昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

すべて世は事も無し

2024-05-07 07:43:29 | 日記
内瀬戸谷川沿いのアザミが小雨に濡れる朝。
コンクリートの上にカタツムリ、The snail's on the thorn、トゲ(薔薇か?) の上ではありませんが。

純真無垢な娘が歩きながら詩を詠えば、街の悪人どもが感化されて改心していく・・・ロバートブライニング詩劇「ピパの歌」。
乙女チックなメルヘン?いやいや、唱には、存外そんな力が隠されているのかもしれません。

The year's at the spring And day’s at the morn Morning's at seven ・・・時は春 日は朝(あした) 朝は七時(ななとき)

The lark's on the wingを「揚げ雲雀名乗り出で」、God's in his Heavenを「神、空に知らしめす」と訳せる感性に敬服します。

All's right with world!・・・すべて世は事も無し  海潮音 上田敏

そしてその内容が、身近にあるごく普通の「自然」であること。

ああ、苦悩から脱する「蜘蛛の糸」は、最初から目の前に用意されてるんだと。