まるの練習日誌

今の目標は、嫁さんより1日でも多く走り続ける♪

ありがとう♪

2018年01月15日 12時49分56秒 | 家族
生命の誕生と終焉は、いつも突然です。

実家の時計も、ちょうど亡くなった時間で止まっていました。

人間は、生まれた時間に最後を迎えるという話もあります。

看取る事が出来たのは私だけだったので、その時の様子を話したいと思います。

8日の深夜1時頃に病院から電話があり、嫁さんと二人で直ぐに駆けつけました。

着いた当初は呼吸も激しく、とても辛そうでした。

肩をさすりながら『頑張って』『お母さんが会いたがっているよ』と声をかけ続けました。

酸素量を増やしてからは、呼吸も落ち着いてきました。

モニターの数値が安定している様に見えたので、嫁さんには帰っても大丈夫と言って病室には父と二人になりました。

そんな状態が続いていたので少し安心していましたが、4時頃から数値が下がってきました。

時折、父の目から涙が流れたのですが、その涙の意味は分かりませんでした。

私には『ありがとう♪』と言ってくれている様に聞こえましたが。。。

呼吸も少なくなってきて私が声をかけると数値も上がるのですが、その繰り返しも長くは続かなかったです。

その頃からは、私も『頑張って』から『頑張ったよね』に言葉も変わっていました。

『ありがとうね』『お母さんは自分に任せてね』と言葉をかけ続けていましたが、モニターからはアラームが鳴り始めました。

何度か呼吸が戻ってアラームも止まるのですが、そんな繰り返しも長くは続かずに5時頃に亡くなりました。

最後の瞬間は今まで動かなかった口が動いて、かすかな声が聞こえて目は涙で潤んでいました。

ただ、苦しむことも無く安らかに眠るようだった事は良かったです。

最後の最後まで、みんなの為に頑張ってくれたと思います。

最後は私だけで可哀そうだったけど、私にとっては二人で夜を過ごした忘れられない時間になりました。


本当に感謝の気持ちしかありません。

まだまだ父の器には到底届きそうもありませんが、少しずつでも頑張ります。

自分が思っていた様に、自分も家族から愛される父親になりたいと思います。

皆様のお心遣いに感謝致します。

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