昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

金時計

2024-09-07 07:38:29 | 日記
自民党総裁候補の公約がボチボチ耳に入ってくるようになりました。

「何でも国民全員マイナンバーカード持った上で確定申告すれば、ピンチの時にはリアルタイムで公的資金援助が受けられるらしい」と以前からベーシックインカム推奨派の方。なんだか自分の都合のいいように、都合のいいとこだけ抜き出して解釈する典型の様な気もしますが、それはそれで「幸せ」の秘訣かも知れません・・・後で後悔するかもですけど。

鎌倉の長谷に豪華な別荘を持つ外国人講師のへいげん何某。門の前に「家の周囲で金時計を無くした。見つけた方に謝礼百円!」当時の価値で年収3~4年分。行政、警察に言えば探してくれるだろうけど、近隣住民の方に日頃のお礼がしたいそうだと邸宅の賄いをする老婦人。

目の色変え挙って雑草を刈り探す住人達、しかし金時計は見つからず・・・実はハナから無くしてなどいませんでした。
広い敷地の雑草の処分をタダで済ます為の方便・・・馬鹿な奴らと英語で呟く、言葉は判らないだろうと。

でも英語解る人が丁度いまして。
偶々捕まえたスリと共謀、金時計を盗ませ、へいげんに謝礼の百円と交換させ参加した住民達に分け与えた泉鏡花「金時計」を思い浮かべます。

税収増、財政規律、もっと言えば国民管理支配という側面もあるかと思います。その善し悪しの判断は、人それぞれでしょう。

雇用者の給料は上がったものの、大企業の所得分配率は低下したとか。税収の最大化を果たした政府と併せて、弱者より強者への所得移転でしかない体制、政策を是とする事への賛否もまた自由。

AI化やロボット化が進むのを前提とするなら、世界経済エコノミー=倹約が暗に合理化効率化の概念を含む以上、現在の人手不足は刹那的で、現新自由主義的政策により、目指す方向より外れた産業、小規模企業は淘汰し、先端大企業に集中させる手法は、大戦後GHQが、日本と異なり、財閥を中心とした復興計画を指導した韓国経済をふと想起させます。

財閥系に就職できない者は、海外で就職するしかない状況。それは将来、ただでさえ少なくなるであろう日本国民の、更なる減少さえ想定出来得るのではないかと。

それを選ぶのも自由ですが。ただ・・・
たたき上げの初代と違い、生まれながらにしてハイクラスの方の視点の少なさ、視野の狭さが気になります。そうでない方もいらっしゃるでしょうし、帝王学的には別に悪い事ではないんでしょうが、組織、延いては個人の利益に没頭する政治屋ではなく、国家的利益を目指す政治家としては如何ものか。

総裁選の半分以上が世襲ですか・・・












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