないと、バタバタします。
あくまでも13歳になるお子さんが、その中学に進学して楽しく生活できるかどうか、が大切なのですが、最近の小学生は、とてもたくましく、少々のことでは動じません。
親元を離れるのは、平気ではないでしょうに、それにも勝る入学後の生活への期待に、目がキラキラと輝いています。
小学生のパワーは素晴らしい、と、いつも感動いたします。

海陽学園の本年度の進学実績も、昨年度に次ぐなかなかのもので、男の子の中学・高校の6年間は、とても大切なんだと痛感します。

ただ、押されぎみの名古屋市内の伝統ある私立中学も決して負けていません。
医学部進学者が全国でトップクラスの、東海・南山女子部は相変わらずの大躍進。
どうも東大理科三類の合格者数が噂になっているようで・・・
詳細がわかりましたら、またご報告いたします。
6年間は、それはそれは楽しく、あっという間です。
それでも大学受験は待ってくれません。
時間の使い方を上手に、それでも皆さん、充実した青春時代をお過ごしです。
そんな素敵な私立中学・高校生になるために、小学生のみなさん、一緒にがんばりましょうね!

本年度の新6年生は、大手進学塾にお通いのお子さんのみ、相談を受け付けます。
新5年生・新4年生はまだ大丈夫です。
また、勝手ながら、6年生は夏休み以降の入会の方に限っては、生徒としての継続指導ではなく、単発の相談のみとなります。
そちらは日にち・時間さえ合えば大丈夫です。
返信するためのアドレスを併記してコメントとして送ってくだされば、できるだけ早くお返事させていただきます。

2013年度新入生おめでとうございます!

2013年03月17日 | Weblog
御無沙汰しております。
本年度も無事に中学入試が終わり、それぞれの春をお迎えのことでしょう。
長い間、変わらなかった2月11日の南山女子部の入試も、時代の流れで勝手が違ってきていますね。
とはいえ、合格するためには、やるしかない!それは変わらないことです。
わずか12歳の子どもに、あまり厳しい現実をつきつけるのもどうか、とは思いますが、本人に希望の学校ができれば、その目標に向けて努力するのは悪いことではありません。
ちょうど寒い季節に、体調管理も大変ですけれど、親子でがんばり続ける数年間は、何年も、いえ、何十年もたった頃、素敵な思い出になります。
名古屋も小学校受験がマイノリティーではなくなりました。
小学校・中学校・高校・大学・就職あるいは国家試験・結婚・女の子にとっては出産・・・・・・・・
と多くの分岐点が続きます。
そのたびごとに、自分にとって何が大切かをしっかり判断して、一歩ずつ幸せに近づいていっていただきたいと思います。

さて、相変わらず私用で東京滞在が長く、生徒の皆様には多大なご迷惑をおかけしたこと、あらためてお詫び申し上げます。
例年のように、合格実績を載せます。
併願校と最終的な進学先などを詳細にという声があったのですが、完全個別指導である意味がやや薄らいでしまうので、それぞれの中学への合格者数でお知らせいたします。
もちろん、個別指導している生徒あるいはそのご父兄に、過去の例として、参考までにパターンをお話するのはよくあることです。
皆さん、本当に優秀で、続く生徒たちにも、ぜひ見習っていただきたいことばかりですから。

男子4名・女子7名でした。

東海2名
南山男子部2名
海陽2名
名古屋4名

南山女子部3名
愛知淑徳6名
金城学院1名

滝9名
愛知10名
高田3名

以上です。


優秀で可愛いお子さんばかりでした。
自分の娘たちが大学生になり、小学生の頃を懐かしく思い出しています。
子どもの成長はあっという間です。
1年を、もっと言えば、1日を大切に過ごしましょう。
勉強も大切、そして親子の触れ合いも大切です。