昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

ドラマ中継

2024-03-15 08:15:35 | 日記
三島由紀夫の小説「宴のあと」が告訴され裁判になったのが1961年の今日。

無骨ながら理知的で高邁な理想をもつ都知事候補より、選挙違反や裏切り上等で、土着的な情熱と愛情を前面に情や欲に訴える政治素人の愛人である料亭女将の方が、政治を動かす力を持つというこの小説の裁判の争点は「プライバシーの侵害」でした。つまり内容を凡そ事実と認めたという事。

社会人の方であれば、これは日常的な社会のごく当たり前の光景であり、敢えて言われるまでもない事でしょう。それは令和でも同様ですから。

民衆に対し、カエサル殺害の正当性を理で訴えたブルータスは、情に訴えたアウグストゥスに破れ処刑されたことを想うと、ヒト本来の持つ性なのかもしれません。すべての人類が理性による自己制御が可能かどうか。2000年経っても出来ないところを見ると難しいのかもしれません。

いくら素晴らしい法や形を作っても、それが綺麗に本音と建前で分けられるようでは、法や規則は単なるドラマに過ぎないのでしょう。

政倫審の中継を観ました。
つまんなかったです。脚本や演技のわりに製作費(税金)が掛かり過ぎじゃないでしょうか。
「ゴジラ-1,0」は低予算でアカデミー賞取ったというのに。

議会、選挙、民主政治って何なんでしょう。

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