昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

サダコ記念日

2024-05-08 08:07:30 | 日記
1980,5,7、WHOが天然痘の根絶宣言。現在に至るまで唯一のウィルス根絶です。
これがなければ、滅ばされた超能力者と天然痘がタッグを組んで、井戸やテレビから這い出てくることも無かったんでしょうけど。

現実的には数カ国において、テロ生化学兵器用として培養されている模様。致死率20~50%とも言われ、ワクチン接種による免疫期限も5~10年だそうですから使用されたら大惨事。本来1度罹患したら体内に対処用の設計図を持ちますが、再攻撃された際、それを製造するまでの時間や「死んだり弱体化した」ワクチン接種では、身体の方も真剣には対応策を講じないようです。

ただRNAではなくDNAウイルスである為構造は安定的で、医療機関等にある過去のデータで十分に対応できるそうで。

最初はラクダからだったという天然痘の祖、牛馬に感染し最終的に人間間感染のみ劇症化するようになり、古代より猛威を振るい続けます。侵略者が持ち込み、家畜を持たないネイティブアメリカンの弱体化、アステカ、インカ帝国が征服された大きな要因でもありました。本邦でも仏教伝来時に海外より持ち込まれ大惨事となり、蘇我氏の影響力低下を招きます。奈良の大仏建立は天然痘調伏の為とも伝わります。

そんなつい最近まで人類を恐れさせた天然痘ですが、インドでは紀元前1000年頃、既に人種痘による対処がされていたそうです。
にも関わらず、1977年まではインドで天然痘は猛威を振るっていました。人口の多さ、密集度、国内格差。

知識や技術があっても、情報の共有や体制の維持管理が無ければ意味を成しません。もっともグローバルでなければエイズのように風土病に過ぎず、抑々パンデミックにはなりませんが。バベルの塔に雷を落とし、互いの言語を通じないようにした神様の気持ちもわかります。

過ぎてしまったことにあれこれ言っても仕方ありません。現状を受け入れた上でこれからどうするか。
まず対円安。