昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

糺の森の声

2024-05-15 07:55:54 | 日記
京御所から下加茂神社を経て、上加茂神社への雅な平安朝風8kmの行列。京都では賀茂祭(葵祭)か。

起源は567年、欽明天皇が天候不順による大不作の原因を占わせたところ「国津神」の怒りであると。賀茂別雷神社(上)主祭神カモノオオミカミ(アジスキタカヒコネ)、賀茂御祖神社(下)主祭神祖父タケツヌノミ(ヤタガラス)、母タマヨリビメの怒りを解くための祭礼だとか。

ブラジルでは寒冷前線の発生による大雨により気温低下が懸念され、前年より400万袋程増加見込みの収穫予定にも?がちらつく珈琲豆。
コロンビアではエルニーニョによる害虫発生率が高く、スプレモ中心に供給量減予定。
インドネシアやベトナムは記録的降雨不足でオファーすら出来ず、世界的需要増により歴史的高値をつけたベトナム産ロブスタは、アラビカより高くなりました。・・・こりゃ、世界中の神様に祭礼捧げないと。

エチオピアは海賊行為の影響によるコンテナ不足や航路スケジュールの混乱は収まっていませんし・・・それに円安。
こちらは神様の管轄ではないですけど。

さて、なぜ国津神は怒ったと占われたか。おそらく552年百済からの仏教伝来、新興勢力に対する旧体制からの防衛行為でしょう。

飢饉前から、多分大陸から持ち込まれた天然痘が猛威を振るっており、仏教擁護の蘇我氏の弱体化を図る、大伴氏の駆逐に成功した物部氏からすれば千載一遇の好機でした。・・・でもご存知のように詰め切れず、後に蘇我氏に滅ぼされることになります。神道と仏教は、明治までは折り合いをつけ共存共栄しますが・・・

さあ現日本は、どうなるか。